難波古代史研究(日本史研究叢刊) [全集叢書]
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難波古代史研究(日本史研究叢刊) [全集叢書]

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出版社:和泉書院
販売開始日: 2022/07/29
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難波古代史研究(日本史研究叢刊) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    難波地域は、古代にあっては、その時々の王権とさまざまに結びつく重要地域であった。このため、戦前から考古学・文献史学の双方から多くの研究が積み重ねられてきた伝統がある。本書では、文献史学の立場から、考古学的成果を十分に吸収しつつ、この地域を考えるための重要問題に新たな光を当てて再検討するとともに、これまで見過ごされてきた問題を掘り起こして考察した。難波屯倉の性格とその変遷、難波地域出土木簡とりわけ戊申年木簡の基礎的検討、難波長柄豊碕宮の造営と大化改新、複都制の否定と難波宮との関係、後期難波宮の国際性、摂津関の性格、播磨・西摂産材木と難波宮の造営、二つの難波市と相互関係、難波における荘の展開、難波真人高屋という謎の人物などである。また付編には、難波と深く関係する二つの地域に関する論考を収めた。海会寺を軸とする泉南地域、紀朝臣・紀国造紀直を中心とする紀伊である。
  • 目次

    前編 難波宮前史と前期難波宮の時代
    第一章 難波屯倉と古代王権―難波長柄豊碕宮の前夜―
     一 はじめに
     二 「钁丁」と「钁」
     三 三嶋竹村屯倉と「钁丁」
     四 難波屯倉
     五 むすび
    第二章 難波宮跡北西部出土木簡の諸問題
     一 はじめに
     二 発掘調査の経緯と木簡の出土
     三 出土木簡の観察
     四 難波宮跡北西部出土木簡の問題点
      ⑴ 第一一号木簡の検討 
      ⑵ 木簡群の性格 
      ⑶ 七世紀木簡の出土例
     五 むすび
    第三章 難波宮跡北西部出土木簡再考
     一 はじめに
     二 「木簡群」の一括性
     三 荷札木簡の検討
     四 廃棄と投棄の時期
     五 むすび
    第四章 孝徳紀に見える諸宮―二段階造営説の再検討―
     一 はじめに
     二 小郡宮の現地比定
     三 小郡宮と子代離宮
     四 小郡宮の改作と蝦蟇行宮・朝庭
     五 小郡宮の礼法
     六 子代離宮
     七 難波長柄豊碕宮の造営工事と遷都
     八 難波長柄豊碕宮の造営
     九 むすび
    第五章 天武天皇の複都制構想
     一 はじめに
     二 複都制の詔とその後
     三 研究史の整理と検討
      ⑴ 信濃造都計画に関する研究史の検討
      ⑵ 天武天皇の複都制に関する研究史の検討
     四 天武天皇の複都制構想
     五 複都制から七道制へ
      ⑴ 複都制構想の非継承 
      ⑵ 七道制の成立とその意義
     六 むすび

    後編 後期難波宮の時代
    第六章 「複都制」再考
     一 はじめに
     二 「京」と「都」「皇都」
     三 「都」の変遷
      ⑴ 天武朝の「複都制」 
      ⑵ 新益京から平城京へ 
      ⑶ 難波京と平城京
      ⑷ 恭仁京・難波京・紫香楽京・平城京 
      ⑸ 保良宮・北京
      ⑹ 由義宮・西京 
      ⑺ 長岡京と平安京
     四 むすび
     複都制関係主要文献
    第七章 聖武天皇の印南野行幸と難波宮の造営
     一 はじめに
     二 聖武天皇即位初期の行幸
     三 印南野行幸と難波宮行幸
     四 中大兄皇子の豊旗雲の歌
     五 印南野の柏
     六 印南別嬢の伝承
     七 むすび
    第八章 古代における難波地域の性格
     一 はじめに―問題の限定―
     二 後期難波宮の性格
      ⑴ 後期難波宮の造営と大宰調綿の貢進
      ⑵ 七二〇~七三〇年代の東アジア国際情勢 
      ⑶ 国際情勢と後期難波宮の造営
     三 摂津関の性格
      ⑴ 古代関の三層構造 
      ⑵ 藤原広嗣の乱と三鎮 
      ⑶ 摂津関の性格
     四 むすび―古代難波地域の性格―
    第九章 難波宮の造営と材木の供給
     一 はじめに
     二 古代における材木の採取と輸送
     三 播磨国の材木と難波
     四 播磨国・西摂地域における材木の産地
     五 播磨国・西摂地域から難波への材木輸送
     六 むすび
    第一〇章 後期難波宮の内実
     一 はじめに
     二 大粮申請文書についての予備的検討
     三 中央官司の構成員と後期難波宮
      ⑴ 仕丁 
      ⑵ 雑任 
      ⑶ 四等官
     四 後期難波宮・京における官司・家の存在形態
      ⑴ 官司の施設 
      ⑵ 京内の家など
     五 発掘調査成果との比較
     六 むすび
    第一一章 古代難波の荘と物流―難波地域史の試み―
     一 はじめに
     二 朴消を練る
     三 難波堀江両岸の荘
     四 難波の市
     五 市指図の検討の成果と難波市南道
     六 『日本霊異記』上巻第三五縁と『難波市』
     七 難波における二つの市―難波地域史の試み―
    第一二章 難波真人高屋について
     一 はじめに
     二 難波高屋に関する史料
     三 難波高屋の位階と官職
      ⑴ 散位正六位下 
      ⑵ 経師
     四 難波高屋のカバネ真人
      ⑴「難波」を付した氏の名称とカバネ真人 
      ⑵ 難波高屋とカバネ真人
      ⑶ 難波王
     五 むすび

    付編 和泉と紀伊
    第一三章 海会寺の造営と和泉・紀伊
     一 はじめに
     二 先行研究の検討
     三 泉南地域の歴史的特質
     四 日根地域の氏と郡司
     五 海会寺の造営と造営氏族
     六 むすび
    第一四章 岩橋千塚と紀直
     一 はじめに
     二 古墳時代前期の倭王権と紀伊
      ⑴ 倭王権の構造 
      ⑵ 秋月1号墳 
      ⑶ 摩湯山古墳と紀伊
     三 古墳時代中期の倭王権と紀伊
      ⑴ 倭王権と大部族連合 
      ⑵「紀氏前身集団」の定義および構造
      ⑶ 朝鮮半島進出への参加と淡輪古墳群 
      ⑷ 鳴滝遺跡と西庄遺跡
      ⑸ 法円坂倉庫群の出現と国際情勢
     四 古墳時代後期の倭王権と紀伊
      ⑴ 「紀氏前身集団」の内部矛盾の進展とヘゲモニーの移動
      ⑵ 紀直と紀国造 
      ⑶ 屯倉の設置と紀伊
     五 むすび

    あとがき
    索引
     事項  
     歴史上の人物・氏
     書名・史料名  
     研究者名
  • 出版社からのコメント

    多くの研究がある古代難波に関する重要な諸問題について、文献史学の立場から、考古学的成果を吸収しつつ、根本的に考え直した一書。
  • 内容紹介

    古来、難波地域は各時期の王権と密接に関係し、そのため多くの研究が積み重ねられてきた。本書では、古代難波に関する重要な諸問題について、文献史学の立場から、考古学的成果を吸収しつつ、根本的に考え直した。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    栄原 永遠男(サカエハラ トワオ)
    東大寺史研究所所長・東大寺学術顧問、大阪歴史博物館名誉館長、大阪市立大学名誉教授、京都大学博士(文学)

難波古代史研究(日本史研究叢刊) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:栄原 永遠男(著)
発行年月日:2022/07/30
ISBN-10:4757610416
ISBN-13:9784757610415
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:374ページ
縦:21cm
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