鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本]

販売休止中です

    • 鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本]

    • ¥18,150545 ゴールドポイント(3%還元)
鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003604070

鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本]

安藤 秀幸(編集・著・文・その他)
価格:¥18,150(税込)
ゴールドポイント:545 ゴールドポイント(3%還元)(¥545相当)
日本全国配達料金無料
出版社:清文堂出版
販売開始日: 2022/08/10
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    研 究 編



    第一部 『鈴鹿の物語』研究序論

    第一章 『田村の草子』研究史

     はじめに
     一 『田村の草子』の翻刻
     二 研究史概観
     三 『田村の草子』主要研究
     おわりに――先行研究の達成と問題点

    第二章 『鈴鹿の物語』の諸本と系統

     はじめに
     一 主要伝本
     二 本文異同と諸本のグループ
     三 本文異同から得られるもの
     おわりに――本文グループの先後関係について
     附記 研究編と注釈編の使用本文について

    第二部 『鈴鹿の物語』とその素材

    第一章 『鈴鹿の物語』と『諏訪の本地』の関わり――〈鬼にとられる鈴鹿御前〉と〈飛ぶ剣〉を端緒として――

     はじめに
     一 大嶽退治譚――鈴鹿御前はなぜ「とられ」るのか
     二 〈飛ぶ剣〉の起源
     三 『鈴鹿の物語』と諏訪系説話
     おわりに――『鈴鹿の物語』の編集態度

    第二章 聖徳太子説話の裾野――『鈴鹿の物語』金飛礫退治譚から――

     はじめに
     一 「奈良坂の金飛礫」について
     二 金飛礫退治譚と『聖徳太子伝』
     三 龍馬入手譚と太子説話
     おわりに

    第三章 悪路王退治譚――『鈴鹿の物語』における鬼退治譚の素材と構成方法――

     はじめに
     一 『鈴鹿の物語』以前の悪路王説話
     二 悪路王退治譚と『酒呑童子』
     三 『鈴鹿の物語』と「諏方縁起」
     四 『鈴鹿の物語』と『神道集』高丸説話
     五 説話の分割利用――大嶽退治譚
     おわりに

    第四章 鈴鹿御前とかぐや姫――『鈴鹿の物語』と二種類の竹取説話――

     はじめに
     一 「神通の車」について
     二 鈴鹿御前の死と形見
     おわりに

    第五章 鈴鹿御前・田村将軍の死と蘇生――『毘沙門の本地』・『日光山縁起』を軸として――

     はじめに
     一 『毘沙門の本地』との類似
     二 冥途炎上説話と『日光山縁起』
     三 入れ替わり蘇生譚について
     おわりに――本地物としての可能性

    第三部 『鈴鹿の物語』の近世化

    第一章 『鈴鹿の物語』から『田村の草子』へ――古本系から流布本への変容――

     はじめに
     一 『田村の草子』と『鈴鹿の物語』
     二 大嶽丸退治と謡曲『田村』
     三 英雄としての田村
     おわりに

    第二章 大東急記念文庫蔵『すずか』について

     はじめに
     一 諸本における東急本
     二 東急本と他本の相違
     三 東急本の改作方針
     おわりに




    注 釈 編

    凡例・略解題


    1俊祐の結婚
    2日りうの誕生
    3身馴川の大蛇退治
    4照日との恋
    5照日の失踪
    6天狗の助言
    7多聞天の加護
    8陸奥たに三山へ
    9悪路王退治
    10ふせりの誕生
    11父子の対面
    12唐土攻め


    13金飛礫退治
    14立烏帽子捜索
    15鈴鹿の御殿
    16鈴鹿との出会い
    17田村の密書
    18鈴鹿の参内
    19高丸追討へ
    20鈴鹿の秘策
    21龍馬入手
    22鈴鹿との再会
    23大嶽退治
    24鈴鹿・田村の死
    25蘇生と栄華
    (26)他本の末尾・跋文

    参考文献
    引用・参照資料
    【翻刻】天理図書館吉田文庫蔵本「すゝかの物語」
  • 出版社からのコメント

    室町物語の一編『鈴鹿の物語』(『田村の草子』)について、先行説話との関係や近世化にともなう変容を論じ、また注釈を試みる。
  • 内容紹介

     室町時代から江戸時代初期にかけて、多くの短編物語が編まれた。今日の文学研究者に「室町物語」(広義の御伽草子)と称される作品群である。その中の一編に、『鈴鹿の物語』(『田村の草子』)がある。田村麻呂伝承と関連付けて紹介されることの多い本作であるが、その他にも異類婚姻や数度の化物退治、天女・鈴鹿御前との対決と婚姻、さらには主人公の死と蘇生など、興味深い要素に溢れている。本書はこの『鈴鹿の物語』について検討し、また注釈を試みるものである。
     本書は研究編・注釈編からなる。研究編は、『鈴鹿の物語』と先行説話・先行作品との関わりについて、すなわち『鈴鹿の物語』の編者は何を踏まえ、どのような操作を加えて物語を編んだのかということを主眼に論ずる。
     注釈編においては、天理図書館蔵写本を底本として校訂本文を作成し、注を付した。注については単なる語釈にとどまらず、表現の典拠や他作品に見られる類似表現、先行研究における解釈についても紙幅の許す限り記し、この作品の解釈と鑑賞に資するべく心がけたものである。 
     また、付録として天理図書館吉田文庫蔵本の翻刻を収める。
  • 著者について

    安藤 秀幸 (アンドウ ヒデユキ)
    安藤秀幸(あんどう ひでゆき)……1982年京都府生まれ 京都府立大学卒業・大谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了 現在、大谷大学・京都府立大学非常勤講師

鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:清文堂出版
著者名:安藤 秀幸(編集・著・文・その他)
発行年月日:2022/08/10
ISBN-13:9784792414764
判型:A5
発売社名:清文堂出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学総記
言語:日本語
ページ数:518ページ
他の清文堂出版の書籍を探す

    清文堂出版 鈴鹿の物語-研究と注釈 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!