困窮者に伴走する家庭経済ソーシャルワーク―フランス「社会・家庭経済アドバイザー」の理念と実務 [単行本]
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困窮者に伴走する家庭経済ソーシャルワーク―フランス「社会・家庭経済アドバイザー」の理念と実務 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2022/07/21
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困窮者に伴走する家庭経済ソーシャルワーク―フランス「社会・家庭経済アドバイザー」の理念と実務 の 商品概要

  • 目次

     刊行に寄せて[西村隆男]
     監訳者まえがき

    序文
     1.本書の意義
      本書のねらい
      CESFという職業の変化
      本書が出版された経緯
      本書の構成
      CESFに固有の専門性とは
     2.Conseiller・Économie・Sociale・Familiale――CESFを構成する4つの言葉が意味するもの
      Conseiller(「アドバイザー」)という呼称に含意されるもの
      Économie(「経済」)の持つ2つの側面
      Sociale(「社会」)と「福祉」の側面
      Familiale(「家族」、「家庭」)
     3.CESFの社会的認知
      CESFの置かれている矛盾と対立をはらんだ緊張関係
      CESFの特殊な専門性

    第1章 家庭科教育の社会・家庭経済への転換
     1.社会・家庭経済の職業としての実践
      家庭科教育から社会・家庭経済への転換に至る歴史
      家庭科教育の「専門性」――家事の知識と実践
      職業倫理の主張
      ヴィシー政権に関する概要
     2.家庭科教育から社会・家庭経済へ――曖昧な出発点
      家庭科教育の崩壊と再編
      深化する専門性
      複合的な専門職養成課程
      新たなプロフェッショナリティ
     3.アクターの動態
     4.CESFの新たな挑戦
      CESFが対象とする分野の妥当性
      CESFの具体的な業務
      CESFを取り巻く状況の変化
      CESFの専門性の深化とアップデート
      CESF養成教育の今後
      対立するCESFの職業倫理と雇用主の論理

    第2章 変化する社会状況とCESFの就職と職場
     1.近年における社会状況の変化
      社会的支援介入機関の再編
      家族手当金庫の業務の変貌
      法改正と福祉団体の増加
      変化を強いられたCESFの職業
      乱立する「社会的支援介入職」
     2.CESFの雇用主と介入の領域の変化
      雇用市場の再編――従来からの雇用者と新たな雇用者
      公的機関による雇用
      家族手当金庫で働くCESFの業務の変化
      病院で働くCESFの業務の変化
      CESFの将来有望な雇用業界――身体障害者・要介護者・法的成年保護・住宅・環境教育
      在宅生活の伴走者としてのCESF
      司法的伴走者としてのCESF
      エネルギー・環境教育アドバイザーとしてのCESF
      CESFの採用論理――CESFは他職種のソーシャルワーカーと同じ理由で採用されるか?
      CESFの就職方法

    第3章 CESFの業務と職種
     1.CESFの職務内容、プロフィール、活動内容の多様性
      フォローアップという活動領域
      家計教育活動
      職業的包摂のフォローアップ
      グループの教育活動およびグループ指導
      CESFの事務・運営管理
      地方公共団体のCESF
      介入における自律性の確保
      アシスタン・ソシアルとCESFの相互補完性の原則
      県議会に勤めるCESFのプロフィールと職務
      チームで働くCESFによる介入
      CESFへのインタビューから
      市町村役場におけるCESFのプロフィールおよび活動
      医療機関および社会福祉機関におけるCESF
      介入のコンテキスト
      アシスタン・ソシアルと協働するCESFの活動内容
      後見人担当の団体におけるCESF
      低家賃住宅公社の社会福祉アドバイザーとして働くCESF
      職業訓練および職業的包摂のための専門機関におけるCESF
     2.適応能力に優れた職業としてのCESF
      自らを模索し続けるCESFの抱える問題点
      介入領域における境界に関する問題
      介入の意味に関する問題
      CESFのアイデンティティを担保する行動倫理
      CESFによる介入の性質
      CESFの態度
      CESFによる介入の方法
      CESFの介入の教育的側面に対して認められる重要な役割

    第4章 CESFの専門性、知識および養成課程
     1.多様な職務状況におけるCESFの専門性と知識
      個別支援および教育活動を行う能力
      クライアントの状況を分析し、そのニーズと制度上の権利を正しく評価、把握する能力
      集団活動において「オールラウンド」の指揮指導を行う能力
      特に複雑な社会・経済的な状況を分析する能力
      サービス・研修を管理し、組織を管理する能力
     2.CESF養成課程の強みと弱み
      CESF自身の観点
      CESF養成校教員の観点
      雇用主の要請
      CESF養成課程の改革に対する見方
      CESF養成課程の特徴
      CESF養成課程の知識詰込み主義的な性質
      CESFのソーシャルワークへの組込み
      CESF養成課程における特殊性の不在

    結論
     1.本書における確認事項
      ソーシャルワークにおけるCESFの位置付け
      CESFに対する見方の変化
      ソーシャルワークの再編における社会・家庭経済の行方
     2.CESFという職業の今後
      職業倫理と雇用主の論理
      包括的かつ個人的なアプローチに対する疑問
      社会的支援介入における心理的支援の強化
      ソーシャルワーク労働市場の開放
      専門性と資格
      CESFの非職業化(非専門職化)に向かっていくのか
      世代間で異なるCESFの職業に対する認識を超えて

    補論 IRTS教育主任アニエス・フォステル氏へのインタビュー
      2011年以降の養成課程の改革
      CESFとアシスタン・ソシアルとの相互補完性
      CESFとBTSの国家試験
      CESFが就いているポストの例
      CESFに対する様々な呼称――資格と呼称の不一致

     文献
  • 内容紹介

    フランスの「社会・家庭経済アドバイザー」は生活困窮者の住居確保・多重債務・失業等の問題に対して、家計運営に関する相談支援を行う独自の国家資格である。今後の日本の政策への示唆となるこの制度について詳しく解説した、初学者向けの入門書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    アバレア,フランソワ(アバレア,フランソワ/Aball´ea,François)
    社会学者、仏ルーアン大学教授(労働社会学)。「イノベーションと社会」に関する研究グループを主宰

    ブリュネ,フローランス(ブリュネ,フローランス/Brunet,Florence)
    社会学者、FORS‐Recherche sociale(公共政策アセスメント独立専門機関)の研究責任者。Recherche sociale誌(FORSが発行する季刊誌)の編集責任者

    ケルチュド,ポリーヌ(ケルチュド,ポリーヌ/Kertudo,Pauline)
    社会学者、FORS‐Recherche socialeの研究担当者

    佐藤 順子(サトウ ジュンコ)
    京都市役所福祉事務所生活保護現業員、児童相談所児童福祉司などを経て、2000年より佛教大学福祉教育開発センター(現、専門職キャリアサポートセンター)専任講師。立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業

    小野 あけみ(オノ アケミ)
    日仏会議通訳者。ビジネス翻訳多数。国際基督教大学教養学部フランス文学科卒業。1982年よりフランス在住
  • 著者について

    フランソワ・アバレア (フランソワ アバレア)
    社会学者、仏ルーアン大学教授(労働社会学)。
    「イノベーションと社会」に関する研究グループを主宰。

    フローランス・ブリュネ (フローランス ブリュネ)
    社会学者、FORS-Recherche sociale(公共政策アセスメント独立専門機関)の研究責任者。Recherche sociale誌(FORSが発行する季刊誌)の編集責任者。

    ポリーヌ・ケルチュド (ポリーヌ ケルチュド)
    社会学者、FORS-Recherche socialeの研究担当者。

    佐藤 順子 (サトウ ジュンコ)
    京都市役所福祉事務所生活保護現業員、児童相談所児童福祉司などを経て、2000年より佛教大学福祉教育開発センター(現、専門職キャリアサポートセンター)専任講師。立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業。主な著書・論文:『フードバンク――世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』(編著、明石書店、2018年)、『マイクロクレジットは金融格差を是正できるか』(編著、ミネルヴァ書房、2016年)、「フランスにおける家庭経済ソーシャルワーカーの成立とその養成課程――日本に示唆するもの」『佛教大学社会福祉学部論集』(第9号、2013年)ほか。

    小野 あけみ (オノ アケミ)
    日仏会議通訳者。ビジネス翻訳多数。
    国際基督教大学教養学部フランス文学科卒業。
    1982年よりフランス在住。

困窮者に伴走する家庭経済ソーシャルワーク―フランス「社会・家庭経済アドバイザー」の理念と実務 の商品スペック

発行年月日 2022/07/30
ISBN-10 4750354317
ISBN-13 9784750354316
ページ数 201ページ
21cm
発売社名 明石書店
判型 A5
Cコード 0036
対象 一般
発行形態 単行本
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内容 社会
分類 社会科学
成年向け書籍マーク G
書店分類コード A100
再販商品 非再販
言語 日本語
出版社名 明石書店
著者名 フランソワ アバレア
フローランス ブリュネ
ポリーヌ ケルチュド
佐藤 順子
小野 あけみ
その他 原書名: LE M´ETIER DE CONSEILLER(`ERE) EN ´ECONOMIE SOCIALEFAMILIALE〈Aball´ea,François;Brunet,Florence;Kertudo,Pauline〉

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