電気系のための光工学―回路理論に基づいて [単行本]

電気系のための光工学―回路理論に基づいて [単行本] の 商品概要

• 目次

  第 1 章 二端子対回路
  　　　　§1.1 二端子対回路の表示法 1
  　　　　§1.2 二端子対回路の F 行列による表現
  　　　　§1.3 相反回路の特性
  　　　　§1.4 インピーダンスの関連事項
  　　　　§1.5 無限周期回路
  
  第 2 章 分布定数線路
  　　　　§2.1 伝送線路の等価回路
  　　　　§2.2 分布定数線路の F 行列による表現
  　　　　§2.3 分布定数線路における反射とインピーダンス
  　　　　§2.4 F 行列とユニモジュラー行列の数学的性質
  　　　　§2.5 無限周期構造
  
  第 3 章 電磁波の基礎
  　　　　§3.1 電磁波の基本パラメータ
  　　　　§3.2 1 次元波動
  　　　　§3.3 電磁波と分布定数線路における特性の関係
  　　　　§3.4 スネルの法則
  　　　　§3.5 フレネルの公式
  　　　　§3.6 電磁波と分布定数線路における反射係数の対応
  　　　　§3.7 ブルースタの法則
  　　　　§3.8 全反射
  
  第 4 章 結像素子における F 行列を用いた光線伝搬特性
  　　　　§4.1 光学要素による光線伝搬の行列表示
  　　　　§4.2 球面レンズによる結像特性
  　　　　§4.3 球面反射鏡による結像特性
  　　　　§4.4 電波領域での反射鏡アンテナ
  
  第 5 章 ガウスビームの伝搬特性
  　　　　§5.1 ガウスビームに対する基本式
  　　　　§5.2 円形ガウスビームにおける複素ビームパラメータの物理的意味
  　　　　§5.3 複素ビームパラメータと一次分数変換：F 行列
  　　　　§5.4 結像レンズによるビームパラメータの変換
  　　　　§5.5 スポットサイズの物理的意義
  　　　　§5.6 楕円形ガウスビーム
  
  第 6 章 レーザと光共振器
  　　　　§6.1 レーザの発振原理
  　　　　§6.2 光共振器内の電磁界分布
  　　　　§6.3 光共振器の光学要素による等価特性を用いた解析法
  　　　　§6.4 光共振器の構成と安定性
  　　　　§6.5 各種光共振器構成におけるスポットサイズと波面の曲率半径
  　　　　§6.6 光共振器における共振特性
  　　　　§6.7 レーザのスペクトル特性
  
  第 7 章 2 乗分布形媒質における光の伝搬特性
  　　　　§7.1 2 乗分布形媒質における光線経路
  　　　　§7.2 2 乗分布形媒質の周期的レンズ列による光線伝搬の等価特性
  　　　　§7.3 2 乗分布形媒質におけるガウスビームの伝搬
  
  第 8 章 光導波路における光波伝搬特性
  　　　　§8.1 光導波路における導波原理
  　　　　§8.2 導波構造中の電磁界に対する二端子対回路による等価特性
  　　　　§8.3 スラブ導波路における電磁界の表現
  　　　　§8.4 三層非対称スラブ導波路の基本特性
  　　　　§8.5 三層非対称スラブ導波路の電磁界に関する諸特性
  　　　　§8.6 三層対称スラブ導波路の導波特性
  
  第 9 章 周期構造における光波伝搬特性
  　　　　§9.1 1 次元周期構造の二端子対回路による等価特性
  　　　　§9.2 1 次元周期構造における分散関係とフォトニックバンドギャップ
  
  第 10 章 光工学における諸概念
  　　　　§10.1 電波と光における類似点と相違点
  　　　　§10.2 光固有の基本概念
  　　　　§10.3 光の伝搬に関する基本原理・定理と関連事項
  
  第 11 章 電磁波の理論
  　　　　§11.1 マクスウェル方程式と関連する概念
  　　　　§11.2 電磁波の性質
  　　　　§11.3 不連続面での境界条件
  
  付　　録
  　　　　A. F 行列の固有値と固有ベクトルの導出
  　　　　B. チェビシェフの恒等式の導出
  　　　　C. ブロッホ-フロケの定理
  　　　　D. 2 乗分布形媒質における子午光線の経路の厳密解の導出

• 出版社からのコメント

  電気・電子系の学生および技術者を対象に，各種変換行列などを通して，回路理論と対応させながら光工学の基礎的内容をやさしく解説。

• 内容紹介

  近年、オプトエレクトロニクスやオプトメカニクスなど、光学との融合領域である光工学を必要とする分野が増加している。しかし、その素養のある人材は少なく、電気・電子関係出身の技術者を当てている場合が多い。本書は、電気・電子系の学生および技術者を対象に、インピーダンス・アドミタンスや各種変換行列をとおして、回路理論と対応させながら光工学の基礎的内容を平易に解説している。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  左貝 潤一(サカイ ジュンイチ)
  現在、立命館大学名誉教授・工学博士

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