パピルスが語る古代都市―ローマ支配下エジプトのギリシア人 [単行本]
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パピルスが語る古代都市―ローマ支配下エジプトのギリシア人 [単行本]

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出版社:知泉書館
販売開始日: 2022/08/03
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パピルスが語る古代都市―ローマ支配下エジプトのギリシア人 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1897年、イギリスのエジプト探検隊は、ナイル中部の失われた古代都市オクシリンコスで、ゴミの山から『トマスによる福音書』が書かれた一葉のパピルス紙を発見した。以後、陸続と発掘されたギリシア語パピルスは、その地の人々が廃棄した古典文学や聖書の断片、そして個人の手紙や実務文書など膨大な生活の記録であった。クレオパトラの死により紀元1世紀にプトレマイオス朝が滅亡した後、エジプトはローマ帝国の属州となったが、支配層をギリシア人が占めるギリシア世界であった。彼らはエジプトに同化しながらギリシア文化を拠り所とし、文字はギリシア語で記すことを決めたのである。本書は、オックスフォード大学で古典ギリシア語教授を務めた、オクシリンコス・パピルス解読の第一人者である著者が、大量の出土史料を駆使して、当時の社会と文化を余すことなく描き出す。ギリシア人の目に映るローマ皇帝、ナイル川の氾濫と農作物の収穫、市場での経済活動、現金と穀物を扱う銀行取引、厳しい徴税や徴発の制度、子供の教育に奔走する親、病気や怪我に際して助けを求めた魔術や医学など、人々の息づかいを伝えるとともに、迫害を受けた初期キリスト教のあり方や、古典作品について古典学の視点から光が当てられる。巻頭カラー口絵と、訳者による各章の懇切な要約も付し、古代世界へと誘う、わが国初登場のパピルス学入門である。
  • 目次

    日本語版序言
    序言
    地図

    プロローグ
    第1章 エジプト発掘
     1 エジプトとヨーロッパ
     2 古代エジプト研究の始まり
     3 イギリスにおける古代エジプトへの関心
    第2章 ゴミの山
     1 グレンフェルとハント
     2 ルネサンスの再来
     3 文学と生活
     4 過去の解読
    第3章 エジプトのギリシア人
     1 ギリシア人の王国からローマ属州へ
     2 エジプトとその地に暮らすギリシア人
     3 パピルス――砂のなかの文書
     4 都市と民族
    第4章 「栄光ある,いとも栄光ある都市」
     1 神殿と浴場
     2 家と庭園
     3 エリートと納税者
     4 栄光と危機
    第5章 皇帝――支配者にして神
     1 皇帝の訪問
     2 「記憶の断罪」
     3 「私はカエサルに訴え出ます」
     4 アレクサンドリアとローマの暴君
    第6章 ナイル川
     1 収穫後,氾濫前
     2 氾濫中
     3 氾濫後
     4 船
     5 穀物の輸送
     6 漁業
     7 ナイル崇拝
    第7章 市場
     1 取引の場
     2 市場の規制
     3 日々のパン
     4 蜂蜜と魚醤
     5 壺と煉瓦
     6 徒弟修行
     7 銀行――現金と穀物
    第8章 家族と友人
     1 手紙を書く
     2 配達
     3 友情,商売,社会的義務
     4 愛情と怒り
    第9章 詩人と学者
     1 学校に通う
     2 文字を習う
     3 古典を読む
     4 「大学」
     5 書物,図書館,読者
     6 作家と読み書きのできない人
     7 筆写者と文学の残存
    第10章 行政
     1 階層
     2 記録
     3 文書館と役所
     4 行政機構の崩壊と改革
     5 3世紀の危機
    第11章 生き残る
     1 医者と病気
     2 襲撃と事故
     3 占星術師
     4 サイコロを振る
     5 魔術師
    第12章 キリスト教と信者たち
     1 キリスト教徒と書物
     2 キリスト教徒と迫害者
     3 新しい信仰,古い問題
    エピローグ


    原著者紹介(葛西康徳)
    あとがき(髙橋亮介)

    史料についての注記
    エジプトの暦
    度量衡について
    参考文献
    図版出典一覧
    索引
  • 内容紹介

    1897年,イギリスのエジプト探検隊は,ナイル中部の失われた古代都市オクシリンコスで,ゴミの山から『トマスによる福音書』が書かれた一葉のパピルス紙を発見した。以後,陸続と発掘されたギリシア語パピルスは,その地の人々が廃棄した古典文学や聖書の断片,そして個人の手紙や実務文書など膨大な生活の記録であった。
    クレオパトラの死により紀元1世紀にプトレマイオス朝が滅亡した後,エジプトはローマ帝国の属州となったが,支配層をギリシア人が占めるギリシア世界であった。彼らはエジプトに同化しながらギリシア文化を拠り所とし,文字はギリシア語で記すことを決めたのである。
    本書は,オックスフォード大学で古典ギリシア語教授を務めた,オクシリンコス・パピルス解読の第一人者である著者が,大量の出土史料を駆使して,当時の社会と文化を余すことなく描き出す。ギリシア人の目に映るローマ皇帝,ナイル川の氾濫と農作物の収穫,市場での経済活動,現金と穀物を扱う銀行取引,厳しい徴税や徴発の制度,子供の教育に奔走する親,病気や怪我に際して助けを求めた魔術や医学など,人々の息づかいを伝えるとともに,迫害を受けた初期キリスト教のあり方や,古典作品について古典学の視点から光が当てられる。
    巻頭カラー口絵と,訳者による各章の懇切な要約も付し,古代世界へと誘う,わが国初登場のパピルス学入門である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    髙橋 亮介(タカハシ リョウスケ)
    1977年生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジ古典学科博士課程修了、Ph.D.(Classics)。現在、東京都立大学人文社会学部准教授

パピルスが語る古代都市―ローマ支配下エジプトのギリシア人 の商品スペック

発行年月日 2022/08/10
ISBN-10 4862853684
ISBN-13 9784862853684
ページ数 514ページ
19cm
発売社名 知泉書館
判型 B6
Cコード 3022
対象 専門
発行形態 単行本
内容 外国歴史
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分類 歴史
成年向け書籍マーク G
書店分類コード Q325
発売情報解禁日 2022/07/22
再販商品 再販
書籍販売条件 委託
言語 日本語
出版社名 知泉書館
著者名 ピーター パーソンズ
髙橋 亮介
その他 原書名: CITY OF THE SHARP-NOSED FISH:Greek Lives in Roman Egypt〈Parsons,Peter〉

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