古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書]
    • 古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書]

    • ¥2,86086 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003607225

古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書]

価格:¥2,860(税込)
ゴールドポイント:86 ゴールドポイント(3%還元)(¥86相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:和泉書院
販売開始日: 2022/08/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書] の 商品概要

  • 目次

    序 ―古典落語の当代性と歴史性―
    一、落語『佐々木裁き』の史層
     はじめに
     1、上方落語の西町奉行
     2、東町奉行・跡部良弼と与力・大塩平八郎
     3、佐々木高綱と真田幸村
     おわりに
     コラム① 尿瓶と守敏
     コラム② 「士農工商」世代の誤解
    二、落語『らくだ』にみる「死骸敵対」
     はじめに
     1、落語『らくだ』
     2、見世物「ラクダ」
     3、唐人踊り「カンカンノウ」
     4、鎌倉時代の「死骸敵対」
     5、江戸時代の「死骸塩詰」
     おわりに
     《付記》大塩の乱と落語『錦の舞衣』
     コラム③ 落語『ふぐ鍋』と『鉄砲勇助』
     コラム④ のりやのばあさん
    三、落語『鼓ヶ滝』と『 屋問答』に学ぶ
     はじめに
     1、落語『鼓ヶ滝』
     2、柳田國男「蒲公英」
     3、たんぽぽのぽぽ
     4、能『鼓滝』
     5、落語『餅屋問答』
     おわりに
     コラム⑤ 時代劇と落語の「御用提灯」
     コラム⑥ 新作落語『まめだ』と高度経済成長
    四、「無筆」の落語にみる笑い
     はじめに
     1、江戸前期の軽口噺
      ア、「日四、五斗」 イ、「貸家・貸蔵」 
      ウ、「酒肴」 エ、「桐油合羽」
     2、江戸後期・明治期の落語
      ア、『平林』 イ、『平の陰』 ウ、『向う付け』
     3、日本人の読み書き能力
      ア、山本夏彦の理解 イ、江戸時代の識字率
      ウ、幕末・明治期の来日外国人の記録
      エ、識字率世界一の見直し
     4、喜劇『無筆の号外』
     おわりに
     《付記》落語『代書』とピジン言語
      ア、桂米団治と『代書』 イ、ピジン言語
     コラム⑦ 小使所と小便所
     コラム⑧ 鰻丼読み
    五、水の都のお花見
     はじめに
     1、落語『桜の宮』と『百年目』
     2、錦絵と日記に見る桜宮
     3、源八と天保山の花見
     おわりに
     コラム⑨ 桜の枝を「捻じる」
     コラム⑩ 「晦日の月」も出る
    六、上方落語にみる大坂の武士たち
     はじめに
     1、武士の落語
      ア、『宿屋仇』 イ、『尿瓶の花活け』 
      ウ、『試し切り』  エ、『胴切り』 
      オ、『首提灯』 カ、『癪の合薬』 
      キ、『桜の宮』 ク、『井戸の茶碗』 
      ケ、『泣き塩』 コ、『碁盤截』 
      サ、『たけのこ』 シ、『禁酒関所』
     2、町奉行の落語
      ア、『佐々木裁き』 イ、『五貫裁き』 
      ウ、『帯久』 エ、『さじ加減』
      オ、『五人裁き』 カ、『次の御用日』
      キ、『天狗裁き』 ク、『孝行糖』
     3、大名の落語
      ア、『八五郎出世』 イ、『火焰太鼓』 
      ウ、『大名将棋』  エ、『苫が島』
      オ、『紀州』
     おわりに
     コラム⑪ 「辻切」と「切捨御免」
     コラム⑫ 天下統治のための「文武両道」
    補論 明治中期の天満天神裏にみる大道芸と寄席の風土
        ―天満天神繁昌亭の史層―
     はじめに
     1、天満飴売・豆蔵・品玉・金魚屋
     2、居合抜きの長井兵助
     3、大将軍社と十二支方位盤
     4、砂がき親父からシチャラカポコポコへ
     5、大弓場・娘義太夫・八卦見と宮崎八十八
     6、放生亀・浪花節・落語・講釈と原盛太郎
     おわりに―天満八軒の風土―
     コラム⑬ 芝居『菅原伝授手習鑑』の史層
    図版・写真出典一覧
    跋 ―努々侮ることなかれ―
  • 出版社からのコメント

    江戸後期・明治期の歴史性当代性の世相を踏まえて成立した古典落語の史層を掘り起こし、本来の落語の面白さを伝える。
  • 内容紹介

    落語といえば「笑わせてなんぼ」の作り話のように思われがちです。しかし、古典落語には、古代の仏教説話や中世の随筆、江戸前期の軽口噺など、過去の〈旬を過ぎた情報〉と、その落語が作られた江戸後期・明治期における政治・社会意識や事件などの、当代の〈旬の情報〉が踏まえられています。本書では、前者を時間軸の「歴史性」、後者を空間軸の「当代性」と捉え、その二軸が交差するところに古典落語が生まれたことを明らかにします。
    落語の成立から百年、二百年を経た現代では、それらの「歴史性」も「当代性」も、落語の深い史層に埋没しています。そのため、成立期にはリアルだった設定も現代では非常識なデタラメに思え、含蓄に富んだ言葉遊びも薄っぺらな駄洒落にしか聞こえなくなりました。結果、落語は底の浅い作り話だと誤解されているのです。本書が掘り起こす史層によって、庶民芸能としての落語の奥深い味わいが浮かび上がります。

    図書館選書
    古典落語は、江戸後期・明治期の世相を踏まえて成立したが、現代では、その世相は落語の史層に埋没し、落語は薄っぺらな作り話だと誤解されている。本書はその史層を掘り起こし、本来の落語の面白さを考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高島 幸次(タカシマ コウジ)
    1949年、大阪市生れ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。龍谷大学エクステンションセンター(REC)顧問、大阪天満宮文化研究所研究員。大阪大学招聘教授、追手門学院大学客員教授、本願寺史料研究所委託研究員などを歴任。専攻は日本近世史・天神信仰史

古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:高島 幸次(著)
発行年月日:2022/08/20
ISBN-10:4757610424
ISBN-13:9784757610422
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:諸芸・娯楽
言語:日本語
ページ数:204ページ
縦:19cm
他の和泉書院の書籍を探す

    和泉書院 古典落語の史層を掘る(和泉選書) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!