二〇二一年衆院選―コロナ禍での模索と「野党共闘」の限界(現代日本の総選挙) [単行本]
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二〇二一年衆院選―コロナ禍での模索と「野党共闘」の限界(現代日本の総選挙) [単行本]
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二〇二一年衆院選―コロナ禍での模索と「野党共闘」の限界(現代日本の総選挙) [単行本]

白鳥 浩(編著)
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販売開始日: 2022/09/22
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二〇二一年衆院選―コロナ禍での模索と「野党共闘」の限界(現代日本の総選挙) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    コロナ禍で行われた二〇二一年衆院選はいかなる選挙だったのか。コロナ禍対応に苦しみ続けた菅義偉政権に代わって総選挙直前に発足した岸田文雄政権は、内外の課題にいかに取り組み、また本格的な選挙協力を展開した立憲民主党や共産党などの野党にいかに立ち向かったのか。一時は自公政権継続が危ぶまれつつも、与党にとっては堅調な結果となったこの選挙について、本書では、全国各地の選挙区を精緻に調査し、選挙現場の実態を解明する。
  • 目次

    はしがき

    序 章 二〇二一年衆院選の位相 [白鳥 浩]
     1 野党の変容
      「九三年体制」下の基軸野党―ポスト冷戦期の日本
      基軸野党の消滅―「百合子フィーバー」と野党第一党の分裂
      野党共闘へ向けて―二〇二〇年東京都知事選と立国合流
     2 リモート・デモクラシーの出現
      デモクラシー概念の変容―リモート・デモクラシーの出現
      政治システムの変動―リモート・デモクラシーにおける参加
      集団の機能不全―コロナ禍の情報提供と動員
     3 選挙過程の変化
      コロナ禍の世代別投票率―「シルバー・デモクラシー」を超えて
      政治活動の変容―リモート・デモクラシーの影響
     4 政治リーダーの変化
      政党リーダー―「選挙のカオ」としての資質
      野党共闘―衆院選の前哨戦としての東京都議選
      退陣に追い込まれる菅首相
      地方選の影響―コロナ禍の選挙と衆院選直前の首相交代
     5 二〇二一年衆院選の結果
      選挙の結果―自民党は勝利したのか
      コロナ禍の選挙―リモート・デモクラシーの深化
      新たな「凍結」?―日本におけるクリーヴィッジ概念


    ◆第Ⅰ部 複合選挙としての衆院選

    第1章 コロナ禍の野党共闘と第三極の躍進―東京五区・八区・神奈川一三区 [白鳥 浩]
     1 地方選挙、国政選挙と小選挙区制、比例代表制―選挙の位相
     2 衆院選の背景として地方選挙
      国政選挙の前哨戦としての地方選挙―不適合となった旧来の政治様式
      二〇二〇年東京都知事選―小池都知事によるリモート・デモクラシーの実践
      二〇二一年東京都議選―「二つのスウィング」と都民ファーストの会の勢力維持
      二〇二一年横浜市長選―「コロナの専門家」対「菅政権閣僚」
     3 「政権選択」としての小選挙区―一対一の対決構図
     4 「政党選択」としての比例代表―野党共闘と比例復活
      東京・神奈川における維新進出―トリプル・ウィナー現象とスプリット・ウィナー現象
      トリプル・ウィナー現象とスプリット・ウィナー現象の背景
     5 二つのセットの「二つのスウィング」―「小選挙区と比例代表」と「国家と地域」

    第2章 候補者全員の当選―奈良一区 [丹羽 功]
     1 二〇一〇年代以降の奈良一区をめぐる政治
      奈良県の政治状況
      今回総選挙までの奈良一区の動向
      告示前後までの情勢
     2 選挙戦の経過と選挙結果
      選挙の焦点としての生駒市
      静かな選挙運動―小林・馬淵の選挙活動
      政党が前面に出た選挙運動―前川の選挙運動と公明党・共産党の活動
      候補者全員の当選
     3 野党共闘と市長選
      野党共闘の効果
      市長選と総選挙における維新支持
     4 個人中心の選挙と有権者
      有権者の投票理由と候補者側の動機
      選挙の図式は変化するのか

    第3章 知事選・参院補選との複合選挙―静岡三区・五区・八区 [白鳥 浩/黒木 美來]
     1 二〇二一年静岡知事選―「川勝フィーバー」と劇場型政治
      「川勝フィーバー」と「いのちの水」
      劇場型政治としての「川勝劇場」
     2 二〇二一参院補選―「静岡ショック」
      選挙戦の展開
      選挙結果と影響
     3 「保守分裂」静岡五区の構造
      静岡五区における着目点
      細野の勝因、吉川の敗因
     4 野党共闘による与党の敗北
      静岡三区・八区の選挙結果
      複合選挙と「静岡ショック」


    ◆第Ⅱ部 「野党共闘」の実態

    第4章 「野党共闘」成立の条件―北海道二区・五区 [山本 健太郎]
     1 共闘の原点
     2 北海道における野党共闘
     3 「元祖」共闘はなぜ崩壊したか―北海道五区
      共闘の原点―二〇一六年衆院補選
      さらに肉薄―二〇一七年衆院選
      二〇二一年衆院選まで
      共闘の崩壊―二〇二一年衆院選
     4 継続した共闘―北海道二区
      不戦勝―二〇二一年衆院補選
      共闘の継続―二〇二一年衆院選
     5 共闘の条件

    第5章 一騎打ち構図の形成―福岡五区 [出水 薫]
     1 福岡県下小選挙区結果の概要
      自民独占のほころび
      一騎打ち選挙区の結果
      維新候補
     2 五区の選挙結果と、検討における注目点
     3 公認をめぐる自民内の対立
      公認をめぐる自民現職と県議団の対立
      自民党県連による調整の行き詰まり
      自民党本部の介入と対立の継続
     4 野党の候補調整と自民の分裂回避
      野党候補の競合と一本化
      自民の分裂回避
      自民分裂と野党候補一本化の選挙過程における影響
     5 示された検討課題

    第6章 自公政権に敗れた「オール沖縄」―沖縄三区 [久保 慶明]
     1 沖縄三区の議席変動
      オール沖縄の得票減と自公の得票増
      一騎討ちでの議席変動
      得票構造の変化
     2 政策争点の変化
      辺野古埋め立ての既成事実化
      コロナ禍による沖縄経済の疲弊
      衆院選の争点
     3 選挙協力の変化
      オール沖縄の縮小と不安定化
      自公選挙協力の安定化
      オール沖縄と自公の逆転
     4 「オール沖縄」対「自公」のゆくえ

    第7章 与野党激突型なき選挙戦における野党勝利―京都一~六区 [芦立 秀朗]
     1 京都府内六選挙区の概要と野党共闘の難しさ
     2 京都一区の選挙戦
      京都一区の選挙戦の歴史―中選挙区時代から
      維新の躍進と京都一区―「トリプル・ウィナー」の誕生
      選挙区「すみ分け」とその成果―共闘の温度差
     3 立憲民主党に加わらなかった元「希望の党」候補者の選挙戦―維新支持層との関係
      二〇一七年衆院選から二〇二一年衆院選へ―野党再編と候補者の動向
      維新支持層からの支持―二〇二〇年京都市長選から継続する流れ
      京都四区の選挙戦
     4 二〇二二年参院選への示唆―非自民非共産は一本化するのか

    第8章 「民主党王国・愛知」の落日―愛知一一区 [後 房雄]
     1 総選挙結果からみる「民主党王国・愛知」の盛衰
     2 愛知県一一区の選挙結果
     3 全トヨタ労連の新方針の他小選挙区への影響
     4 愛知一一区トヨタ議員の不出馬の深層
      全トヨタ労連の方針転換
      不出馬事件の真相
      連合会長の交代と発言の変化
     5 かつての「民主党王国・愛知」の今後


    ◆第Ⅲ部 代議士たちの苦闘

    第9章 なぜ君は小選挙区で勝てたのか―香川一区 [堤 英敬/森 道哉]
     1 七度目の対決前史
      香川一区の特徴と小川・平井のプロフィール
      香川一区における小川と平井の対決
     2 二〇一七年以降の動き―向上した知名度
      統計不正問題の追及
      「なぜ君は総理大臣になれないのか」
      平井の失言問題と接待問題
     3 選挙戦の構図―日本維新の会の候補者擁立と野党共闘
      香川一区における野党共闘
      崩れる一騎打ちの構図
     4 二〇二一年衆院選の選挙キャンペーン
      小川の新たな選挙キャンペーン―青空対話集会とSNSの活用
      小川による「地上戦」―小豆島と企業への浸透
      平井の選挙キャンペーン
     5 なぜ小川は小選挙区で勝てたのか
      香川一区の有権者の投票行動
      小川の勝因と今後の展望

    第10章 一七年ぶりの国政返り咲き―宮城二区 [河村 和徳]
     1 衆議院議員辞職、そして流浪の選挙遍歴へ
      候補者公募の功罪
      苦難の道の発端となった選挙違反事件
      流浪の末に
     2 秋葉に肉薄した二〇一七年衆院選
      無所属での出馬
      秋葉陣営が抱えていた課題
     3 予想よりも僅差であった二〇二一年衆院選
      緊急事態宣言等の解除の影響
      足を引っ張った民主党OG
     4 鎌田の返り咲きからの気づき

    第11章 現職復興副大臣はなぜ小選挙区で勝てなかったのか―福島一区 [河村 和徳/竹田 香織]
     1 福島一区の状況
     2 亀岡の得票はなぜ伸び悩んだか
      支持固めに影響した新型コロナウイルスの感染拡大
      選挙スケジュールの綾
      延期された復興五輪
      ALPS処理水の海洋放出
     3 金子はなぜ勝ちきれたのか
     4 福島で野党共闘は必要だったのか

    第12章 「小沢王国」の落日―岩手三区 [伊藤 裕顕]
     1 小沢一郎小選挙区落選の衝撃
      世代交代待望論が主因か
      挑戦四回目での勝利
     2 選挙戦の実相
      旧態依然とした選挙手法
      可視化できる活動に乏しかった小沢
      牙城を崩した藤原、忠誠度が揺らいだ小沢
     3 盛り上がりを欠いた政策論争
      示されなかった世代間の対立軸
      震災復興を語らなかった復興政務官
     4 世代交代を突きつけられる小沢王国
      三つの敗北と岩手政界の今後
      組織選挙に取り残された無党派層

    第13章 辻元の敗北と維新の躍進―大阪一〇区 [善教 将大]
     1 大阪一〇区における辻元の敗北
     2 分析枠組みと仮説
      候補者重視から政党重視へ
      受け皿として機能した維新
     3 変わらなかった辻元人気
      辻元へのインタビュー調査
      自然実験による辻元人気の検証
     4 投票選択―責任帰属と業績評価
      関西圏における比例相対得票率の変動
      責任帰属と業績評価
      立民支持の凋落の帰結
     5 立民不支持の帰結としての辻元落選
      個人投票を凌駕した政党投票
      政党投票の行く末

    第14章 新人候補の強みと弱み―石川一区 [岡田 浩]
     1 選挙の概要
     2 前職はなぜ強いのか
      前職の強さ
      先行研究の検討
     3 有権者の投票行動は前職と新人でどう違ったか
     4 候補者についての有権者の意識
      認知度
      イメージ
      好感度
     5 新人への交代が及ぼした影響

    第15章 候補者と有権者はネットをどのように使ったのか―二〇二一年衆院選調査による概観 [岡本 哲和]
     1 二〇二一年衆院選における候補者のネット利用状況
      ウェブサイト
      ツイッター
      フェイスブック
     2 政党・地位ごとに見たネット利用状況
      政党ごとのネット利用状況
      候補者の地位ごとのネット利用状況
     3 候補者によるネット利用のタイプ
      インターネット利用のタイプ
      ネット「非利用」タイプの特徴
     4 インターネットを介した有権者による選挙情報との接触状況
      調査の概要
      接触経験率
     5 インターネット選挙情報に接触した理由とその影響
      インターネット選挙情報に接触した理由
      インターネット選挙情報への接触が与えた影響
      インターネット選挙情報への接触と投票との関係


    人名索引
  • 出版社からのコメント

    コロナ禍で行われた2021年衆院選は、立憲民主党や共産党など選挙協力を行った野党と自公政権が対決。注目選挙区の実態を描く。
  • 内容紹介

    コロナ禍で行われた2021年衆院選で、本格的な選挙協力を行った立憲民主党や共産党などの野党は、岸田自公政権にどう立ち向かったのか。与党にとって堅調な結果となったこの総選挙について、全国各地の注目選挙区での実態を描き出す。
    ◎立憲民主党と共産党を中心に行われた本格的な選挙協力は、なぜうまくいかなかったのか?
    ◎全国の動向とは異なる、選挙区レベルでの現場実態を描く。
    ◎「第Ⅲ部 代議士たちの苦闘」では、特に動向が注目された選挙区の代議士たちにスポットを当てる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    白鳥 浩(シラトリ ヒロシ)
    1968年東京都生まれ。現在、法政大学大学院政策科学研究科教授
  • 著者について

    白鳥 浩 (シラトリ ヒロシ)
    白鳥 浩(法政大学大学院政策科学研究科教授)

    丹羽 功 (ニワ イサオ)
    丹羽 功(近畿大学法学部教授)

    黒木 美來 (クロキ ミライ)
    黒木 未來(駿河台大学法学部助教)

    山本 健太郎 (ヤマモト ケンタロウ)
    山本 健太郎(北海学園大学法学部教授)

    出水 薫 (イズミ カオル)
    出水 薫(九州大学大学院法学研究院教授)

    久保 慶明 (クボ ヨシアキ)
    久保 慶明(関西学院大学総合政策学部教授)

    芦立 秀朗 (アシダテ ヒデアキ)
    芦立 秀朗(京都産業大学法学部法政策学科教授)

    後 房雄 (ウシロ フサオ)
    後 房雄(愛知大学地域政策学部教授、名古屋大学名誉教授)

    堤 英敬 (ツツミ ヒデノリ)
    堤 英敬(香川大学法学部教授)

    森 道哉 (モリ ミチヤ)
    森 道哉(立命館大学政策科学部教授)

    河村 和徳 (カワムラ カズノリ)
    河村 和徳(東北大学大学院情報科学研究科准教授)

    竹田 香織 (タケダ カオリ)
    竹田 香織(福島学院大学短期大学部保育学科講師)

    伊藤 裕顕 (イトウ ヒロアキ)
    伊藤 裕顕(富士大学経済学部非常勤講師)

    善教 将大 (ゼンキョウ マサヒロ)
    善教 将大(関西学院大学法学部教授)

    岡田 浩 (オカダ ヒロシ)
    岡田 浩(金沢大学人間社会学域法学類教授)

    岡本 哲和 (オカモト テツカズ)
    岡本 哲和(関西大学政策創造学部教授)

二〇二一年衆院選―コロナ禍での模索と「野党共闘」の限界(現代日本の総選挙) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法律文化社 ※出版地:京都
著者名:白鳥 浩(編著)
発行年月日:2022/09/20
ISBN-10:4589042274
ISBN-13:9784589042279
判型:A5
発売社名:法律文化社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:306ページ
縦:21cm
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