日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み [単行本]
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日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み [単行本]
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日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み [単行本]

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出版社:法律文化社
販売開始日: 2022/10/11
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日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はしがき

    序 章 日本史から裁判のあり方を学ぶ

    第1章 上代司法と聖徳太子―日本における「司法アクセス」の起源「十七条憲法」
     1 上代の法と裁判
     2 血塗られた時代
     3 「法の支配」の起源としての「十七条憲法」
     4 「十七条憲法」に規定されていた「司法へのアクセス」の保障
     5 太子の基本思想と孤独感
     【歴史の寄り道①】歴史の中の「正義・司法へのアクセス」論

    第2章 鎌倉司法と阿仏尼の思い―「東の亀の鑑」と統治の真髄
     1 阿仏尼の民事訴訟への希求
     2 裁判に向かう阿仏尼の『十六夜日記』
     3 鎌倉時代の司法制度
     4 北条時頼の諸国行脚
     5 日本中世の女性像
     6 「細川の荘」をめぐる裁判の行方
     7 中世の民事裁判と道理
     8 『太平記』が語る裁判官の姿
     【歴史の寄り道②】中世世界に観る「救済観」

    第3章 「徳政」と乱世に生きる庶民の力―中世庶民と法への思い
     1 庶民と金銭債務
     2 中世の高利貸し:土倉
     3 「徳政」と「徳政令」
     4 永仁の徳政令
     5 永仁の徳政令の評価
     6 「日本開闢以来土民蜂起……」
     7 「天下一同徳政令」
     8 徳政一揆の終焉と下剋上
     【歴史の寄り道③】「徳政」余談

    第4章 中世の「庶民自治」と紛争解決―中世における自治的紛争処理とその終焉
     1 中世庶民の生活
     2 南山城における「コミューン」の形成
     3 加賀における「コミューン」の形成
     4 惣村の成立と自治
     5 謙抑的な自力救済観と共生関係の回復
     6 中世の町の自治
     7 「分国法」による自力救済の禁止と裁判権の掌握
     8 自力救済禁止の代償
     9 庶民の「統治主体」化
     【歴史の寄り道④】甲賀郡中惣

    第5章 江戸庶民の法と司法の見方―明治近代司法の底流を見つめて
     1 荻生徂徠の卓見
     2 朝日文左衛門の法感覚
     3 江戸の裁判:大岡越前と遠山金四郎
     4 徂徠と西鶴の著作に見る「江戸庶民金融の蟻地獄」
     5 中江藤樹と熊沢蕃山
     6 「三方一両損」から「四方よし(=司法よし)」へ
     【歴史の寄り道⑤】江戸時代にも鉄火裁判

    第6章 明治初期における「逝きし世の日本司法の面影」―日本人が西欧法に出会う時
     1 明治初期の裁判との出会い
     2 近代司法制度の形成
     3 裁判制度の産みの苦しみ
     4 司法府の最高機関としての大審院の設置
     5 現代司法の「内省的視座」を求めて
     【歴史の寄り道⑥】ある裁判所の風景

    第7章 初代司法卿、江藤新平の孤独な闘い―「国民のための司法」の濫觴
     1 司法改革の「歳月」
     2 江藤の志
     3 「民の司直」への悲願
     4 近代的な司法制度確立指向の挫折
     【歴史の寄り道⑦】日米内戦比較

    第8章 近代市民、福澤諭吉の司法観―明治期の司法と人材育成
     1 「門閥制度は親の敵」
     2 福澤と陪審制
     3 福澤の訴訟観
     4 福澤と法学教育
     【歴史の寄り道⑧】「独立自尊」と「良心教育」

    第9章 大津事件と児島惟謙―「司法権の独立」の確保とその限界
     1 事件の勃発
     2 「護法の神」
     3 政府の干渉と児島の奔走
     4 判決と事件の評価
     【歴史の寄り道⑨】事件の後

    第10章 足尾鉱毒事件と田中正造の孤独な闘い―「国民の司法離れ」の深刻な一起源
     1 「辛酸佳境に入る」
     2 「予は下野の百姓なり」
     3 亡国の思念
     4 選択肢ではなかった民事訴訟
     【歴史の寄り道⑩】民衆の視座から

    第11章 原敬の司法観―陪審裁判と市民参加
     1 「宝積」の精神
     2 分家して、平民になる
     3 原の陪審観
     4 日本陪審制度の含意
     5 暗殺
     6 陪審制度:権力に対する国民参加の橋頭堡
     【歴史の寄り道⑪】忘れてはいけない「大逆事件」

    第12章 詩人・宮澤賢治の訴訟観―「ソショウ」は本当にツマラナイか?
     1 感性の詩人
     2 小作争議と小作調停法の制定
     3 小作調停法とその影響
     4 『雨ニモマケズ』と『どんぐりと山猫』
     5 賢治の訴訟観
     6 孤独な菩薩道
     【歴史の寄り道⑫】民事訴訟法学者、雉本朗造の場合

    第13章 戦後司法改革の小史―戦後民主司法は何を創り残したか?
     1 戦後の司法改革
     2 戦後における裁判所改革
     3 いわゆる「司法の危機」と呼ばれた現象
     4 『司法制度改革審議会意見書』に至る道程
     5 『司法制度改革審議会意見書』とその後
     【歴史の寄り道⑬】三島由紀夫と家事調停

    終 章 民事裁判の近未来展望
     1 民事訴訟で扱うこと
     2 「自分でできる納得民事裁判」の基本要素
     3 民事訴訟における救済過程の課題

    あとがき
  • 出版社からのコメント

    日本の歴史において、司法や裁判がいかに受け止められてきたのかを探る。
  • 内容紹介

    日本の歴史において、司法や裁判がどのように受け止められてきたのかをさまざまなエピソードから探っていく。現代の司法に対してヒントを与えるとともに、歴史愛好家にとってもおもしろく読める。2010年刊『日本人と裁判―歴史の中の庶民と司法』の改題改訂版。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川嶋 四郎(カワシマ シロウ)
    現在、同志社大学法学部・大学院法学研究科・教授。日本学術会議会員。滋賀県甲賀市生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。九州大学大学院法学研究院・法科大学院・教授等を経て、現職
  • 著者について

    川嶋 四郎 (カワシマ シロウ)
    川嶋 四郎(同志社大学法学部教授)

日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法律文化社 ※出版地:京都
著者名:川嶋 四郎(著)
発行年月日:2022/10/10
ISBN-10:4589042290
ISBN-13:9784589042293
旧版ISBN:9784589032744
判型:B6
発売社名:法律文化社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:239ページ
縦:19cm
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