平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか [単行本]
    • 平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか [単行本]

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平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか [単行本]
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平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか [単行本]

須網 隆夫(編)網谷 龍介(執筆)飯 考行(執筆)泉 徳治(執筆)岩切 大地(執筆)ディミトリ ヴァンオーヴェルベーク(執筆)大坂 恵里(執筆)興津 征雄(執筆)四宮 啓(執筆)馬場 健一(執筆)平山 真理(執筆)山元 一(執筆)豊 秀一(執筆)米田 憲市(執筆)
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2022/09/29
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平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    司法制度改革審議会の最終意見書から20年、平成期の司法制度改革は、どのように始まり、何をめざしていたのか、法曹人口増、法科大学院、裁判員制度などの諸改革が、うまく行かなかったのはなぜか。実定法学、基礎法学、政治学等、多彩な分野の研究者やジャーナリスト、実務家が結集。「失敗の原因」を探り、それを踏まえて新たな改革提言を行う。
  • 目次

    はじめに……………(須網隆夫)
      ――本書に至る経緯・本書の狙い・本書の概要

    第I部 司法改革とは何か

     第1章 司法制度改革の源流を考える……………(豊秀一)
        ――関係者の取材から
      はじめに
      1 統治構造改革の一環としての司法制度改革
      2 法曹三者の改革の限界が生んだ司法制度改革
      3 「呉越同舟」「同床異夢」を超えて
      4 「制度を活かすもの、それは人である」
      5 統治構造改革としての限界とその意味

     第2章 平成の司法改革をもたらしたもの……………(飯考行)
        ――司法制度改革審議会前後の経過と社会を視野に入れて
      はじめに
      1 司法制度改革審議会の前史
      2 司法制度改革審議会の提言とその後の経過
      3 平成の司法改革をもたらしたもの
      4 今後の司法改革の課題
      おわりに

    第II部 司法制度改革の総論的検討

     第3章 制度改革の理論とは何か……………(須網隆夫)
        ――審議会に欠けていた改革の理論
      はじめに――理論なき司法制度改革
      1 制度改革への基本的アプローチ
      2 新制度派経済学の基本的発想
      3 新制度派経済学からの示唆
      4 事例研究Ⅰ――司法アクセスの場合
      5 事例研究Ⅱ――法曹養成の場合
      最後に

     第4章 司法制度改革と憲法学……………(山元一)
      はじめに
       A 司法制度改革の理念形成
      1 統治構造改革の中の司法制度改革
      2 司法制度改革の理念形成
       B 「法の支配」の実現とその批判
      1 「法の支配」の実現としての司法制度改革
      2 「司法制度改革」と戦後市民社会論
      3 司法制度改革論批判と憲法学
       C 憲法学から見た司法制度改革20年
      1 社会の「法化」と国民の「統治主体」化?
      2 司法官僚制の変化?
      3 違憲審査制 ― 司法消極主義の継続と定着?
      まとめにかえて

     第5章 比較司法政治から見た平成司法改革と日本の最高裁判所……………(網谷龍介)
        ――最高裁判所裁判官の選考制度に注目して
      はじめに
      1 政治的環境の中の司法
      2 違憲審査と裁判官任命のポリティクス
      3 憲法判断機関の任命方法
      4 日本における最高裁人事の議論
      5 司法改革における問題の回避
      6 グローバルな立憲民主主義へ向けて?

     第6章 平成司法制度改革の起源……………(ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク)
        ――刑事司法制度への国民参加に焦点を当てて
      はじめに
      1 戦後司法が抜本的改革されなかった理由
      2 「日本人の法意識」と政策イメージ
      3 平成司法制度改革への道
      4 サブシステムからマクロ政治的アジェンダへ(1997-99 年)
      5 抜本的司法制度改革の時期 ――1999-2001 年の政策転換
      6 司法制度審議会と国民参加
      おわりに

    第III部 改革は何を達成し、何を実現しなかったか

     第7章 弁護士の収入減と裁判所事件数の低迷について……………(馬場健一)
        ――見落とされている観点から
      1 弁護士の収入減と裁判所事件数の低迷
      2 弁護士収入の減少の実態とその評価について
      3 民事・行政訴訟における弁護士代理率について
      4 弁護士増は司法利用を活性化してきたのか
       ――比較法的見地も交えて
      5 暫定的結論

     第8章 原発事故賠償に見る民事司法制度……………(大坂恵里)
      はじめに
      1 意見書公表後の民事司法改革
      2 福島原発事故賠償において民事司法制度は十分に機能しているか
      おわりに

     第9章 司法制度改革と行政訴訟……………(興津征雄)
      はじめに
      1 実効的権利救済と行政訴訟
      2 抗告訴訟の原告適格と「オープンスペース」
      おわりに

     第10章 司法制度改革の司法権論と違憲審査制の国民的基盤……………(岩切大地)
      はじめに
      1 意見書における違憲審査制の位置づけと憲法判例との関係
      2 法の支配と国民的基盤
      3 意見書の別の含意
      むすびにかえて

     第11章 「人的基盤」としての法曹人口……………(米田憲市)
        ――ゆがんだ「法の支配」への道
      はじめに
      1 制度内視野での「人的基盤の充実」施策
      2 審議会意見書が目指した「人的基盤の充実」と法曹人口
      3 審議会意見書の目論見と達成状況
      4 司法試験合格者数の方針転換とその後の展開
      5 法曹人口の増加の成果と合格者数削減による影響
      6 司法制度改革後の法曹の地域分布や職域の状況
      7 法曹増員に向けた課題と展望

     第12章 「 理論」も「実務」も置き忘れた法曹養成……………(米田憲市)
        ――臨床法学教育を鍵とする再生を目指して
      はじめに
      1 法科大学院制度以前の法曹養成
      2 「法科大学院を中核とする法曹養成制度」の創設
      3 実現された法曹養成の「プロセス」
      4 法科大学院と司法試験受験対策
      5 設立後のバッシング、合格者数の削減、志願者の減少
      6 「推進会議意見」等による受験対策志向の容認・強化
      7 活力ある法曹養成を取り戻すために

     第13章 「法の支配」と司法への国民参加……………(四宮啓)
      はじめに
      1 なぜ審議会は国民参加を調査審議項目にしたのか
      2 裁判員制度は司法の国民的基盤を確立させたか
      3 国民的基盤をより確かなものにするために
      おわりに――国民的基盤を確立するために

     第14章 かくして裁判員制度は始まった……………(平山真理)
        ――しかし、欠けていたのは何か? 被告人の視点、被害者の視点、そしてジェンダーの視点
      はじめに――本章の目的
       A 被告人と裁判員制度――誰のための市民参加制度か
      1 被告人による選択制
      2 評決方法について
      3 令和司法改革に向けた「被告人の選択制」と「評決方法」の再考
       B 裁判員制度と被害者
      1 被害者は裁判員制度をどう見ているか――被害者の選択制?
      2 被害者参加制度と裁判員制度のダブル適用をどう論じるか
       C ジェンダーと裁判員制度 315
      1 裁判員/陪審員のジェンダーは選べるか
      2 裁判員とジェンダーバランス
      3 裁判員のジェンダーと性犯罪裁判員裁判
      まとめに代えて

    第IV部 令和の司法制度改革のために

     第15章 「人」に頼るより「制度」の改革……………(泉徳治)
      1 訴訟法を改正し条約違反を上告理由に加える
      2 被疑者取調べ中の弁護人立会権を法律で明記する
      3 民事審判委員会を新設する
      4 司法試験予備試験を廃止する
      5 個人通報制度を導入し国内人権機関を設置する
      6 裁判官任命諮問審議会を設置する

     第16章 提言「令和司法改革のために」……………(令和司法改革研究会)
       A 改革の理念
       B 法・司法制度への期待をどう育てるか
       C 人々の期待に応える司法制度
      1 司法アクセスの改善
      2 民事訴訟制度の改革
      3 行政訴訟制度の改革
      4 刑事訴訟制度の改革
       D 司法制度を支える法曹の在り方
      1 法曹人口
      2 弁護士制度の改革
      3 裁判官制度の改革
      4 法曹養成制度の改革
       E 国民的基盤の確立――国民の司法参加のために
      1 裁判員制度の改革
      2 検察審査会制度の改革
       F ジェンダーの視点からの制度改革
      1 総論
      2 裁判員・検察審査会の構成
      3 法曹のジェンダー・バイアス
       G 世界に開かれた司法を作るために
      1 グローバル社会における裁判所――裁判官対話への参加
      2 国際人権と司法の連結
      3 世界に開かれた法曹養成教育
      4 他国の法学学位の承認
       H 司法改革の推進体制

      あとがき……………(須網隆夫)
  • 出版社からのコメント

    法科大学院、裁判員制度…。あの「改革」は何だったのかを問い、令和のシン・司法改革を提言する。
  • 内容紹介

    司法制度改革審議会の最終意見書から20年。法曹人口増、法科大学院、裁判員制度など矢継ぎ早に行われた平成期の司法改革が、いずれもうまく行かなかったのはなぜか。実定法学、基礎法学、政治学等、多彩な分野の研究者やジャーナリスト、実務家が結集。「失敗の原因」を探り、それを踏まえて新たな改革提言を行う。
  • 著者について

    須網 隆夫 (スアミ タカオ)
    須網隆夫(スアミ タカオ)
    早稲田大学大学院法務研究科教授.1954年生.EU 法・国際経済法.主な著書にGlobal Constitutionalism from European and East Asian Perspectives(共編著,Cambridge,2018),『EU と新しい国際秩序』(共編,日本評論社,2021年)など.

平成司法改革の研究―理論なき改革はいかに挫折したのか の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:須網 隆夫(編)/網谷 龍介(執筆)/飯 考行(執筆)/泉 徳治(執筆)/岩切 大地(執筆)/ディミトリ ヴァンオーヴェルベーク(執筆)/大坂 恵里(執筆)/興津 征雄(執筆)/四宮 啓(執筆)/馬場 健一(執筆)/平山 真理(執筆)/山元 一(執筆)/豊 秀一(執筆)/米田 憲市(執筆)
発行年月日:2022/09/27
ISBN-10:400024728X
ISBN-13:9784000247283
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:398ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:594g
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