中世の美学―トマス・アクィナスの美の思想 [単行本]
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中世の美学―トマス・アクィナスの美の思想 [単行本]

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販売開始日: 2022/10/29
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中世の美学―トマス・アクィナスの美の思想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「暗黒の中世」を打ち崩す、美にあふれた世界―。「中世に美学はない」との定説を覆し、「美の思想」の鉱脈を切り拓いた、若きエーコの情熱あふれる名著。『薔薇の名前』へと花開く原点、待望の邦訳。
  • 目次

    凡 例
    主要引用文献

    第二版(1970年)への序文

    第一章 中世文化における美学の問題
     一 歴史叙述
     二 中世の美的感性
     三 トマス・アクィナス
     四 美的な快の可能性
     五 本書の概要

    第二章 超越概念としての美
     一 問題の定立
     二 事物に対する美的な視覚
     三 トマス・アクィナスの原典
     四 現代的な解釈
     五 13世紀の哲学的な伝統における超越概念としての美
     六 結論

    第三章 美的な「視覚」の機能と本性
     一 問題の定立
     二 中世の原典
     三 トマスの原文
     四 美的な「視覚」
     五 トマスにおける知性的直観

    第四章 美の形相的な基準
     一 トマスの文章
     二 形相概念の厳密化
     三 「釣り合い」――歴史的な事柄
     四 トマス・アクィナスにおける「釣り合い」
     五 「まとまり」
     六 「明るさ」――歴史的な事柄
     七 トマス・アクィナスにおける「明るさ」
     八 結論 

    第五章 具体的な問題と原理の応用
     一 御子(みこ)の美しさ
     二 人間の美しさ
     三 音楽の美しさ
     四 遊びと道化詩
     五 象徴の視覚
     六 聖書や詩の作品に見られる比喩と寓意
     七 教育のための寓話の手法
     八 トマスの詩学

    第六章 芸術の理論
     一 芸術の発明
     二 芸術的な形相の存在論的な実質
     三 芸術的な形相の美的な特殊性
     四 美術が自律する可能性について
     五 芸術の自律性がもつ多義性
     六 結論

    第七章 美的な「視覚」と判断
     一 美的な「視覚」の機能
     二 美的な「視覚」の本性

    第八章 結論(1970年)
     一 トマス美学の中心にある難問
     二 トマス以後のスコラ学における形相概念の崩壊
     三 美のカテゴリーと中世社会
     四 トマスの方法論と構造主義の方法論

    解説 「美」の宝庫としての中世哲学 山本芳久
    物語作者エーコの原点を知るために
    ――訳者あとがきにかえて

    人名・事項索引
  • 内容紹介

    ▼エーコの原点、待望の翻訳。
    ▼「暗黒の中世」像を打ち崩す、「美」にあふれた世界――。

    1956年当時、ベネデット・クローチェら美学の大家らによって「中世に美学はない、一貫した美への関心はない」と言われていた。
    そんななかウンベルト・エーコは研究者としてとりわけ思い入れの深い中世の思想家トマス・アクィナスの著作に向き合い、トマスのみならず中世思想の根柢には、一貫した「美の思想」が流れていることを明らかにする。

    これまでの中世観を変容させ、『薔薇の名前』につながるエーコの躍進の契機となった待望の名著。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    エーコ,ウンベルト(エーコ,ウンベルト/Eco,Umberto)
    1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没

    和田 忠彦(ワダ タダヒコ)
    東京外国語大学名誉教授。専門はイタリア近現代文学、文化・芸術論

    石田 隆太(イシダ リュウタ)
    筑波大学にて博士(文学)を取得後、慶應義塾大学やフリブール大学(スイス)でのポスドクを経て、同志社大学文学部助教。専門は西洋中世哲学

    石井 沙和(イシイ サワ)
    東京外国語大学にて博士(学術)を取得後、主に大学で非常勤講師を務める。2016年にはNHK「旅するイタリア語」監修。専門はイタロ・ズヴェーヴォをはじめ、トリエステを中心としたイタリア近現代文学
  • 著者について

    ウンベルト・エーコ (ウンベルトエーコ)
    1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。
    トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没。

    和田 忠彦 (ワダ タダヒコ)
    東京外国語大学名誉教授。専門はイタリア近現代文学、文化・芸術論。主な著書に『遠まわりして聴く』(書肆山田)『タブッキをめぐる九つの断章』(共和国)など。『小説の森散策』(岩波文庫)、『永遠のファシズム』(岩波現代文庫)、『文体練習 完全版』(河出文庫)などエーコの訳書も多数ある。

    石田 隆太 (イシダ リュウタ)
    筑波大学にて博士(文学)を取得後、慶應義塾大学やフリブール大学(スイス)でのポスドクを経て、現在は同志社大学文学部助教。専門は西洋中世哲学。主な著作に「天使学の共時的構造化――井筒、コルバン、アクィナス」(『理想』706号)、『デカルト全書簡集 第四巻』(共訳、知泉書館)など。

    石井 沙和 (イシイ サワ)
    東京外国語大学にて博士(学術)を取得後、主に大学で非常勤講師を務める。
    2016年にはNHK「旅するイタリア語」監修。専門はイタロ・ズヴェーヴォをはじめ、トリエステを中心としたイタリア近現代文学。

    山本 芳久(ヤマモト ヨシヒサ)
    東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。
    主な著作に『トマス・アクィナス――理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)など。

中世の美学―トマス・アクィナスの美の思想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:ウンベルト エーコ(著)/和田 忠彦(監訳)/石田 隆太(訳)/石井 沙和(訳)
発行年月日:2022/11/05
ISBN-10:4766428463
ISBN-13:9784766428469
判型:B6
発売社名:慶應義塾大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:412ページ
縦:19cm
その他: 原書名: Il Problema esterico in Tommaso d'Aquino〈Eco,Umberto〉
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