犬に話しかけてはいけない―内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌 [単行本]
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犬に話しかけてはいけない―内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2022/10/13
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犬に話しかけてはいけない―内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    内陸アラスカではかつて「犬に話しかけてはいけない」という禁忌があった―。本書は、マルチスピーシーズ民族誌と環境人文学の視点から、フィールドワークを通してアラスカ先住民の人々と「自然環境」との関わりを描く。内陸アラスカ先住民の人々は、動植物や精霊、土地との関係性のなかで息をひそめながら暮らしてきた。「人間」が問い直されている今、彼らの「交感しすぎない」という知恵から「自然との共生」を再考する。
  • 目次

    はじめに――ある日の野帳から

    第1章 マルチスピーシーズ民族誌へようこそ
     現代人類学への道
     マルチスピーシーズ民族誌の誕生
     人新世と環境人文学――マルチスピーシーズ民族誌との関連から

    第2章 ニコライ村への道のり
     ニコライ村
     フィールドワークの始まり
     本書のおもな登場人物
     個人主義的な人々?
     徒弟的なフィールドワーク
     フィールドワークの身体性

    第3章 ワタリガラスのいかもの食い──ある神話モチーフを考える
     トリックスターとしてのワタリガラス
     神話は子育てによく効く?
     犬の屠畜とワタリガラス神話
     犬屠畜モチーフが他地域からもたらされた可能性はあるか? 
     〈ワタリガラス〉の犬肉食は、動物行動学で説明できるか?
     〈ワタリガラス〉の犬肉嗜好モチーフは修辞戦略としてみなしうるか? 
     多種の因縁を語る神話

    第4章 犬に話しかけてはいけない──禁忌から考える人間と動物の距離
     ある禁忌の語りから 
     運搬・護衛・狩猟
     犬ぞりの受容と二〇世紀初頭の変化 
     犬ぞりの現在 
     犬―人間のハビトゥス

    第5章 ビーバーとともに川をつくる──「多種を真剣に受け取ること」を目指して
     ビーバー論争 
     生態学・生物学と対話するマルチスピーシーズ民族誌
     ビーバーとディチナニクの人々の関わり
     ビーバーダムとギンザケ
     ビーバー擁護派と反対派の二項対立を超えて
     キーストーン種とともに考える
     マルチスピーシーズ民族誌が目指すこと

    第6章 「残り鳥」とともに生きる──ドムス・シェアリングとドメスティケーション
     ドメスティケーションの周辺から考える
     野鳥の餌づけ・保護・飼育
     「残り鳥」と住まう
     野鳥とのドムス・シェアリング
     ドムス・シェアリングとドメスティケーション

    第7章 カリブーの毛には青い炎がある──デネの共異身体をめぐって
     北方アサバスカンの身体
     共異体と社会身体
     サイボーグ・インディアン
     カリブーの民とオーロラ
     巨大動物と超自我
     ぬくもりの共異身体

    第8章 コウモリの身内──環境文学と人類学から「交感」を考える
     悪魔からロールモデルへ
     目的としての「交感」と実用的な「交感」
     生きものとの会話と非会話
     「交感しすぎない」という知恵 

    おわりに――内陸アラスカ先住民の知恵とは何か?
     マルチスピーシーズ民族誌の射程
     各章の概要
     アラスカ先住民の知恵
     第三の道を探る

    あとがき

    初出一覧
    図版一覧
    動物の名称一覧  
    参考文献一覧
    索引
  • 内容紹介

    カリブー、ワタリガラス、クマ、ビーバー、ギンザケ、オーロラ ……

    多種とともに生きのびる知恵を知る
    人類学の冒険がはじまる

    内陸アラスカではかつて「犬に話しかけてはいけない」という禁忌があった――。

    本書は、マルチスピーシーズ民族誌と環境人文学の視点から、フィールドワークを通してアラスカ先住民の人々と「自然環境」との関わりを描く。
    内陸アラスカ先住民の人々は、動植物や精霊、土地との関係性のなかで息をひそめながら暮らしてきた。「人間」が問い直されている今、彼らの「交感しすぎない」という知恵から「自然との共生」を再考する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    近藤 祉秋(コンドウ シアキ)
    専門:文化人類学、アラスカ先住民研究。博士(文学)
  • 著者について

    近藤 祉秋 (コンドウ シアキ)
    専門:文化人類学、アラスカ先住民研究。博士(文学)。
    共編著に『食う、食われる、食いあう――マルチスピーシーズ民族誌の思考』(青土社、2021年)、論文に「危機の「予言」が生み出す異種集合体――内陸アラスカ先住民の過去回帰言説を事例として」『文化人類学』86巻3号、「内陸アラスカ先住民の世界と「刹那的な絡まりあい」――人新世における自然=文化批評としてのマルチスピーシーズ民族誌」『文化人類学』86巻1号などがある。

犬に話しかけてはいけない―内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌 の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:近藤 祉秋(著)
発行年月日:2022/10/20
ISBN-10:4766428455
ISBN-13:9784766428452
判型:B6
発売社名:慶應義塾大学出版会
対象:一般
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:233ページ
縦:19cm
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