フォルケホイスコーレのすすめ―デンマークの「大人の学校」に学ぶ [単行本]

フォルケホイスコーレのすすめ―デンマークの「大人の学校」に学ぶ の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  大学進学／就職前、キャリアの転機、リタイア後…ふと人生で寄り道したくなった時、そこにフォルケホイスコーレがある！今、あらためて注目を浴びるデンマークの“学び直しの場”。「幸福の国」デンマークを根源から支えるフォルケホイスコーレ。その歴史からデンマークにおける位置づけ、日本への導入を目指した実践的取り組みなどを、多彩な執筆陣が紹介。試験も成績もナシ、いつでも誰でも入学可能、学生と教員、年齢と国籍を越えた全寮制の共同生活―徹底した対話重視の生活が育む、「現代社会を生き抜く力」

• 目次

  第１章　なんでフォルケホイスコーレに行こうと思ったの？
  現代の日本人とフォルケホイスコーレ／矢野拓洋
  「優等生」を抜け出して／井上綾乃
  日本企業で感じた「こうあるべき」空気／岡安夏来
  58歳、ホイスコーレに留学／平井明樹夫
  ホイスコーレは社会の「受け皿」ではない／ヤーンセン・モモヨ
  
  第２章　フォルケホイスコーレとデンマーク社会
  デンマークとホイスコーレ、二人三脚の180年／坂口緑
  デンマーク社会を支える民主主義／原田亜紀子
  ホイスコーレとヒューマンライブラリー／佐藤裕紀
  地域コミュニティを醸成するホイスコーレ／矢野拓洋
  
  第３章　デンマークから考える「日本」
  文化の違い、大解剖します！／宮森千嘉子
  そのプロジェクト、なぜ参加しているの？／安岡美佳
  スポーツの目的は試合に勝つこと？／松浦早希
  子どもへの声掛けは「チューリップだね」／安岡美佳
  デンマークの「行動する」デモクラシー／ソーレン・クロマン、藤田さなえ
  民主主義をメンテナンスする／ザキア・エルヴァン
  
  第４章　共に暮らし共に学ぶ、実践の現場から
  日本のフォルケホイスコーレの歴史／原義彦
  座談会①社会の中で学ぶ──自分らしく成果を出す
  大澤悠季、炭谷俊樹、蓑手章吾、皆川公美子
  座談会②暮らしの中で学ぶ──共同生活の絶妙なバランス
  河合道雄、菅原健介、町塚俊介
  
  第５章　日本流のフォルケホイスコーレを！
  ジャパン・ホイスコーレ／矢野拓洋
  一目惚れから始まった地域の学び舎／遠又香、安井早紀
  世界のホイスコーレとつながりながら／岡田勝太
  農業とマインドフルネスのホイスコーレ／倉澤翔太
  全国各地にホイスコーレを届ける／山本勇輝、杉山旬
  国境を越えるフォルケホイスコーレ／サラ・スコブボルグ・モーテンセン

• 出版社からのコメント

  ふと人生で寄り道したくなった時、そこにフォルケホイスコーレがある！　大人のための北欧型教育、最前線。

• 内容紹介

  今、あらためて注目を浴びるデンマークの“学び直しの場”
  「幸福の国」デンマークを根源から支えるフォルケホイスコーレ。
  ◎試験も成績もナシ　◎年齢も国籍も関係なく誰でも入学できる
  ◎学生と先生のフラットな関係　◎対話中心の学び
  ゆっくりとした時間の流れの中で「生きるちから」を育み、自分は何者なのか、何をするために生きていきたいのかを考える学びの舎。
  
  大学進学、就職前、キャリアの転機、リタイア後…
  ふと人生で寄り道したくなった時、そこにフォルケホイスコーレがある！
  
  教育哲学やデンマーク社会への影響、フォルケホイスコーレを通して見える日本社会の課題と改善の可能性を、多彩な執筆陣が親しみやすい語り口で紹介。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  矢野 拓洋(ヤノ タクミ)
  １９８８年生まれ。東京都立大学大学院都市政策科学域博士後期課程／一般社団法人ＩＦＡＳ共同代表／ジャパン・ホイスコーレＤａｙ準備委員会委員長／デモクラシーフェスティバルジャパン開催委員会共同代表。２０１３年、バース大学大学院建築・土木工学部建築工学：環境デザイン専攻修士課程修了。２０１４年から２０１７年までデンマークの建築設計事務所、研究機関に勤務しながらデンマーク社会についての理解を深める
  
  松浦 早希(マツウラ サキ)
  １９９１年生まれ。中学校教員／兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了（学校教育学）。神戸女子大学在籍中、デンマーク体操部の活動の一つであるオレロップ・ホイスコーレ（Ｇｙｍｎａｓｔｉｋｈｏｊｓｋｏｌｅｎ　ｉ　Ｏｌｌｅｒｕｐ）での短期研修をきっかけに、デンマークの体操観に魅了されて同校に留学。留学中にデンマークの社会制度や教育制度に興味を持ち、帰国後は大学院で研究し始める。民間のフィットネスクラブ勤務や大学助手を経て、現在は神戸市内の公立中学校に勤務しながら、デンマークの教育や体操について研究を行っている
  
  松永 圭世(マツナガ カヨ)
  １９９３年生まれ。会社員／九州大学人間環境学府修士課程。九州大学教育学部に在籍中、社会教育学を学ぶ傍ら、アメリカ、スウェーデン、デンマークに留学。各地でキャリア観に関する調査を行う。現在は大学生のキャリア支援に携わりつつ、北欧を度々訪れ、ワークライフバランスや教育、キャリアに関する視察やインタビューを続けている。大学院では対話と価値観の自覚について研究中
  
  真庭 伸悟(マニワ シンゴ)
  １９９６年生まれ。会社員。東京大学教育学部に在籍中、教育が社会に与える影響に関心を持ち、３年間休学。愛媛県松野町にて教育とまちづくりをテーマに２年間地域おこし協力隊として活動。半年間デンマークのブランビア・ホイスコーレ（Ｂｒａｎｄｂｊｅｒｇ　Ｈｏｊｓｋｏｌｅ）に留学

• 著者について

  矢野 拓洋 (ヤノタクミ)
  1988年生まれ。東京都立大学大学院都市政策科学域博士後期課程／一般社団法人IFAS共同代表／ジャパン・ホイスコーレDay準備委員会委員長／デモクラシーフェスティバルジャパン開催委員会共同代表。
  2013年、バース大学大学院建築・土木工学部建築工学：環境デザイン専攻修士課程修了。2014年から2017年までデンマークの建築設計事務所、研究機関に勤務しながらデンマーク社会についての理解を深める。著書に『タクティカル・アーバニズム』（2021）、『北欧の教育最前線』（2021）。
  
  松浦 早希 (マツウラサキ)
  1991年生まれ。中学校教員／兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了（学校教育学）。
  神戸女子大学在籍中、デンマーク体操部の活動の一つであるオレロップ・ホイスコーレ（Gymnastikhφjskolen i Ollerup）での短期研修をきっかけに、デンマークの体操観に魅了されて同校に留学。留学中にデンマークの社会制度や教育制度に興味を持ち、帰国後は大学院で研究し始める。民間のフィットネスクラブ勤務や大学助手を経て、現在は神戸市内の公立中学校に勤務しながら、デンマークの教育や体操について研究を行っている。
  
  松永 圭世 (マツナガカヨ)
  1993年生まれ。会社員／九州大学人間環境学府修士課程。
  九州大学教育学部に在籍中、社会教育学を学ぶ傍ら、アメリカ、スウェーデン、デンマークに留学。各地でキャリア観に関する調査を行う。現在は大学生のキャリア支援に携わりつつ、北欧を度々訪れ、ワークライフバランスや教育、キャリアに関する視察やインタビューを続けている。大学院では対話と価値観の自覚について研究中。
  
  真庭 伸悟 (マニワシンゴ)
  1996年生まれ。会社員。
  東京大学教育学部に在籍中、教育が社会に与える影響に関心を持ち、3年間休学。愛媛県松野町にて教育とまちづくりをテーマに２年間地域おこし協力隊として活動。半年間デンマークのブランビア・ホイスコーレ（Brandbjerg Hφjskole）に留学。
  
  一般社団法人ＩＦＡＳ (イッパンシャダンホウジンアイファス)
  デンマーク発祥の成人教育機関であるフォルケホイスコーレを中心としたデンマークの概念を日本に広めるため、2015年に設立。2018年に法人化。デンマークのフォルケホイスコーレに関する情報を日本語で発信しているのに加え、ホイスコーレに関する講演、研究、ホイスコーレの要素を取り入れたワークショップや教育プログラムの企画運営をしている。

フォルケホイスコーレのすすめ―デンマークの「大人の学校」に学ぶ の商品スペック