王朝物語の世界―『竹取』『伊勢』『うつほ』そして『源氏』へ [単行本]

王朝物語の世界―『竹取』『伊勢』『うつほ』そして『源氏』へ の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「物語の出で来はじめの親」竹取物語、「みやび」の伊勢物語・伝奇物語・歌物語の融合と長篇うつほ物語の誕生、そして源氏物語への継承と発展。作中人物の造型を軸に、成立と展開をたどりつつ、王朝物語の魅力へと踏み入る。

• 目次

  序　物語文学の成立と展開
  第一篇　竹取物語の世界
  第一章　竹取翁とかぐや姫
  第二章　五人の求婚者たちと難題
  第三章　天と地と―帝とかぐや姫―
  第四章　竹取物語の和歌
  （付）　死ぬる命をすくひやはせぬ―竹取物語註釈の補訂―
  第二篇　伊勢物語の世界
  第一章　二条后章段の諸相
  第二章　東下り章段の諸相
  第三章　有常と敏行
  第四章　みやびに生きる女たち
  第五章　神域の恋―斎宮章段における王権と禁忌―
  第六章　津の国の行平・業平兄弟―伊勢物語の空間―
  第七章　惟喬親王章段の主題と方法
  第八章　翁章段の位相
  第九章　伊勢物語の終焉
  第十章　伊勢物語と大和物語
  第三篇　うつほ物語の世界　続
  第一章　俊蔭の誕生―小野篁像の投影―
  第二章　蔵人少将源仲頼の物語
  第三章　三奇人の物語―笑いと諷刺―
  第四章　仲忠とあて宮
  第五章　うつほ物語の帝
  第六章　俊蔭は心ざしもかなひて―うつほ物語から源氏物語へ―
  第七章　うつほ物語の生と死
  第四篇　物語の種々相
  第一章　女はらからの物語史
  第二章　恋する老女たち
  第三章　物語を照らす蛍火
  第四章　王朝文学における病

• 出版社からのコメント

  作中人物の造型を軸に成立と展開をたどりつつ、王朝物語の魅力へと踏み入る。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  大井田 晴彦(オオイダ ハルヒコ)
  １９６９年群馬県生まれ。１９９９年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士（文学）。東京大学助手、名古屋大学大学院人間情報学研究科専任講師・助教授を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授

• 著者について

  大井田晴彦 (オオイダハルヒコ)
  名古屋大学教授

王朝物語の世界―『竹取』『伊勢』『うつほ』そして『源氏』へ の商品スペック