きみが忘れた世界のおわり [単行本]

きみが忘れた世界のおわり [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「過去も未来も、この絵にはない」完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去―交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。第１６回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

• 出版社からのコメント

  失われた記憶に触れるとき、その筆は愛を宿す。過去と向き合い、新たな一歩を踏み出すための再生の物語。再び巡り会う、二人の天才。

• 内容紹介

  Apple Books 2022 今年のベスト（デビュー部門）
  
  芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、
  死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介
  
  記憶喪失、アップデートされる幻覚、さらに夢を用いながら大切だった人を思い出していくという、とても凝った造りの作品で強く惹きつけられた。ーー薬丸岳
  
  
  完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去――交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。
  
  第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  実石 沙枝子(ジツイシ サエコ)
  １９９６年生まれ。静岡県出身。『別冊文藝春秋』新人発掘プロジェクト１期生（和足冴・名義）。本作品で第１６回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、デビュー

• 著者について

  実石 沙枝子 (ジツイシ サエコ)
  １９９６年生まれ。静岡県清水市（現・静岡市）出身。『別冊文藝春秋』新人発掘プロジェクト１期生（和足冴・名義）。『きみが忘れた世界のおわり』で第16回小説現代長編新人賞（奨励賞）を受賞してデビュー。

きみが忘れた世界のおわり [単行本] の商品スペック