20XX年のパンデミック―致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え(DOJIN選書) [全集叢書]
    • 20XX年のパンデミック―致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え(DOJIN選書) [全集叢書]

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20XX年のパンデミック―致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え(DOJIN選書) [全集叢書]

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出版社:化学同人
販売開始日: 2022/11/10
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20XX年のパンデミック―致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え(DOJIN選書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    新型コロナ、SARS、ニパ感染症、エイズ、エボラ出血熱、天然痘…人類が経験してきたパンデミックには、ターニングポイントとなる出来事があった。そしてその出来事のさらに上流には、一見些細な要因と得難い教訓が存在する。この教訓を、未知の感染症対策として活かすことはできないだろうか。本書では、パンデミックの裏で紡がれた人間ドラマに焦点を当てるとともに、未知の感染症パンデミックの可能性を仮想シナリオとして提示し、日本と世界の対応をシミュレートする。ウィズコロナを見据えながら、過去のパンデミックに学び、「パンデミックX」への備えの重要性を説く。
  • 目次

    はじめに
      ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?
      風が吹けば桶屋がもうかる

    プロローグ [仮想シナリオ]未知の感染症パンデミック
      ダッカのスラム街で謎の感染症アウトブレイクが発生
      日本でのインデックス・ケース(最初の患者)
      20XX年12月7日:WHOは公衆衛生上の緊急事態を宣言
      20XX年12月7日夜7時:内閣感染症危機管理監 記者会見
      サーベイランス
      検疫
      20XX年12月8日:国内での新型ニパ感染クラスター
      20XX年12月8日夜10時:内閣感染症危機管理監 記者会見
      20XX年12月9日昼:大学病院記者会見
      現状把握
      新感染症対策特別措置法
      20XX年12月10日:新型ニパ感染症政府現地対策本部を設置
      世界

    第1章 運命を変えた出会い――新型コロナウイルス感染症
      コピー機のところでの出会いが世界の運命を変えた
      7年前に新型コロナが発生するシグナルは存在していた
      ある眼科医のSNS――ふたたびSARSのアウトブレイクが起きている!
      危機管理では初動対応が明暗を分ける
      ヒトからヒトへの感染を認めるまでに3週間を要した
      ヒトからヒトへの感染は起こっているし、医療従事者にも感染している
      数日でウイルスゲノムが解析され公開された
      SARS-CoV-2の全ゲノム配列が公開された瞬間からワクチンと薬物の開発が始まった
      1月13日、モデルナは数時間でmRNAワクチンをデザインした
      ファイザーはビオンテックとワクチン共同開発を決めた
      メガファーマの結束
        コラム1 ラジーブ・ヴェンカヤ先生へのインタビュー(2021年1月14日)より

    第2章 一人の医師の勇気――重症急性呼吸器症候群(SARS)
      病院が閉鎖され人々は死んでいる
      これから何か悪いことが起こるような気がする
      感染防止のため私を隔離してほしい
      何かが違う、ただの熱やインフルエンザではなく何かもっと深刻で難しい病気だ
      一昨日は東南アジア、昨日は北米、今日はヨーロッパ……感染拡大のスピードが恐ろしく早い
      SARSは世界が協力することの大切さを教えてくれた
      SARSの原因は通常は風邪を引き起こすコロナウイルスの仲間であった
      医療スタッフが次々と倒れていった
      発症後4日以内に隔離されるようになると感染者数も減少に転じた
        コラム2 2003年1月末、私はシンガポールにいた

    第3章 森林伐採が引き起こした感染症――ニパ感染症
    一 マレーシア:イポー
      チュア先生の心は急いていた
      それはマレーシア北部の村、イポーではじまった
      子どもがかからないのは日本脳炎の亜型だから
      どうしても納得できませんでした。新種のウイルスかもしれないと考えました
      ほかのウイルスがどこかで混ざってしまったんだろう。早く捨ててしまいなさい
      やはり新種のウイルスである可能性が高い
      教授が真実に目を向けた瞬間
      やはり日本脳炎ではなかった
      なんてこった、これはパラミクソウイルスじゃないか!
      マレーシアにCDCの専門家チームを派遣していただけないでしょうか?
      CDCが現地入り:ブタからヒトの感染だけで、ヒトからヒトの感染はない
      ヘンドラウイルスの自然宿主はオオコウモリである!
      ニパウイルスの自然宿主もオオコウモリだった
    二 インド:ケララ
      ニパウイルスは強い感染率、高い致死率の感染症に進化した
      火種は常にくすぶっている
        コラム3 「地球環境変化と健康」という講義

    第4章 40年を超える戦い――エボラ出血熱
    一 1976年、ザイール
      ウイルス発見の瞬間
      あたかも小さな戦争に出かけるようであった
      ヤンブクにある病院がエピセンター(感染中心)となっている
      1日に使える注射器と注射針は5本だけ、それを何回も使い回していた
      やっと流行は収まった
    二 2013~16年、西アフリカ
      生き延びることができたのはこの上ない喜びです
    三 2018~19年、ふたたびコンゴ民主共和国
        コラム4 私が白血病の子どもを治す小児科医になったわけ その1

    第5章 医師たちの執念――エイズ
      CD4陽性細胞がまったくない、こんなケースは見たことも聞いたこともないよ
      新しい病気の警鐘を鳴らす最初の論文となった
      謎の病気はレトロウイルスが原因なのではないか?
        コラム5 私が白血病の子供を治す小児科医になったわけ その2

    第6章 史上最大の臨床試験――ポリオ
      ポリオの研究を推進するためにホワイトハウスに10セント硬貨を送ってください
      若くたってノーベル賞がとれるんだよ
      十分に不活化されていなかったらワクチンでポリオが発生するんだぞ!
      合計42万人を対象にした史上最大のランダム化臨床試験が実施された
      不活化ワクチンは100パーセント効く
      ポリオの流行を人為的つくり出してしまった――これはアメリカ史上最悪の薬害である
      家族に試した生ワクチンの結果は大成功だった
      生ワクチン? そんなものは捨ててしまえ!
        コラム6 私も娘の食物アレルギーがきっかけで臨床試験を実施した

    第7章 撲滅への道――天然痘
      スペイン軍は天然痘という生物兵器を携えてアステカとインカを征服した
      1947年、天然痘アウトブレイクでニューヨーク市が大パニックに
      1798年のジェンナーの小さな試みが天然痘ワクチンのはじまりである
      1956年以降、日本で天然痘はみられていない
      天然痘流行でユーゴスラビアは世界から完全に隔絶された
      いったん事がなされると、人々はそれをなすことは簡単なことだと考える
      ソビエト連邦崩壊とともに天然痘ウイルスがテロリストの手に落ちた可能性はある
      国民全員天然痘ワクチン接種賛成派の意見
      国民全員天然痘ワクチン接種反対派の意見
      最初に軍隊から、次に医療関係者から天然痘ワクチンを接種した
      医療関係者を中心とする一般市民3万8885人に接種
      コラム7 原因が解らなくてもその病気を根絶することはできる

    エピローグ [仮想シナリオ]継続は力なり
      Nipah Ça Suffit!(ニパはもうたくさん!)
      科学の王道を踏み外さない

    おわりに 日本は新型コロナパンデミックの教訓を生かせるか?
      ミッション・インポッシブル:実行不可能なことを可能にする
      先進的研究開発戦略センターを新設
      スカーダは説明責任を果たせるか?
      感染症危機管理庁創設を岸田首相が表明した
      競争ではなく国際共同を重視するべき

    あとがき
      新型コロナはインフルエンザのように世界の風土病として定着する
      あるウイルス種が繁栄するためには感染力を増しつつ毒性を弱めるように進化する
      新型コロナのパンデミックにより世界で1500万人が超過死亡した
      コロナ禍、日本の総死亡数は平年より1万人少なかった
      高齢化率が世界一なのに超過死亡率を低く抑えられた日本のパラドクス
      ウイズコロナとはどういうことか?
  • 出版社からのコメント

    パンデミックの裏で紡がれた人間ドラマからの教訓とは。20XX年「ディジーズX」への備えの重要性を説く。
  • 内容紹介

    新型コロナ、SARS、ニパ感染症、エイズ、エボラ出血熱、天然痘……人類が経験してきたパンデミックには、ターニングポイントとなる出来事があった。そしてその出来事のさらに上流には、一見些細な要因と得難い教訓が存在する。この教訓を、未知の感染症対策として活かすことはできないだろうか。本書では、パンデミックの裏で紡がれた人間ドラマに焦点を当てるとともに、ありうる未知の感染症パンデミックの可能性を仮想シナリオとして提示し、日本と世界の対応をシミュレートする。ウィズコロナを見据えながら、過去のパンデミックに学び、20XX年「パンデミックX」への備えの重要性を説く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    浦島 充佳(ウラシマ ミツヨシ)
    1986年東京慈恵会医科大学卒業後、附属病院において骨髄移植を中心とした小児がん医療に献身。93年医学博士。94~97年ダナファーバー癌研究所留学。2000年ハーバード大学大学院にて公衆衛生修士取得。2013年より東京慈恵会医科大学教授。小児科診療、学生教育に勤しむ傍ら、分子疫学研究室室長として研究にも携わる。9.11米国同時多発テロに強い衝撃を受け、医師として大勢の尊い命を守るべく活動するようになる。専門は小児科、疫学、統計学、がん、感染症。現在はビタミンDの臨床研究にフォーカスしている

20XX年のパンデミック―致死的感染症との闘いから考える未知のパンデミックへの備え(DOJIN選書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:化学同人 ※出版地:京都
著者名:浦島 充佳(著)
発行年月日:2022/11/10
ISBN-10:4759820906
ISBN-13:9784759820904
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:256ページ
縦:19cm
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