現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活(法蔵館文庫) [文庫]
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現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活(法蔵館文庫) [文庫]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2022/11/10
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現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活(法蔵館文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    七世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな生活をしていたのか―。唐の僧・義浄は、六七一年、戒律を学ぶために海路で天竺(インド)へ。留学先のナーランダー寺院で、インドの気候に即した現実的で健康第一な戒律が実践されていることに驚く。朝起きて一番にすること、歯みがきの方法、トイレのきまり、衣の着方、感染症対策を考慮した食事作法、客人の接待方法、葬式のきまり等。本書は、中国や東南アジアの風習とも比較しながら、当時の衣食住にわたる戒律の実態を報告した、第一級のインド留学レポである。
  • 目次

    義浄三蔵入竺求法行歴図
    写真 ナーランダー僧院遺跡
    凡例


     巻第一

    序章 [仏教通史――宇宙開闢から唐代まで]
    第一章 破夏非小[夏安居――雨期三ヶ月の合宿――を破っても僧伽内の地位の降下はない]
    第二章 対尊の儀[尊像・尊者・に対するきまり]
    第三章 食座小床[食事は小さな椅子に腰掛けてとる]
    第四章 餐分浄触[食事には浄・不浄区別の原則がある]
    第五章 食罷去穢[食後に穢(けが)れを去(と)る]
    第六章 水有二瓶[浄と不浄の二種類の水がある]
    第七章 晨旦観虫[朝、水中の虫を観察する]
    第八章 朝嚼歯木[朝には歯磨きをする]
    第九章 受斎軌則[お斎(とき)のきまり]

     巻第二

    第十章 衣食所須[衣服のきまり]
    第十一章 著衣法式[衣の著方のきまり]
    第十二章 尼衣喪制[苾蒭(びっしゅ)の衣と葬送の法]
    第十三章 結浄地法[浄地の結界方法]
    第十四章 五衆安居[夏安居の実際]
    第十五章 随意成規[随意=自恣――夏安居反省大会――の実際]
    第十六章 匙筯合不[匙と箸]
    第十七章 知時而礼[礼敬の方法]
    第十八章 便利之事[トイレのきまり]

     巻第三

    第十九章 受戒軌則[受戒式の実際]
    第二十章 洗浴随時[洗浴の方法]
    第二十一章 座具襯身[座(臥)具は夢精除けシーツ]
    第二十二章 臥息方法[寝具と尊像安置のきまり]
    第二十三章 経行少病[腹ごなし慢ろ歩き健康法]
    第二十四章 礼不相扶[挨拶の仕方]
    第二十五章 師資之道[師弟の有り方]
    第二十六章 客旧相遇[来訪苾芻(びっしゅ)への接待方法]
    第二十七章 先体病原[インド医学総論――疾病構造論――]
    第二十八章 進薬方法[印・中の比較医学論]
    第二十九章 除其弊薬[中国の悪薬への批判]
    第三十章 旋右観時[右繞・左繞論と時・非時論]

     巻第四

    第三十一章 灌沐尊儀[尊像の沐浴と香花の供養]
    第三十二章 讃詠之礼[讃歎・詠唱の礼法]
    第三十三章 尊敬乖式[中国の尊敬礼法への批判]
    第三十四章 西方学法[梵語文法学の簡単な紹介]
    第三十五章 長髪有無[根機=機根別の人生コース]
    第三十六章 亡財僧現[遺産相続の種々相]
    第三十七章 受用僧物[衣料は僧伽が支給する]
    第三十八章 焼身不合[焼身供養の否定]
    第三十九章 傍人獲罪[焼身供養の勧誘・幇助への批判]
    第四十章 古徳不為[善遇・慧智の二恩師への讃歎]

    解題に代えて――A君に――
    翻経三蔵義浄法師年譜
    あとがき
    文庫版寄帰伝によせて(加藤栄司)
    索引
  • 出版社からのコメント

    7世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな生活をしていたのか。唐の僧・義浄がインドと中国の戒律を比較して記した第一級の留学レポ。
  • 内容紹介

    7世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな生活をしていたのか。671年、戒律を学ぶために海路によりインドに渡った唐の僧・義浄三蔵が、留学先ナーランダー寺での衣食住にわたる戒律の実態を報告した第一級史料の現代語訳、衝撃の文庫化。

     *

    インドの僧侶が朝起きて、一番にすることは何か。
    感染症対策万全な食事内容とその方法とは。
    歯ブラシの使い方とは。
    トイレのしかたとは。
    私有財産の所有がほとんど許されない僧侶の遺産相続方法とは。
    遠方から来た客人を、どのように接待すべきか。
    葬式のきまりとは……。

     *

    義浄が見たインドの戒律とは、自由を縛る「べからず集」と化した戒律とは大違い。過酷な気候と限られた時間のなかで、仏道の目的到達のために、あえてしなくてもよいものを省いていく経験則の集積であった。
    『南海寄帰内法伝』は、義浄が、感嘆をもって、故郷の中国や、途中寄港した東南アジアの戒律と比較しながらまとめあげた、空前絶後のインド留学レポである。

    図書館選書
    7世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな日常を送っていたのか。インドに留学した唐の僧・義浄が、当時の中国と比較しながら書き留めた戒律の第一級資料。原著は鈴木学術財団特別賞受賞した名著。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宮林 昭彦(ミヤバヤシ ショウゲン)
    1932年、長野県生まれ。1955年、大正大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。1978年、大正大学教授。1985~6年、大正大学より海外研修を命じられる。南方上座部仏教の戒律実態調査のため、タイ国バンコク市トンブリのワット・パクナム・パーシーチャロアンにて出家・得度、短期間の僧伽出家生活を実修。1997年、大正大学人間学部長を経て、2001年、大本山光明寺第百十二世法主就任。2014年、遷化

    加藤 栄司(カトウ エイジ)
    1948年、千葉県生まれ。1982年、大正大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程満期退学。1985~6年、前記タイ国バンコク市トンブリにての海外研修に同行。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員。現在、天台宗圓宗寺住職(栃木県下都賀郡壬生町大字上稲葉)
  • 著者について

    宮林 昭彦 (ミヤバヤシ ショウゲン)
    1932年、長野県生まれ。1955年、大正大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。1978年、大正大学教授。1985~6年、大正大学より海外研修を命じられる。南方上座部仏教の戒律実態調査のため、タイ国バンコク市トンブリのワット・パクナム・パーシーチャロアンにて出家・得度、短期間の僧伽出家生活を実修。1997年、大正大学人間学部長を経て、2001年、大本山光明寺第百十二世法主就任。2014年、遷化。主な編著書に『法然上人と浄土宗』(大道社)『授菩薩戒儀浄土宗聖典』(浄土宗宗務庁)『授戒仏心を育てる』(青史出版)ほか。

    加藤 栄司 (カトウ エイジ)
    1948年、千葉県生まれ。1982年、大正大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程満期退学。1985年、前記タイ国バンコク市トンブリにての海外研修に同行。公益財団法人中村元東方研究所専任研究員。現在、天台宗・圓宗寺住職(栃木県下都賀郡壬生町大字上稲葉)。訳書に『仏菩薩聖徳大観上集』(華宇出版社・台北)、編著書に『仏典を知る最澄の世界』(佼成出版社)ほか、中国仏教、とくに義浄を中心とする唐代の戒律思想に関する論稿多数。

現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活(法蔵館文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:義浄(撰)/宮林 昭彦(訳)/加藤 栄司(訳)
発行年月日:2022/11/15
ISBN-10:483182643X
ISBN-13:9784831826435
旧版ISBN:9784831873538
判型:文庫
発売社名:法藏館
対象:教養
発行形態:文庫
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:672ページ
縦:15cm
厚さ:3cm
重量:426g
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