大学的相模ガイド―こだわりの歩き方 [単行本]

大学的相模ガイド―こだわりの歩き方 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  相模原、厚木、海老名、大和、座間、そして町田…これらは「何もない郊外」と評される地域です。本書は、そんな横浜でも、川崎でも、湘南でも、鎌倉でもない、いわば「じゃない方」の神奈川（と東京）を、歴史・文化・生活様式・ランドスケープの視点から深掘りします。

• 目次

  はじめに 塚田修一
  
  ■第１部　〈舞台〉としての相模
  上古の相模を求める旅――秦氏の水路を遡る（山田　純）
  【コラム】神奈川県民のランキングをめぐる優しい心（山田　純）
  せめぎあう空間としての相模
  ――幻の「相模湾上陸作戦／相模防衛戦」を通して（野上　元）
  【コラム】湘南vs相模（野上　元）
  【コラム】地域情報誌が作る「相模原」（田中大介）
  フッドとしての相模原――ＮＯＲＩＫＩＹＯを中心に（木本玲一）
  【コラム】マンガが描く相模原、町田（岩下朋世）
  ＴＢＳホームドラマと相模――『金妻』から『それでも家を買いました』へ（西田善行）
  【コラム】見えない基地／観られる基地（塚田修一）
  【インタビュー】宮崎大祐監督に聞く――「何もない」ことを撮る（塚田修一）
  事件に映る相模――「相模原事件」と「座間事件」を通して（松下優一）
  【コラム】スラム・ツーリズム（木本玲一）
  
  
  ■第２部〈生きられる空間〉としての相模
  相模原における女性の暮らし――近代女性の「聞き書き」を読みながら（中西泰子）
  【コラム】酒饅頭と高座豚とプリン（中西泰子）
  「さがみ」は、誰に住み良いか――語りのなかからみえてくるもの（小谷敏）
  【コラム】二つの校歌（小谷敏）
  モール化する相模大野――「普通のまち」に開かれた商業施設を作る（田中大介）
  【コラム】「特産品」としてのキーボード（近森高明）
  田園とショッピング・センターの共在――海老名の駅前風景を読み解く（楠田恵美）
  【コラム】海老名サービスエリア（楠田恵美）
  学生街としての相模――青山学院大学厚木キャンパスと本厚木（加島　卓）
  【コラム】幻の厚木モノレール構想（加島　卓）
  〈国境〉の接し方――いちょう団地の示すもの（後藤美緒）
  【コラム】レモングラスのある商品棚から（後藤美緒）
  【コラム】国勢調査から見た「相模」（西田善行）
  
  ■第３部〈ランドスケープ〉としての相模
  「町田」を生んだ道を歩く――鎌倉街道と多摩丘陵（鈴木智之）
  【コラム】絹の道と原町田（鈴木智之）
  【コラム】広い相模原を歩く（田中大介）
  巨大インフラの隣で暮らす――「五差路の橋本」から「リニアの橋本」へ（近森高明）
  【コラム】「越境のメディア」として相模の私鉄を考える（辻　泉）
  【コラム】ロマンスカー・ミュージアム探訪記（辻　泉）
  パチンコ店がある風景――相模原の「ありふれた景観」の形成について（塚田修一）
  【コラム】相模川におけるダムと水没移転先の現在（松下優一）
  「性」の街のランドスケープ――町田駅裏と場所の記憶（佐幸信介）
  【コラム】キッチュな建築様式、結婚式教会とラブホテル（佐幸信介）
  
  索引
  お出かけガイド

• 出版社からのコメント

  相模原、厚木、海老名、大和、座間、そして町田。これら相模地域という「じゃない方」の神奈川（と東京）の面白がり方を提示します。

• 内容紹介

  相模原、厚木、海老名、大和、座間、そして町田……これらは「何もない郊外」と評される地域です。本書は、そんな横浜でも、川崎でも、湘南でも、鎌倉でもない、いわば「じゃない方」の神奈川（と東京）を、歴史・文化・生活様式・ランドスケープの視点から深掘りします。

• 著者について

  塚田修一 (ツカダシュウイチ)
  慶應義塾大学社会学研究科博士後期課程修了（2011年）。 現在、相模女子大学学芸学部メディア情報学科専任講師。 著書には『国道16号線スタディーズ』（共編、青弓社、2018年）などがある。

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