たえる・きざす(生態人類学は挑む) [全集叢書]
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たえる・きざす(生態人類学は挑む) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2022/12/02
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たえる・きざす(生態人類学は挑む) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    現代の「人間」の輪郭を浮かび上がらせる試みは、人類が葛藤のなかで培った「耐える」力を探ることから始まる。絶滅の危機にある種と感染症との闘い、焼畑農耕による森の破壊と再生の連関、変動する島環境のなかで移住によって命をつなぐ人々―積み重ねてきた知恵を足場に自らを改変するダイナミズム。
  • 目次

    序 [伊藤詞子]

    第Ⅰ部 アウター・ワールド再考 

    第1章 環境の生成と消滅-人新世とエスノプライマトロジー[足立 薫]
     はじめに
     1 生態と人類の間
     2 霊長類学の「約束」
     3 アフリカから香港へ
     おわりに

    第2章 アグロフォレストリーとともに生きる-チャ・コーヒー・カカオ栽培の事例より[四方 篝,藤澤奈都穂,佐々木綾子] 
     はじめに
     1 東南アジア・タイ北部のチャ栽培
     2 中米・パナマ中部のコーヒー栽培
     3 中部アフリカ・カメルーン東南部のカカオ栽培
     4 考察―3 つのアグロフォレストリーに通底する特徴

    第3章 タンザニア農村における家畜飼養のこれから-家畜感染症の流行に学ぶ[勝俣昌也,神田靖範,伊谷樹一]
     1 家畜の大量死
     2 牛耕の重要性
     3 2016年のウシの大量死
     4 ひろがるブタ飼養
     5 2017年ブタの大量死
     6 牛耕とホム
     7 アフリカ農村でできること

    第Ⅱ部 反転するインナー・ワールドとアウター・ワールド

    第4章 つながりを維持し,葛藤を引き受ける-フィジー・キオア島における変化にたえることの歴史と現在[小林 誠]
     はじめに
     1 自然の歴史と文化の歴史
     2 別の島へ
     3 新たなつながりと新たな葛藤
     4 ツバルとフィジーの間で
     5 さらなる変化
     6 変化にたえる
     おわりに

    第5章 霊長類の社会変動にみるレジリエンス[竹ノ下祐二]
     はじめに
     1 群れの「危機」と個体の葛藤
     2 「危機」における個体の創造的行動
     3 人工哺育された飼育ゴリラの群れ復帰
     まとめ

    第6章 「互恵」と「共感」にもとづく正義の実現-共同体ガバナンスと葛藤解決における普遍的道徳基盤のはたらき[竹川大介]
     1 はじめに 葛藤をのり越える
     2 調査方法と地域概要
     3 葛藤の事例
     4 葛藤解決あるいは正義の実現
     5 人間性のきざし
    [補論]普遍的道徳基盤とその生物学的背景―互恵的利他行動と心の理論から生じる「互恵」と「共感」

    第Ⅲ部 渾沌を生きる

    第7章 国境を越えた集団移住と「環境難民」-歴史経験が生み出すバナバ人の怒りと喪失感[風間計博]
     はじめに
     1 サンゴ島の環境条件と集団移住
     2 バナバ人の歴史経験―島の荒廃と強制移住
     3 移住後の経済生活―環境への順応と困窮化
     4 フィジーにおける集団移住者の法的位置
     5 考察―集団移住モデルの有効性
     おわりに―過酷な「理想郷」の生成

    第8章 個の死と類の亡失をめぐる人類学的素描[内堀基光]
     1 個の死と類の存続
     2 死ぬことの人称性
     3 「死者」の誕生
     4 自己の死の生成と不死
     5 個体の向こうと手前
     6 類の存続
     7 類の亡失
     8 保存される種
     9 生まれること

    終章 カソゲの森にきざすもの-ヒトがもたらす攪乱と生成[伊藤詞子]
     はじめに
     1 アウター・ワールドとしてのヒト
     2 インナー・ワールドの住人たち
     3 渾沌を生きる
     4 おわりに―クッシー再び

    索 引
    執筆者紹介
  • 出版社からのコメント

    生態から遊離した「人間」の時代にヒトの生と死を捉え直す。絶滅危惧種の闘い、森の破壊と再生、環境難民。新時代の人間の本質に迫る
  • 内容紹介

    現代の「人間」の輪郭を浮かび上がらせる試みは、人類が葛藤のなかで培った「耐える」力を探ることから始まる。絶滅の危機にある種と感染症との闘い、焼畑農耕による森の破壊と再生の連関、変動する島環境のなかで移住によって命をつなぐ人々--積み重ねてきた知恵を足場に自らを改変するダイナミズム。

    図書館選書
    現代の「人間」の輪郭を浮かび上がらせる試みは、人類が葛藤のなかで培った「耐える」力を探ることから始まる。絶滅の危機にある種と感染症との闘い、森の破壊と再生、移住で命をつなぐ人々。新時代の人間の本質に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 詞子(イトウ ノリコ)
    京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)
  • 著者について

    伊藤 詞子 (イトウ ノリコ)
    京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,博士(理学).主な著作に,「第7章 共存の様態と行為選択の二重の環―チンパンジーの集団と制度的なるものの生成」(『制度―人類社会の進化』京都大学学術出版会,2013年),「第7章 出会われる「他者」―チンパンジーはいかに〈わからなさ〉と向き合うのか」(『他者―人類社会の進化』京都大学学術出版会,2016年)などがある.

たえる・きざす(生態人類学は挑む) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:伊藤 詞子(編)
発行年月日:2022/12/05
ISBN-10:4814004400
ISBN-13:9784814004409
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:331ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:475g
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