二一世紀のパトリック・モディアノ―七編のテクストを読む [単行本]
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二一世紀のパトリック・モディアノ―七編のテクストを読む [単行本]

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二一世紀のパトリック・モディアノ―七編のテクストを読む の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    錯綜する記憶・意識・時間の流れを活写し、「現代のプルースト」と称されるモディアノ。その独特で華麗なテクストを「秘密」「謎」「手帳」「犬」「傷跡」「希薄な家族関係」「失踪する女性」などを鍵語に精緻に読み解く。現実と虚構を軽やかに往還するテクストの快楽。
  • 目次

    はじめに--テクストの快楽を探して

    ◉第一章 『小さな宝石』(二〇〇一年)
        -忌避と愛着、あるいは母をめぐる物語
    母との再会/「小さな宝石」としての娘、テレーズ/恐怖と執着/「小さな宝石」そして、小さな少女/森の闇中に捨てられた、黒いプードル犬/モロー=バドマエフと女性薬剤師/新たな出発点に立つテレーズ
    ◉第二章 『夜の事故』(二〇〇三年) -記憶という迷宮のなかで
    家族の不在/夜の事故/過去へと急転換する意識/過去からの使者 一匹の黒い犬/海緑色のフィアット、そしてジャクリーヌとの再会/だが、それでもなお不確かな世界
    ◉第三章 『失われた青春のカフェで』(二〇〇七年) -ルキ、永遠の謎
    ルキの物語/最初の語り手 国立高等鉱業学校の学生/第二の語り手 ピエール・ケスレィ/
    第三の語り手 ジャクリーヌ・ドランク、愛称、ルキ/最後の語り手 ロラン/愛するが故の隔たり
    ◉第四章 『地平線』(二〇一〇年) -失われた青春の時を求めて
    失踪する女性、逃走する物語/ジャンとマーガレットの馴れ初め/マーガレットの隠された逃走理由?/二人の新たな仕事/逃げる女/幻想と現実/地平線の彼方へ-決定的な逃走/ベルリンへの旅 
    ◉第五章 『夜の草』(二〇一二年)-謎深き過去に身を任せて
    物語の結構/家宅侵入する女/犬と原稿/ラングレ、過去の記録を明かす人/ダニーにいったい何があったのか?/ブランシュ男爵夫人……、そしてダニー/文筆家の誕生-ブランシュ男爵夫人からジャンヌ・デュヴァルへ
    ◉第六章 『あなたがこの辺りで迷わないように』(二〇一四年)
        -書物に託された積年のメッセージ
    反復的な変奏/アドレス帳の紛失-物語の出発点/過去の自分を探し求めて/過去を語る三人の証人/アニー・アストランからの手紙/アニーとの再会/すべては暗闇の彼方に
    ◉第七章 『眠れる記憶』(二〇一七年)-反復と消失の彼方に
    女性たちをめぐる物語/スティオッパ氏の娘/スペイン在住の女性、ミレイユ・ウルソフ/
    ジュヌヴィエーヴ・ダラムとの不思議な経緯/忘れ去りたい女性、ユベルサン夫人との再/名前のない女性/拳銃による殺人/同棲と失踪/「眠れる森の美女」の館を目指して/現実と虚構のに
    おわりに-現実と虚構の軽やかな往還
            参考文献
            索引
  • 内容紹介

    現実と虚構を軽やかに往還する
    ノーベル賞作家モディアノの華麗なテクストを精緻に読み解く

    錯綜する記憶・意識・時間の流れを活写し、「現代のプルースト」と称されるモディアノ。その独特なテクストを「秘密」「謎」「手帳」「犬」「傷跡」「希薄な家族関係」「失踪する女性」などを鍵語に、その華麗なテクストを精緻に読み解く。
    =========
    はじめに--テクストの快楽を探して

    ◉第一章 『小さな宝石』(二〇〇一年)
        -忌避と愛着、あるいは母をめぐる物語
    母との再会/「小さな宝石」としての娘、テレーズ/恐怖と執着/「小さな宝石」そして、小さな少女/森の闇中に捨てられた、黒いプードル犬/モロー=バドマエフと女性薬剤師/新たな出発点に立つテレーズ
    ◉第二章 『夜の事故』(二〇〇三年) -記憶という迷宮のなかで
    家族の不在/夜の事故/過去へと急転換する意識/過去からの使者 一匹の黒い犬/海緑色のフィアット、そしてジャクリーヌとの再会/だが、それでもなお不確かな世界
    ◉第三章 『失われた青春のカフェで』(二〇〇七年) -ルキ、永遠の謎
    ルキの物語/最初の語り手 国立高等鉱業学校の学生/第二の語り手 ピエール・ケスレィ/
    第三の語り手 ジャクリーヌ・ドランク、愛称、ルキ/最後の語り手 ロラン/愛するが故の隔たり
    ◉第四章 『地平線』(二〇一〇年) -失われた青春の時を求めて
    失踪する女性、逃走する物語/ジャンとマーガレットの馴れ初め/マーガレットの隠された逃走理由?/二人の新たな仕事/逃げる女/幻想と現実/地平線の彼方へ-決定的な逃走/ベルリンへの旅 
    ◉第五章 『夜の草』(二〇一二年)-謎深き過去に身を任せて
    物語の結構/家宅侵入する女/犬と原稿/ラングレ、過去の記録を明かす人/ダニーにいったい何があったのか?/ブランシュ男爵夫人……、そしてダニー/文筆家の誕生-ブランシュ男爵夫人からジャンヌ・デュヴァルへ
    ◉第六章 『あなたがこの辺りで迷わないように』(二〇一四年)
        -書物に託された積年のメッセージ
    反復的な変奏/アドレス帳の紛失-物語の出発点/過去の自分を探し求めて/過去を語る三人の証人/アニー・アストランからの手紙/アニーとの再会/すべては暗闇の彼方に
    ◉第七章 『眠れる記憶』(二〇一七年)-反復と消失の彼方に
    女性たちをめぐる物語/スティオッパ氏の娘/スペイン在住の女性、ミレイユ・ウルソフ/
    ジュヌヴィエーヴ・ダラムとの不思議な経緯/忘れ去りたい女性、ユベルサン夫人との再/名前のない女性/拳銃による殺人/同棲と失踪/「眠れる森の美女」の館を目指して/現実と虚構のに
    おわりに-現実と虚構の軽やかな往還
            参考文献
            索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    土田 知則(ツチダ トモノリ)
    1956年、長野県に生まれる。1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。千葉大学名誉教授。専門はフランス文学・文学理論
  • 著者について

    土田知則 (ツチダトモノリ)
    1956年、長野県に生まれる。
    1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
    千葉大学名誉教授。
    専門はフランス文学・文学理論。

    著書に、『現代文学理論―テクスト・読み・世界』(共著、新曜社、1996年)、
    『ポール・ド・マン―言語の不可能性、倫理の可能性』(岩波書店、2012年)、
    『現代思想のなかのプルースト』(法政大学出版局、2017年)、
    『ポール・ド・マンの戦争』(彩流社、2018年)、
    『他者の在処―住野よるの小説世界』(小鳥遊書房、2020年)
    『『星の王子さま』再読』(小鳥遊書房、2021年)ほか、
    訳書に、ショシャナ・フェルマン『狂気と文学的事象』(水声社、1993年)、
    ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー
    ―ルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにおける比喩的言語』(岩波書店、2012年)、
    バーバラ・ジョンソン『批評的差異―読むことの現代的修辞に関する試論集』
    (法政大学出版局、2016年)ほかがある。

二一世紀のパトリック・モディアノ―七編のテクストを読む の商品スペック

商品仕様
出版社名:小鳥遊書房
著者名:土田 知則(著)
発行年月日:2022/10/31
ISBN-10:4909812962
ISBN-13:9784909812964
判型:B6
発売社名:小鳥遊書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:301ページ
縦:19cm
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