時事新報社主福沢諭吉―社説起草者判定による論客の真実 [単行本]
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時事新報社主福沢諭吉―社説起草者判定による論客の真実 [単行本]

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出版社:法律文化社
販売開始日: 2022/11/08
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時事新報社主福沢諭吉―社説起草者判定による論客の真実 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    岩波書店刊『福沢諭吉全集』の「時事新報論集」は、編纂者である石河幹明による意図的な選別のため福沢執筆社説を正しく抽出していない。福沢は日清戦争前に軍備拡大を唱えたことも、戦後に日英同盟の必要性を主張したこともない。また植民地は不要であり、朝鮮に対しては独立を支援するべきとしていた。本書は、語彙や文体を分析する「井田メソッド」により福沢真筆社説を選び直し、知られざる思想の全貌を明らかにする。
  • 目次

    ◆第Ⅰ部 福沢諭吉はどこにいるのか

    第一章 『時事新報』社説起草者判定の必要性
     1 独立した個人による国家の発展を説いた思想家
     2 福沢健全期『時事新報』社説起草者判定
     3 福沢の原稿が残存している社説と、福沢以外の執筆者による社説の区別

    第二章 大正版『福沢全集』「時事論集」の判定
     1 福沢諭吉の『時事新報』論説を研究するものは少ない
     2 『時事新報』論説とは何か
     3 大正版『福沢全集』「時事論集」所収社説の起草者判定

    第三章 石河幹明入社前の社説判定―明治一五年(一八八二)三月~明治一八年(一八八五)三月
     1 前石河社説群とは何か
     2 前石河社説群起草候補者たち
     3 前石河社説群の起草者推定
     4 前石河社説群中の推定福沢直筆社説
     5 推定福沢直筆社説の概観

    第四章 福沢が直接指導していた時期の社説判定―明治一八年(一八八五)四月~明治二四年(一八九一)九月
     1 当該期間の社説の起草者推定
     2 当該期間の推定福沢直筆社説
     3 推定福沢直筆社説の概観

    第五章 福沢が権限を移譲していった時期の社説判定―明治二四年(一八九一)一〇月~明治三一年(一八九八)九月
     1 菊池武徳一時退社後の人手不足
     2 当該期間の推定福沢直筆社説
     3 推定福沢直筆社説の概観


    ◆第Ⅱ部 国内問題に関する社説と福沢

    第六章 宗教論―国民宗教を希求し、キリスト教国化を予言
     1 福沢のキリスト教容認論への転換を解く鍵は『全集』非収録社説にある
     2 キリスト教関連社説の一覧
     3 豹変を説明する『全集』非収録社説の発見
     4 ノルマントン号事件前のキリスト教関連社説
     5 ノルマントン号事件後のキリスト教関連社説

    第七章 興業論―商工立国のほかに道なし
     1 『時事新報』創刊前の興業論
     2 福沢健全期『時事新報』中の興業論関連社説の一覧
     3 興業論関連『全集』非収録社説の紹介
     4 興業論関連社説の概観

    第八章 移民論―海外移住にあたり心がけるべきこと
     1 福沢署名著作における移住・殖民の用例
     2 福沢健全期『時事新報』中の移民論関連社説の一覧
     3 ウェイクフィールドの組織的植民論
     4 移民論関連『全集』非収録社説の紹介
     5 移民論関連社説の論調の変遷

    第九章 交通論―鉄道は民設かつ米国方式で
     1 『時事新報』創刊前の交通論
     2 福沢健全期『時事新報』中の交通論関連社説の一覧
     3 交通論関連『全集』非収録社説の紹介
     4 交通論関連社説の論調の変遷

    第十章 『全集』非収録署名入社説―福沢関与の可能性について
     1 誰が署名入社説を執筆したのか
     2 『全集』非収録署名入社説の一覧と分布
     3 特異な署名入社説の紹介

    ◆第Ⅲ部 対外問題に関する社説と福沢

    第十一章 清国論―貿易相手国として付き合いつつ、市民革命に期待
     1 清国関連『全集』非収録社説の発見
     2 福沢健全期『時事新報』中の清国関連社説の一覧
     3 清国関連社説の論調の変遷

    第十二章 朝鮮論―独立国家として扱い、通商や軍事の協定を結ぶべき
     1 朝鮮関連『全集』非収録社説の発見
     2 福沢健全期『時事新報』中の朝鮮関連社説の一覧
     3 朝鮮関連社説の論調の変遷

    第十三章 海軍論―人材育成を優先させるべき
     1 『時事新報』社説中海軍論の一覧
     2 福沢健全期の海軍論の概観および注目すべき『全集』非収録社説
     3 軍事史との関わりを探る

    第十四章 陸軍論―不要な兵員は削減すべき
     1 いかにして陸軍論を選ぶか
     2 『時事新報』社説中陸軍論の一覧
     3 陸軍論社説の概観
     4 注目すべき『全集』非収録社説

    第十五章 外交貿易論―不平等条約改正の提唱
     1 『時事新報』創刊前の条約改正交渉
     2 福沢健全期『時事新報』中の外交貿易論関連社説の一覧
     3 外交貿易論関連『全集』非収録社説の紹介
     4 新聞記者にして外交官・波多野承五郎(日清戦争前の論点)
     5 福沢諭吉は「日英同盟」の主唱者か(日清戦争後の論点)
     6 外交貿易論関連社説の論調の変遷


    ◆第Ⅳ部 福沢伝と『全集』の編纂者・石河幹明

    第十六章 福沢諭吉像を歪めたのは誰か
     1 本章が明らかにすること
     2 「不誠実」とは「故意」という意味である
     3 同じ「時事論集」を称していても「大正版」と「昭和版」とでは内実が異なる
     4 『修業立志編』は『全集』に収録されるべきだ
     5 徳富蘇峰の福沢批判に小泉信三は『続福沢全集』を用いて応えた

    第十七章 石河明子著『石河幹明伝』の意義
     1 現在は過去の延長上にある
     2 作者が『石河幹明伝』の執筆を思い立つまで
     3 待ち望まれていた『石河幹明伝』の刊行
     4 本文「9悪人説への反論」への応答
     5 別冊『文春新書「福沢諭吉の真実」平山洋著における不審点』への応答
     6 石河幹明の「誠実」をもはや信じることはできない

    終 章 最近の研究動向との関連

    参考文献
    あとがき
    福沢諭吉略年譜
    『時事新報』社説索引
    書名索引/人名索引
  • 出版社からのコメント

    語彙や文体の分析により、「時事新報論集」における福沢真筆社説を選び直し、定説とは異なる本当の福沢の思想を読み解く決定版。
  • 内容紹介

    『福沢諭吉全集』の「時事新報論集」は、編纂者・石河幹明による意図的選別のため福沢執筆社説を正しく抽出しておらず、長年にわたり福沢の論説を歪めてきた。本書は、語彙や文体の分析により福沢真筆社説を選び直し、本当の福沢の思想を読み解いていく。これまでの定説とは異なる、知られざる福沢の思想の全貌を解明する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    平山 洋(ヒラヤマ ヨウ)
    1961年神奈川県生まれ。1996年ハーバード大学ライシャワー日本学研究所客員研究員。現在静岡県立大学国際関係学部助教
  • 著者について

    平山 洋 (ヒラヤマ ヨウ)
    平山 洋(静岡県立大学国際関係学部助教)

時事新報社主福沢諭吉―社説起草者判定による論客の真実 の商品スペック

商品仕様
出版社名:法律文化社 ※出版地:京都
著者名:平山 洋(著)
発行年月日:2022/11/10
ISBN-10:4589042371
ISBN-13:9784589042378
判型:B5
発売社名:法律文化社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:428ページ
縦:21cm
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