武蔵野インディアン(P+D BOOKS) [単行本]

武蔵野インディアン(P+D BOOKS) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。…都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマン一家の子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついておらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだ―。武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。

• 内容紹介

  武蔵野を題材にさまざまな明と暗を描く
  
  「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。……都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」
  関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマンの子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついていおらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだ――。
  武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。
  
  図書館選書
  関東大震災後に郊外に移ってきた都会の子・太田久雄と、武蔵野にルーツを持つ地元の友人たち。その交流を通じて、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまな差異を浮き彫りにした珠玉作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  三浦 朱門(ミウラ シュモン)
  １９２６（大正１５）年１月１２日‐２０１７（平成２９）年２月３日、享年９１。東京都出身。１９８５年、第７代文化庁長官に就任

武蔵野インディアン(P+D BOOKS) [単行本] の商品スペック