イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 [単行本]
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イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 [単行本]
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イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 [単行本]

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販売開始日: 2022/09/27
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イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    歴史的・哲学的洞察を踏まえてイタリアの教育におけるフルインクルージョン体制の到達点を紹介!1970年に障害児のための学校を廃止し、フルインクルーシブ教育へと大きく方向を転換したイタリア。その歴史的文脈を障害者の最初の「足跡」が残されている紀元前から、フランスのイタールやセガン、そして傑出した教育学者マリア・モンテッソーリへと概観する。「フルインクルーシーブ教育」の理念が歴史的にどのように生み出され、教育現場の取り組みに浸透し発展、展開していったのかを体系的に示した一冊。
  • 目次

     日本語版まえがき[アントネッロ・ムーラ]
     凡例
     序文
     イタリアにおけるフルインクルーシブ教育に学ぶ[大内進]

    第1章 教育的な意図の彼岸――遠い過去へのまなざし
     1 「足跡」を再構築する難しさと障害の拒絶
     2 「複数のまなざし」の必要性
     3 「例外」から最初の興味の芽生えへ

    第2章 ジャン・マルク・イタール――「独善的な診断」から教育的な関係へ
     1 侮蔑と科学的な関心――一八世紀末のフランスにおける「異質さ」
     2 違いの存在が「アイデンティティ」を育てる――ジャン・マルク・イタールと「アヴェロンの野生児」
     3 教育的な介入と方法――ほのかな兆し

    第3章 エドゥアール・セガンと「白痴」の教育
     はじめに
     1 エドゥアール・セガン――人柄と略伝
     2 「白痴」の教育――思想と方法

    第4章 フランスからイタリアへ――マリア・モンテッソーリ
     1 「精神障害(知的障害)」――国外への関心からイタリアの文化的な文脈へ
     2 マリア・モンテッソーリ――最初の人格形成期における医学、文化、社会参加
     3 知的障害への関心とモンテッソーリ自身のコミットメント
     4 自由としての教育

    第5章 知育と人間形成の教育――長く複雑な文化的・社会的進展
     1 公立学校における教育の道のり――初めての措置
     2 世界的な変化――解放運動の広がりと政治的・社会的な変化
     3 万人を受け容れる学校――三〇年の道のりの光と影

    第6章 インクルージョンを実現するための新たな概念・文化モデル
     1 障害を見つめる新たな視点――国際障害分類(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)へ
     2 「精神遅滞者(知的障害者)の権利宣言」から「サラマンカ宣言」へ
     3 二〇〇六年の国連条約

    第7章 「ぺダゴジア・スぺチャーレ」と特別な教育方法論の貢献
     1 「ぺダゴジア・スぺチャーレ」の目的と課題
     2 インクルージョンのための教育法

    第8章 インクルージョンのプロセスに現れる側面――いくらかの自覚と多くの挑戦
     1 専門化されたスキルからスキルの共有へ――取り組みを包摂するシステム
     2 世界を生きる――個別教育計画から生涯計画へ
     3 世界を構築する――主人公としての市民

     原著参考文献
     日本語主要参考文献
     訳者あとがき[大内紀彦]
  • 内容紹介

    1970年代から障害児のための学校を廃止しインクルーシブ教育へと方向転換したイタリア。その歴史的文脈を紀元前からイタールやセガン、そしてモンテッソーリまで概観し、理念と実践の発展・展開を「障害者の権利に関する条約」や教育方法論を踏まえて概説する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ムーラ,アントネッロ(ムーラ,アントネッロ/Mura,Antonello)
    イタリア国立カリアリ大学教授。専門はペダゴジア・スペチャーレ(特に学校教育および社会における障害者の統合の問題を研究)。イタリア「ペダゴジア・スペチャーレ」学会(SIPeS)会員ほか

    大内 進(オオウチ ススム)
    星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員。1949年生まれ。筑波大学大学院教育研究科修了。東京都教論、筑波大学附属盲学校(現視覚特別支援学校)教諭、国立特別支援教育総合研究所盲教育研究室室長、教育支援部長などを歴任。日本弱視教育研究会会長(2010‐2016)。専門は、視覚障害教育、イタリアのインクルーシブ教育等

    大内 紀彦(オオウチ トシヒコ)
    特別支援学校教員。1976年生まれ。イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。神奈川県特別支援学校教諭。専門は、特別支援教育、日伊文化交流史
  • 著者について

    アントネッロ・ムーラ (アントネッロ ムーラ)
    イタリア国立カリアリ大学教授
    専門はぺダゴジア・スぺチャーレ(特に学校教育および社会における障害者の統合の問題を研究)。イタリア「ぺダゴジア・スぺチャーレ」学会(SIPeS)会員ほか。
    著作に Associazionismo familiare, handicap e didattica(『家族会、ハンディキャップおよび教育法――探究的研究』 FrancoAngeli, 2004)、Pedagogia speciale oltre lascuola. Dimensioni emergenti nel processo di integrazione(アントネッロ・ムーラ編『ぺダゴジア・スぺチャーレ 学校を超えて――統合のプロセスに現れる様相』FrancoAngeli, 2015)、Diversità e inclusione. Prospettive di cittadinanza tra processistorico-culturali e questioni aperte(『多様性とインクルージョン――歴史文化的プロセスと開かれた問いの間の市民の視点』F…

    大内 進 (オオウチ ススム)
    星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員
    独立行政法人国立特別支援教育総合研究所名誉所員
    1949年生まれ。筑波大学大学院教育研究科修了。東京都教諭、筑波大学附属盲学校(現視覚特別支援学校)教諭、国立特別支援教育総合研究所盲教育研究室室長、教育支援部長などを歴任
    日本弱視教育研究会会長(2010-2016)
    専門は、視覚障害教育、イタリアのインクルーシブ教育等著書に『視覚障害のためのインクルーシブアート学習――基礎理論と教材開発』(編著、ジアーズ教育新社、2021年)、『視覚障害教育に携わる方のために5訂版』(共著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『特別支援教育コーディネーターの役割と連携の実際――教育のユニバーサルデザインを求めて』(編著、教育出版、2012年)、『ルイ・ブライユ(学習まんが人物館)』(監修、小学館、2016年)、『我が国における弱視教育の展開』(編著、あずさ書店、2013年)など

    大内 紀彦 (オオウチ トシヒコ)
    特別支援学校教員
    1976年生まれ。イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。神奈川県特別支援学校教諭
    専門は、特別支援教育、日伊文化交流史
    訳書に『精神病院のない社会をめざして――バザーリア伝』(共訳、岩波書店、2016年)、『バザーリア講演録 自由こそ治療だ!――イタリア精神保健ことはじめ』(共訳、岩波書店、2017年)、『土地の記憶から読み解く早稲田――江戸・東京のなかの小宇宙』(共訳、勉誠出版、2021年)、論文に「バザーリア講演録より『健康と労働』」(共同執筆、『福祉労働』第165号、現代書館、2019年)、「ラグーサ・玉の発見と日本への帰国――下位春吉家の人々との交流を通じて」(『イタリア圖書』第48号、イタリア書房、2016年)など

イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:アントネッロ ムーラ(著)/大内 進(監修)/大内 紀彦(訳)
発行年月日:2022/09/30
ISBN-10:4750354716
ISBN-13:9784750354712
判型:B6
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:303ページ
縦:19cm
その他: 原書名: Pedagogia Speciale:Riferimenti storici,temi e idee〈Mura,Antonello〉
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