中国の都市の歴史的記憶―一九世紀後半~二〇世紀前半の日本語表象 [単行本]
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中国の都市の歴史的記憶―一九世紀後半~二〇世紀前半の日本語表象 [単行本]

和田 博文(編)王 志松(編)高 潔(編)
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出版社:勉誠社
販売開始日: 2022/09/30
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中国の都市の歴史的記憶―一九世紀後半~二〇世紀前半の日本語表象 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代日本の中国体験の研究はこれまで、戦争(上海事変・日中戦争)や事件、特定の都市(上海・大連)などを切り口として行われてきた。しかし中国の主要都市には、日本人が継続的に存在し、また仕事や観光で訪れている。それらの人々が執筆した、書籍や雑誌掲載記事は数多く存在する。一九世紀後半から二〇世紀前半にかけて、日本人は中国の都市やエリアでどのような異文化体験を積み重ね、自己や他者と向き合ってきたのか。日中共同研究により、日本語表象に映し出された中国の都市を多角的に検討し、近代日本の中国体験の全体像を浮き彫りにする。
  • 目次

    はじめに 和田博文

    Ⅰ 日本近代の中国イメージの形成
     日本人の中国都市体験 1894-1945 和田博文
     座談会 中国の都市の記憶 和田博文・李征・王志松・高潔

    Ⅱ 日本語のレンズが捉えた中国北部
     日本語表象と「北支」の地政学 王志松
     旅順―帝国の〈聖地〉 木田隆文
     大連―内側から捉えられた植民地都市の諸相 単援朝
     長春(新京)―満鉄調査部事件と石堂清倫 竹内栄美子
     ハルビン―「遠東のモスクワ」 祝然
     天津―谷崎潤一郎、芥川龍之介の「支那趣味」と天津旅行 李煒
     北京―歴史の証言者としての街 島村輝
     青島―翻訳都市、須賀敦子の青島 山﨑眞紀子

    Ⅲ 日本語のレンズが捉えた中国中部
     日本語表象と「中支」の地政学 横路啓子
     上海―俳句に謳われた異文化 和田桂子
     蘇州―「楓橋夜泊」を底流とした詩・水・夜の都市表象 楊柳岸
     杭州―ミステリーとロマンスと 五味渕典嗣
     南京―近代旅行記に見えた南京城 梅定娥
     武漢―内田佐和吉がいた漢口租界 藥師寺美穂
     重慶―重慶旅行記における都市風景と歴史記憶 楊偉

    Ⅳ 日本語のレンズが捉えた中国南部
     日本語表象と「南支」の地政学 高潔
     厦門―はてしない路地の町 河野龍也
     香港―東洋と西洋の交差する場所 大原祐治
     広州―真杉静枝の広州訪問とその叙述の表裏 鄒双双

    主要参考文献
    日本人の中国都市体験 関連年表(一八九四~一九四五)(和田博文編)
    あとがき
    執筆者紹介
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    日本人の足跡・記憶が映し出す新たな歴史像
  • 内容紹介

    近代日本の中国体験の研究はこれまで、戦争(上海事変・日中戦争)や事件、特定の都市(上海・大連)などを切り口として行われてきた。しかし中国の主要都市には、日本人が継続的に在住し、また仕事や観光で訪れている。それらの人々が執筆した、書籍や雑誌掲載記事は数多く存在する。
    19世紀後半から20世紀前半にかけて、日本人は中国の都市やエリアでどのような異文化体験を積み重ね、自己や他者と向き合ってきたのか。
    日中共同研究により、日本語表象に映し出された中国の都市を多角的に検討し、近代日本の中国体験の全体像を浮き彫りにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    和田 博文(ワダ ヒロフミ)
    東京女子大学比較文化研究所長・丸山眞男記念比較思想研究センター長、東洋大学名誉教授。専門は文化史・比較文化・日本近現代文学

    王 志松(オウ シショウ)
    中国北京師範大学外国言語文学学院日文系教授。専門は日本現代文学・中日比較文学

    高 潔(コウ ケツ)
    中国上海外国語大学日本文化経済学院教授。専門は日本近代文学、中日比較文学
  • 著者について

    和田博文 (ワダヒロフミ)
    和田博文(わだ・ひろふみ)
    東京女子大学比較文化研究所長・丸山眞男記念比較思想研究センター長、東洋大学名誉教授。専門は文化史・比較文化・日本近現代文学。
    著書に『シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書、2013年、交通図書賞)、『〈異郷〉としての大連・上海・台北』(編著、勉誠出版、2015年)、『海の上の世界地図―欧州航路紀行史』(岩波書店、2016年)、『〈異郷〉としての日本―東アジアの留学生がみた近代』(共編、勉誠出版、2017年)、『三越誕生!―帝国のデパートと近代化の夢』(筑摩選書、2020年)などがある。

    王 志松 (オウシショウ)
    王 志松(おう・ししょう)
    中国北京師範大学外国言語文学学院日文系。専門は日本現代文学・中日比較文学。
    著書に『小説翻訳与文化建構―以中日比較文学研究為視角』(清華大学出版社、2011年)、論文に「1980年代における中国の日本文学翻訳―季刊誌『日本文学』を中心として」(『跨境―日本語文学研究』2020年11号)、「成島柳北与《花月新志》―日本近代文学的漢詩文脈絡」(『日語学習与研究』2021年4期)などがある。

    高 潔 (コウケツ)
    中国上海外国語大学日本文化経済学院教授。専門は日本近代文学、中日比較文学。
    著書に『「疾首蹙額」の旅行者:芥川龍之介の中国行とその『支那遊記』』(華東理工大学出版社、2010年)、論文に「佐藤春夫「女誡扇綺譚」における台湾」(『外国文学評論』2013年第1期)、「木下杢太郎「崑崙山」試論」(『東アジア日本語・日本文化研究』第21集、2015年12月)、「谷崎潤一郎文学のアンチオリエンタリズム的読み:「蘇州紀行」「秦淮の夜」「西湖の月」を中心に」(『日本語学習と研究』2018年第3期)などがある。

中国の都市の歴史的記憶―一九世紀後半~二〇世紀前半の日本語表象 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:和田 博文(編)/王 志松(編)/高 潔(編)
発行年月日:2022/09/20
ISBN-10:4585320210
ISBN-13:9784585320210
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:365ページ
縦:21cm
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