書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) [単行本]
    • 書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) [単行本]

    • ¥2,75083 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年11月4日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003628777

書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) [単行本]

価格:¥2,750(税込)
ゴールドポイント:83 ゴールドポイント(3%還元)(¥83相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年11月4日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:その他
販売開始日: 2022/10/13
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) の 商品概要

  • 目次

    はじめに─ トランジットの人間
    小説の初心に回帰する─ ミシェル・ウエルベック『セロトニン』評
    新時代の心の哲学?─ マルクス・ガブリエル『新実存主義』評
    平成の「先ぶれ」と昭和の「最後の響き」─ 吉本ばなな『白河夜船』評
    ひび割れた物語、とびきりの攻撃性─ 佐藤友哉『水没ピアノ』評
    《妻》はどこにいるのか─ 村上春樹/濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』評
    《勢》の時代のアモラルな美学─ 劉慈欣『三体』三部作評
    インターネットはアートをどう変えるのか? ─ ボリス・グロイス『流れの中で』評
    泡の中、泡の外 ─ カズオ・イシグロ『クララとお日さま』評
    承認の政治から古典的リベラリズムへ─ フランシス・フクヤマ『アイデンティティ』『リベラリズムとその不満』評
    メタバースを生んだアメリカの宗教的情熱─ ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ』評
    感覚の気候変動─ 古井由吉『われもまた天に』評
    帰属の欲望に介入するアート─ ニコラ・ブリオー『ラディカント』評
    共和主義者、儒教に出会う─ マイケル・サンデル他『サンデル教授、中国哲学に出会う』評
    胎児という暗がり、妊娠というプロジェクト─ リュック・ボルタンスキー『胎児の条件』評
    自己を環境に似せるミメーシス─ ヨーゼフ・ロート『ウクライナ・ロシア紀行』評
    実証主義は必要だが十分ではない ─ スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』評
    フローの時代の似顔絵─ 多和田葉子『地球にちりばめられて』+村田沙耶香『信仰』評
    新しい老年のモデル─ デイヴィッド・ホックニー&マーティン・ゲイフォード『春はまた巡る』評
    現代のうるおいのないホームレス状況─ 2022年上半期芥川賞候補作評
    おわりに─ 書評的思考
  • 内容紹介

     批評家・福嶋亮大による書評集。ミシェル・ウエルベック『セロトニン』、マルクス・ガブリエル『新実存主義』、村上春樹『ドライブ・マイ・カー』、劉慈欣『三体』、スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』など、主にこの10年間に日本で刊行された文芸書および思想書を題材として、思考の《現在地》を描き出すことを目指した一冊だ。

     筆者は本書にて「一冊の書物をグループ内の信号へと矮小化することなく、そこから潜在的な力を引き出すにはどうすればよいだろうか。本書はこの問題への私なりの応答として書かれている。思うに、書評とは、書物というウイルスの変異株を作成することに等しい。私は自らの作成した小さな変異株を一冊にファイルし、交差させ、ときにショートさせようとした。それは書物どうしを対話させること、つまり人間たちの部族主義から離脱して、むしろ本の生態系を組み立てることをめざすものである」と述べている。

     批評家の浅田彰は、本書の帯に「あらかじめ用意した理論体系に都合のいい例を当てはめるのではない。多種多様な書物を、各々の文脈を考慮して批評し、そのコラージュによって大きな構図を浮かび上がらせる。優れた批評家にしか描けない、これは驚きと発見に満ちた時代精神の天気図だ」と推薦文を寄せている。
  • 著者について

    福嶋亮大 (フクシマリョウタ)
    1981年京都市生まれ。文芸批評家。京都大学文学部博士後期課程修了。現在は立教大学文学部文芸思想専修准教授。文芸からサブカルチャーまで、東アジアの近世からポストモダンまでを横断する多角的な批評を試みている。著書に『復興文化論』(サントリー学芸賞受賞作)『厄介な遺産』(やまなし文学賞受賞作)『辺境の思想』(共著)『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』『百年の批評』『らせん状想像力 平成デモクラシー文学論』『ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想』『感染症としての文学と哲学』等がある。

書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) の商品スペック

商品仕様
出版社名:blueprint
著者名:福嶋亮大(著)
発行年月日:2022/10
ISBN-10:4909852352
ISBN-13:9784909852359
判型:B6
発売社名:blueprint
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:252ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
他のその他の書籍を探す

    その他 書物というウイルス 21世紀思想の前線(RealSound Collection) [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!