続・道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践・展望 [単行本]
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続・道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践・展望 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2022/11/02
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続・道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践・展望 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二〇一八年度から開始された「特別の教科道徳」は、定着の色を見せてきた。しかし、このことは必ずしも「道徳教育学」の確立を意味するものではない。そこで本書では、第一巻に続き、より深く道徳科の理論的基盤の構築に取り組み、より多彩なアプローチから道徳教育学を捉える。また、新たな試みとして、次期学習指導要領に向け、これまでの我が国の道徳教育のあり方を検証し、現行の学習指導要領について課題を見出していく。
  • 目次

    はじめに

    序 章 道徳教育学の構築に向けて(走井洋一)
     1 道徳教育研究の多様さと偏り――論文タイトルの分析から
     2 他の教科教育研究における学形成に向けての模索とその課題
     3 道徳科・道徳教育の特殊性とそれに起因する学形成の困難さ
     4 道徳教育学の対象と方法


     第Ⅰ部 歴史的視座

    第1章 明治中後半期における「道徳」の模索(水野雄司)
     1 本章の目的
     2 明治20年代――始まりとしての道徳
     3 明治30年代――戦争と国民的・国家的道徳
     4 明治40年代――到達点としての国民道徳

    第2章 昭和戦前期の修身教授改革論の展開――第四期国定修身教科書と「日本精神」をめぐって(貝塚茂樹)
     1 道徳教育史における昭和戦前期
     2 第四期国定修身教科書と修身科
     3 修身教授改革論の展開
     4 「日本精神」「日本主義」と修身教育

    第3章 修身科の評価の史的展開に関する素描――国民科修身の成績考査の諸相(江島顕一)
     1 修身科の評価
     2 修身科の評価の変遷
     3 国民学校における成績考査
     4 修身科の成績考査の研究――今後の課題

    第4章 森戸辰男と道徳教育――占領解除後を中心に(緒賀正浩)
     1 森戸と道徳教育の関わり
     2 森戸の教育再改革論における道徳教育の位置づけ
     3 「期待される人間像」答申審議における森戸
     4 「第三の教育改革」における森戸の道徳教育論――まとめにかえて

    第5章 下程勇吉における「まことの倫理」と道徳教育(桑嶋晋平)
     1 近現代日本における「まことの倫理」と道徳教育の諸問題
     2 戦後初期から1958年代前後までの下程の道徳教育論の展開
     3 道徳教育論における「まこと」
     4 下程の「まことの倫理」の今日的意義


     第Ⅱ部 理論的視座

    第6章 カント主義的構成主義による内容項目の正当化(高宮正貴)
     1 道徳的諸価値の正当化の必要性
     2 カント倫理学における道徳の区分と内容
     3 オニールのカント主義的構成主義による徳の正当化
     4 権利基底的正義論の限界
     5 オニールによる徳の分類と我が国の内容項目の分類
     6 正義と徳の教育に向けて――今後の課題

    第7章 共和主義,パトリオティズム,ナショナリズム――「市民」には,なぜ,どのような,「愛国心」が必要なのか(古川雄嗣・南勇佑吾)
     1 なぜ「愛国心」と「ナショナリズム」を論じるのか
     2 ナショナリズムとは何か
     3 ナショナリズムなき愛国心?
     4 多文化時代の愛国心教育
     5 脱構築から再構築へ

    第8章 道徳教育を基礎づける新たな社会像の構想(走井洋一)
     1 思考先行型行為モデルの源流とその帰結
     2 人間本性としての「自己利益」と「共感」を基盤とした社会
     3 人間の自然本性と社会の規模――社会拡大モデルと社会連繫モデル
     4 二つの社会モデルから見出される道徳教育の可能性

    第9章 友情と道徳的発達――『ニコマコス倫理学』におけるアリストテレスの友愛論を手がかりとして(酒井健太朗)
     1 友情と道徳的発達
     2 アリストテレス倫理学における友愛
     3 対等でない者同士の友愛と道徳的発達
     4 対等な者同士の友愛と道徳的発達
     5 徳に基づく友愛はどのように生じるのか
     6 道徳的発達と友愛

    第10章 「考える道徳」に向けた議論における授業論(指導方法論)に関する考察(馬場 勝)
     1 考察の観点と方法
     2 道徳の教科化前の授業論に係る議論
     3 道徳の教科化後の授業論に係る議論
     4 授業論に係る論議の連続性

    第11章 「資質・能力」の方向性を導くための〈道徳性〉の再定義(荒木寿友)
     1 コンピテンシー育成の教育モデル
     2 資質・能力に規定される人間性の育成の問題
     3 道徳教育は何を目的とするのか
     4 資質・能力にどのように道徳性を位置づけるか


     第Ⅲ部 実践的視座

    第12章 スポーツを題材とした道徳教育の実践開発に向けて(藤井基貴)
     1 道徳教育におけるスポーツ/スポーツにおける道徳教育
     2 スポーツの起源と価値
     3 道徳教育におけるスポーツ
     4 スポーツにおける道徳/倫理教育の現状と課題
     5 スポーツ・インテグリティ教育と道徳教育の架橋
     6 スポーツを題材とした道徳教育の可能性と課題

    第13章 郷土を愛する心を育成する道徳教育――学校の特色を生かしたカリキュラム・マネジメントを通して(木下美紀)
     1 問題の所在
     2 郷土教育をめぐる諸理論と課題
     3 「郷土を愛する心」と教育課程
     4 学校の特色とカリキュラム・マネジメント
     5 具体的な実践事例――「地域・社会貢献」をテーマとしたカリキュラム・マネジメント
     6 郷土愛を育成するカリキュラムの可能性と課題

    第14章 道徳的諸価値の連関と内容項目の再編(木原一彰)
     1 道徳科の授業と内容項目の位置づけ
     2 道徳的諸価値の連関とカリキュラム・マネジメント
     3 内容項目の整理・統合と,中核的内容項目の設定
     4 道徳科における中核的価値の意義と内容項目再編の課題


     第Ⅳ部 新しい学習指導要領に向けて

    概 説(貝塚茂樹)

    第15章 目  標(荒木寿友)
     1 徳教育,道徳の時間(道徳科)の目標の変遷
     2 道徳教育,道徳科の目標の課題

    第16章 内  容 (西野真由美)
     1 学習指導要領における内容とその示し方
     2 「内容」の実施状況
     3 内容構成とその取扱いをめぐる課題
     4 展 望

    第17章 指 導 法(足立佳菜)
     1 本章の立ち位置
     2 道徳指導法の変遷の概要
     3 各種課題・論点

    第18章 評  価(関根明伸)
     1 「評価」概念に対する解釈と用法の混乱
     2 「道徳教育専門部会」と「道徳教育に係る評価の在り方に関する専門家会議」の「評価」
     3 妥当性と信頼性のある「評価」へ


    資 料  押谷由夫先生インタビュー――1989(平成元)年版学習指導要領改訂をめぐって(聞き手 西野真由美)

    おわりに
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    道徳科の理論的基盤の構築に取り組み、多彩なアプローチから道徳教育学を捉える。さらに従来の道徳教育のあり方を検証し、今後を探る
  • 内容紹介

    2018年度から開始された「特別の教科 道徳」は、定着の色を見せてきた。しかし、このことは必ずしも「道徳教育学」の確立を意味するものではない。そこで本書では、第一巻に続き、より深く道徳科の理論的基盤の構築に取り組み、より多彩なアプローチから道徳教育学を捉える。また、新たな試みとして、次期学習指導要領に向け、これまでの我が国の道徳教育のあり方を検証し、現行の学習指導要領について課題を見出していく。
  • 著者について

    道徳教育学フロンティア研究会 (ドウトクキョウイクガクフロンティアケンキュウカイ)
    道徳教育学フロンティア研究会
    会  長 貝塚茂樹
    事務局長 江島顕一
    会  員 約30名(2024年9月現在)

続・道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践・展望 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:道徳教育学フロンティア研究会(編)
発行年月日:2022/11/10
ISBN-10:4623094820
ISBN-13:9784623094820
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:292ページ
縦:21cm
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