私たちの歴史を癒すということ―ワイタンギ条約の課題 [単行本]
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私たちの歴史を癒すということ―ワイタンギ条約の課題 [単行本]

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出版社:影書房
販売開始日: 2022/11/15
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私たちの歴史を癒すということ―ワイタンギ条約の課題 の 商品概要

  • 目次

    謝辞
    序文――第3版出版に寄せて
    まえがき
       *
    イントロダクション――長い旅のはじまり

    第1部:歴史

    第1章 信仰、ジャガイモ、人を温かく迎え入れる心
    第2章 歴史の断片――アイルランド、カナダ、オーストラリア 
    第3章 宣教師による征服――キリスト教と植民地化 
    第4章 神話を打ち砕く 
    第5章 神話との闘い 
    第6章 なぜ私たちは歴史を知らないのか? 

    第2部:癒し

    第7章 関わるということ 
    第8章 自分自身の物語を大切にするということ 
    第9章 アイデンティティを尊重する――パラレルアプローチ 
    第10章 白人特権――隠れた恩恵 
    第11章 歴史への癒し 
    第12章 希望のパラドックス 
       *
    ◉付録
    ◉用語集 
    ◉参考文献 
    訳者あとがき 
    解説 「歴史を正すことに格闘する――その重要性と難しさ」……上村英明 
  • 出版社からのコメント

    マオリが1840年に英国と結んだ「ワイタンギ条約」。ニュージーランドで植民地化はどう進んだか。植民地時代の歴史をどう学ぶか。
  • 内容紹介

    〈本書は、先住民族の権利の土台ともなる、誤謬に満ち、歪曲され、捏造された「近代史」という歴史の「癒し」を行なってきた著者の格闘の記録である。本書の原題が、“Healing Our History”であるため「癒し」という穏やかな日本語が用いられているが、著者が取り組んできたことは、百年を悠に超える「近代」という傷ついた時間の流れを修復する壮大な作業といえる〉――本書解説「歴史を正すことに格闘する――その重要性と難しさ」(上村英明・恵泉女学園大学名誉教授)より
     
    ニュージーランドへのアイルランドからの入植者というルーツをもつ著者は、若いころにアメリカの公民権運動や開発途上国への国際救援活動などに関わるなかで、先住民族マオリが植民地時代に受けた痛みの影響が、失業や差別などさまざまな形で現代にまで続いていることを知ります。また、そのころ盛んになっていた植民地時代に収奪された土地へのマオリによる補償要求運動を目の当たりにしながら、多数派の人びとにはマオリと連帯してそれらの不正を正す責任があることに気づきます。

    前半の第1部では、ニュージーランドの植民地時代の起点である、1840年に英国がマオリに結ばせた「ワイタンギ条約」以後、どのように植民地化は進んでいったのか、誰がどのようにして先住民族の土地収奪を可能にしたのか等、ニュージーランドの植民地化の歴史を先住民族マオリの視点から捉え直し整理していきます。
     
    後半の第2部では、マオリの権利と尊厳の回復とともに、不正を正し社会に正義を回復させるために自国の植民地時代の歴史をどう学ぶべきか、マオリとパケハ(白人植民者)とに二極化された社会をいかに「和解」に導くのか、著者が開発・提唱する「ワイタンギ条約ワークショップ」(パラレルワークショップ)を中心に論じます。

    21世紀の私たちが植民地主義をいかに克服していくのかという困難な課題に対する一つのユニークなアプローチを提起する書。
    ニュージーランドのベストセラー、初邦訳!

    図書館選書
    マオリが1840年に英国と結んだ「ワイタンギ条約」。以後ニュージーランドで植民地化はどう進んだか。マオリの権利と尊厳の回復と共に、植民地時代に築かれた差別構造を正し社会に正義を回復させるために歴史をどう学ぶか。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    コンセダイン,ロバート(コンセダイン,ロバート/Consedine,Robert)
    ニュージーランド・クライストチャーチ郊外の労働者階級が暮らす町アディントンのアイルランド系カトリックの「コミュニティ」で育つ。アメリカの公民権運動や開発途上国への国際救援活動に関わるなかで、世界で最も疎外された環境における人間の尊厳のための闘いを目の当たりにしてきた。1981年のスプリングボックスツアー反対運動に参加したことで2週間投獄された際、獄中で先住民族マオリの囚人たちから聞いた、あらゆる種類の収奪を反映した物語―家族との別離、土地、言語、文化、失業、虐待、暴力、自尊心の低下、個人的・組織的な人種差別など―に衝撃を受けた、その後、トリッシュ・コンセダインと共に、マオリとバケハのネットワークの支援を受けてワイタンギ・アソシエイツを設立、ニュージーランドの人々が植民地の歴史について学び、創造的に立ち向かえるよう、革新的な教育戦略を組み合わせた支援を行なってきた。200以上のニュージーランドの団体でワイタンギ条約に関する教育ワークショップを開催し、このワークショップのモデルをカナダとオーストラリアにも拡大させた

    コンセダイン,ジョアナ(コンセダイン,ジョアナ/Consedine,Joanna)
    幼い頃から世の中の公正さや正義とは何かを意識する環境で育った。このような背景から、大学ではこれらの価値観を深めるようなコースを選択。学士号を優等で取得(専攻:教育学)した後、職業訓練プログラムの指導員として、正規の資格を持たない失業者や学校離脱者にさらなる訓練と雇用の機会を提供する仕事に従事した。ニュージーランドに帰国後は、ワイタンギ・アソシエイツで契約社員として働き、現在はキャリア開発に携わっている

    中村 聡子(ナカムラ サトコ)
    筑波大学(人文学類民俗学・民族学コース)卒業。University of Canterbury修士課程修了(Master of Business Management)。都市銀行国際資本市場部門、財閥系コンサルティングファームで通算14年勤務後、翻訳・教育を中心とした自社経営。2013年にニュージーランドに移住。翻訳業務を続ける傍ら、クライストチャーチ市の留学エージェントで事業開発部長を務めた後、公立小学校(Burnside Primary School)に勤務。同校にて文化的催事物のコーディネート、ピアノ伴奏、日本文化の紹介などに携わる。また、市内の留学生のケアや日本の大学への進学指導なども行なっている
  • 著者について

    ロバート・コンセダイン (ロバート コンセダイン)
    クライストチャーチ郊外の労働者階級が暮らす町アディントンのアイルランド系カトリックの「コミュニティ」で育つ。アメリカの公民権運動や開発途上国への国際救援活動に関わるなかで、世界で最も疎外された環境における人間の尊厳のための闘いを目の当たりにしてきた。1981年のスプリングボックスツアー反対運動に参加したことで2週間投獄された際、獄中で先住民族マオリの囚人たちから聞いた、あらゆる種類の収奪を反映した物語――家族との別離、土地、言語、文化、失業、虐待、暴力、自尊心の低下、個人的・組織的な人種差別など――に衝撃を受けた。その後、トリッシュ・コンセダインと共に、マオリとパケハのネットワークの支援を受けてワイタンギ・アソシエイツを設立、ニュージーランドの人々が植民地の歴史について学び、創造的に立ち向かえるよう、革新的な教育戦略を組み合わせた支援を行なってきた。200以上のニュージーランドの団体でワイタンギ条約に関する教育ワークショップを開催し、このワークショップのモデルをカナダとオーストラリアにも拡大させた。

    ジョアナ・コンセダイン (ジョアナ コンセダイン)
    幼い頃から世の中の公正さや正義とは何かを意識する環境で育った。このような背景から、大学ではこれらの価値観を深めるようなコースを選択。学士号を優等で取得(専攻:教育学)した後、職業訓練プログラムの指導員として、正規の資格を持たない失業者や学校離脱者にさらなる訓練と雇用の機会を提供する仕事に従事した。ニュージーランドに帰国後は、ワイタンギ・アソシエイツで契約社員として働き、現在はキャリア開発に携わっている。

    中村 聡子 (ナカムラ サトコ)
    筑波大学(人文学類 民俗学・民族学コース)卒業。University of Canterbury 修士課程修了(Master of Business Management)。都市銀行国際資本市場部門、財閥系コンサルティングファームで通算14年勤務後、翻訳・教育を中心とした自社経営。2013年にニュージーランドに移住。翻訳業務を続ける傍ら、クライストチャーチ市の留学エージェントで事業開発部長を務めた後、公立小学校(Burnside Primary School)に勤務。同校にて文化的催物のコーディネート、ピアノ伴奏、日本文化の紹介などに携わる。また、市内の留学生のケアや日本の大学への進学指導なども行なっている。

    上村 英明 (ウエムラ ヒデアキ)
    熊本市生まれ。恵泉女学園大学名誉教授。1982年市民団体「市民外交センター」を設立、現在共同代表を務める。先住民族の権利に早い段階から着目し、日本国内のみならず国際機関を通してその回復運動に広い視野から取り組む。著書に、『新・先住民族の「近代史」:植民地主義と新自由主義の起源を問う』(法律文化社)、『知っていますか? アイヌ民族 一問一答 新版』(解放出版社)、『世界と日本の先住民族』(岩波書店)ほか。

私たちの歴史を癒すということ―ワイタンギ条約の課題 の商品スペック

商品仕様
出版社名:影書房
著者名:ロバート コンセダイン(著)/ジョアナ コンセダイン(著)/中村 聡子(訳)
発行年月日:2022/11/15
ISBN-10:4877144935
ISBN-13:9784877144937
判型:B6
発売社名:影書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:443ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
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