孤独の俳句―「山頭火と放哉」名句110選(小学館新書) [新書]
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孤独の俳句―「山頭火と放哉」名句110選(小学館新書) [新書]

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出版社:小学館
販売開始日: 2022/11/24
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孤独の俳句―「山頭火と放哉」名句110選(小学館新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、心に沁みる名句がある。漂泊・独居しながら句作を続け“放浪の俳人”と言われた種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。厖大な作品群から、山頭火の句は現代俳句の泰斗・金子兜太が、放哉の句は芸人・芥川賞作家の又吉直樹が厳選・解説。名句を再発見する“奇跡の共著”。
  • 目次

    はじめに――今なぜ山頭火・放哉なのか 左古文男


    第1部●人生即遍路 種田山頭火
    「うしろ姿のしぐれてゆくか」――金子兜太・選

    放浪の軌跡――略年譜と行脚地図
    金子兜太選「山頭火」名句55選
    選句にあたって 「感覚で射止めた山頭火の句には、従来の俳句にはない新鮮な感銘がある」
    キーワード解説――母への思い/流転・変転/酒癖と自戒/山林独居の日々/放浪行乞/「其中庵」と「風来居」/終焉の地・松山/ころり往生


    第2部● 独居無言 尾崎放哉
    「咳をしても一人」――又吉直樹・選

    放浪の軌跡――略年譜と流浪地図
    又吉直樹選「放哉」名句55選
    選句にあたって 「放哉の句を読んで最初に感じたのは、言葉の強さですね」
    キーワード解説――名門士族の跡取り/一高俳句会/東大入学と恋の挫折/就職浪人/「腰弁」への失望/無一物の身/奉仕と托鉢/「死に場所」を求めて/終焉の地「南郷庵」


    ゆかりの地を訪ねる
    ブックガイド
    あとがきにかえて 又吉直樹
  • 内容紹介

    こんな時代だからこそ心に沁みる名句がある

    「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、深く心に沁みる名句がある。
    漂泊・独居しながら句作を続けた“放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。その厖大な作品の中から、現代俳句の泰斗・金子兜太が生前選んだ山頭火55句と、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹が選んだ放哉55句を合わせて110句を厳選・解説した“奇跡の共著”。

    労れて戻る夜の角のいつものポストよ 山頭火
    ……東京暮らしには多少の余裕が出てきたものの、妻と別れて一人身になった孤独感は、やはり深かったのだろう。そんな折だから、町角のポストに友だちのような親しみを感じるのである。(金子)

    こんなよい月を一人で見て寝る 放哉
    一人で月を眺めていて、「よい月だな」と感慨にふけることがある。……だが、どこかでこの喜びを誰とも分かち合うことができない淋しさも感じてしまう。……一人だからこそ感じることのできた喜びと淋しさが句の内部で循環している。(又吉)

    うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火
    ……感傷も牧歌も消え、生々しい自省と自己嫌悪も遠のいて、宿命をただ噛みしめているだけの男のように、くたびれた身体をゆっくりと運んでいる姿が見えてくる。(金子)

    咳をしても一人 放哉
    ……誰もいない孤独が満ちた部屋で咳をする。その咳は誰にも届かず、部屋の壁に淋しく響く。一つの咳によって部屋に充満していた孤独や寂寥が浮き彫りになる。(又吉)

    「孤独」を磨き続けた2人の自由律の名句を“再発見”する一冊。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    戦後の俳句界を牽引し続けてきた金子兜太氏が亡くなったのは、2018年のことでした。生前、山頭火の名句55句を厳選して解説した雑誌(ムック)がありましたが、長らく入手困難になっていました。その選句とインタビューをあらためて書籍の形で甦らせたいというのが、本書の企画の出発点でした。

    放哉について55句を選び、解説する大役を引き受けてくれたのが、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏です。又吉氏は芸能活動の一方で、小説『火花』で芥川賞を受賞。さらに、自由律俳句の句集(共著)や俳句に関する著書もあり、今も句作を続けていることから、放哉の選句と解説を依頼したのでした。

    そうした経緯のため、金子氏と又吉氏は直接相見えることはなかったものの、山頭火と放哉の自由律俳句を介することで、今回の“奇跡の共著”が誕生することになりました。

    選句された110句は大きめの活字を使い、コンパクトな新書判ながら1句1句をじっくり鑑賞しやすくなっています。本書を手に旅に出る――そんな読み方もおすすめです。

    図書館選書
    酔うてこほろぎと寝てゐたよ(山頭火)。咳をしても一人(放哉)――。“放浪の俳人”たちが孤独を磨きながら残した自由律の名句を厳選・解説。現代俳句の泰斗と芸人・芥川賞作家の異才による“奇跡の共著”誕生。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金子 兜太(カネコ トウタ)
    1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98)

    又吉 直樹(マタヨシ ナオキ)
    1980年大阪府生まれ。お笑いコンビ「ピース」として活動するかたわら、2015年に小説デビュー作『火花』で芥川賞を受賞。オフィシャルコミュニティ「月と散文」でも自由律俳句を発表している

孤独の俳句―「山頭火と放哉」名句110選(小学館新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:小学館
著者名:金子 兜太(著)/又吉 直樹(著)
発行年月日:2022/11/29
ISBN-10:409825431X
ISBN-13:9784098254316
判型:新書
発売社名:小学館
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:253ページ
縦:18cm
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