近代市民社会の信仰と音楽―オラトリオは「聖」か「俗」か [単行本]
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近代市民社会の信仰と音楽―オラトリオは「聖」か「俗」か [単行本]

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出版社:春風社
販売開始日: 2023/03/29
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近代市民社会の信仰と音楽―オラトリオは「聖」か「俗」か の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    19世紀ドイツの市民社会において、オラトリオという「教会と歌劇場の間」で揺れ動くジャンルは、どのように変容したのか。メンデルスゾーン作“エリヤ”の楽曲分析などをもとに、宗教的な題材の芸術化、また、それを演奏するということについて一考を促す刺激的著作。
  • 目次

    序――教会音楽の世俗化の論理を問う

    【第一部】
    第一章 オラトリオは教会音楽か?―― 一九世紀におけるジャンル概念の拡大
    1.オラトリオ・ブームと議論の勃発 
    2.流行の要因――ナショナリズムと教養主義 
    3.新ジャンル創設の意識 
    4.素材の問題  

    第二章 オラトリオの物語はいかに表すべきか――オラトリオ論における詩の形式の議論
    1.詩の三形式(エピック・リリック・ドラマチック)
    2.オラトリオ論の流れ――リリックからドラマチックへ 
    3.エピック派の少なさと時代の趣向 
    4.趣向の変化の要因――リアリティおよびエンターテインメント性の追求

    第三章 キリスト役は歌ってよいか――聖なる存在の具象化の問題
    1.ベートーヴェン《オリーヴ山のキリスト》(一八〇三年ヴィーン初演)
    2.シュポーア《救世主の最期のとき》(一八三五年カッセル初演)

    第四章 オラトリオは何を主題とすべきか――崇高の表現への挑戦
    1.「崇高」概念とオラトリオの関連
    2.「最後の審判」オラトリオ二作品の概要 
    3.アーペルの作品構想と「崇高」概念
    4.ロホリッツの作品構想と「崇高」概念

    【第二部】
    第五章 実際の演奏の場の宗教性――ニーダーライン音楽祭の場合
    1.一九世紀前半のドイツの音楽祭
    2.ニーダーライン音楽祭の実態
    3.ニーダーライン音楽祭が目指したもの

    第六章 メンデルスゾーン《エリヤ》のドラマ・トゥルギー――独自のエンターテインメント性の追求
    1.作風の変化の理由
    2.シュープリング宛書簡中の「ドラマチック」への言及
    3.「ドラマチック」の内実の分析 
    4.根本主題「見えざる神の接近」  
    5.根本主題の意義――なぜ、「見えざる神の接近」だったか

    結語――宗教と娯楽を両立させるドラマチック・オラトリオ

    付録 《エリヤ》全体像
  • 出版社からのコメント

    「教会と歌劇場の間」で揺れ動くオラトリオの変容を探り、宗教的な題材の芸術化、またそれを演奏することについて一考を促す。
  • 内容紹介

    キリスト役を一人の歌手が担うのは不遜なこと?

    19世紀ドイツの市民社会において、オラトリオという「教会と歌劇場の間」で揺れ動くジャンルは、どのように変容したのか。メンデルスゾーン作《エリヤ》の楽曲分析などをもとに、宗教的な題材の芸術化、また、それを演奏するということについて一考を促す刺激的著作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    瀬尾 文子(セオ フミコ)
    国立音楽大学准教授。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了(美学芸術学専攻)。博士(文学)。日本シェリング協会第一六回研究奨励賞受賞
  • 著者について

    瀬尾文子 (セオフミコ)
    瀬尾文子(せお・ふみこ)
    国立音楽大学准教授。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了(美学芸術学専攻)。博士(文学)。日本シェリング協会第一六回研究奨励賞受賞。主な論文に「ファニー・ヘンゼルのカンタータ《ヨブ》」のジェンダー論的解釈試論」(『美学美術学研究37』二〇一九年)などがある。

近代市民社会の信仰と音楽―オラトリオは「聖」か「俗」か の商品スペック

商品仕様
出版社名:春風社
著者名:瀬尾 文子(著)
発行年月日:2023/03/13
ISBN-10:4861108381
ISBN-13:9784861108389
判型:A5
発売社名:春風社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:420ページ
縦:21cm
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