東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい睡眠 [単行本]

東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい睡眠 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  この本では、たくさんの楽しいイラストや図を使って、睡眠のしくみをめちゃくちゃやさしく解説します。睡眠の重要性や、快眠のコツが、よくわかると思いますよ！

• 目次

  0時間目：イントロダクション
  STEP1. 睡眠はとっても大事！
  睡眠不足は万病のもと
  日本人は，世界でいちばん寝不足
  週末の寝だめでは，睡眠負債は返せない
  眠らない実験をやってみた
  学習した記憶は，眠ることで身につく
  眠るほど，バスケのシュートが上手くなる
  「寝る子は育つ」は，科学的に正しい
  お腹の胎児は眠るの？
  
  
  1時間目：ぐっすり眠るための基礎知識
  STEP1. 睡眠には大きく2種類ある
  睡眠中，2種類の眠りをくりかえしている
  記憶を強化する 「ノンレム睡眠」
  「レム睡眠」のときは，奇妙な夢を見る
  起きているときの脳と，眠っているときの脳
  偉人伝① 　レム睡眠を発見，ユージン・アセリンスキー
  
  STEP2. 快眠のツボ
  睡眠日誌をつけてみよう！
  快眠の3条件
  よい眠りには体温が大事
  寝る前のスマホは厳禁
  飲酒は眠りの質を落とす
  昼間の仮眠は，15～20分に
  1回の徹夜が，長期的な睡眠負債をもたらす
  朝型か夜型かは，遺伝子が関係している
  加齢で眠れなくなるのは自然なこと
  快眠のための，万人向けの正解はない
  自分の睡眠を知るための最新技術スリープテック
  
  
  2時間目：眠りをもたらす体のしくみ
  STEP1. 眠気はなぜやってくる？
  睡眠は，二つのしくみでコントロールされている
  睡眠と覚醒をうながすホルモン
  眠りと覚醒を切り替える重要物質，オレキシン
  眠気の正体が見えてきた ！
  眠りをもたらす睡眠薬のしくみ
  カフェインをとると眠くなくなる
  偉人伝② 睡眠･覚醒の謎に迫った，フォン・エコノモ
  
  STEP2. 1日のリズムをつくりだす体内時計
  体内時計が生む体のリズム
  私たちは，時をきざむ遺伝子をもっている
  時計遺伝子の異常で，睡眠がおかしくなる
  時差ぼけは体内時計と，実際の時間とのずれが原因
  体内時計は光でリセットされる
  光の照射で病気を治療
  体内時計を使って病気を効果的に治療 ！
  
  STEP3. 夢のしくみ
  レム睡眠とノンレム睡眠で見る夢はちがう
  夢を見るしくみは，謎につつまれている
  夢の内容の解読に成功 ！
  体が動かない！ 金縛りの秘密
  
  STEP4. 睡眠と関係がある恐ろしい病
  睡眠時間は，短くても長くてもよくない
  睡眠時間が短いと，肥満になりやすい
  睡眠不足が，認知症に関係している
  不眠症には四つのタイプがある
  呼吸が止まる！ 「睡眠時無呼吸症候群」
  強い眠気に襲われる難病 「ナルコレプシー」
  眠っている間に動きまわる ！ 「夢遊病」
  
  
  3時間目：動物たちの眠り事情
  STEP1. 動物たちのさまざまな眠り
  動物たちはみんな眠る
  イルカは脳の片方しか眠らない
  全身の活動を休止させる 「冬眠」
  冬眠のしかたは千差万別
  冬眠中にはたくさんの体の変化がおきる
  クマは冬眠中の尿も再利用する
  冬眠は，若返りをもたらすのかもしれない
  実現可能!? 人工冬眠への挑戦

• 内容紹介

  　ぐっすり眠ることは，はつらつとした生活を送る上でとても大事です。睡眠不足だと，体はだるく，頭もうまくはたらきません。ところが，日本は圧倒的に睡眠不足の国のようです。ある調査によると，日本人は諸外国の平均よりも1時間以上も短い睡眠時間しかとっていないのです。睡眠不足になると，疲れがとれないだけでなく，さまざまな病気につながる恐れもあります。
  　どうすれば毎日ぐっすりと眠り，すっきり目覚めることができるのでしょうか？　その第一歩は快眠サイクルを知ることです。私たちは毎晩「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という，ことなる役割をもつ2種類の睡眠を何度もくりかえしています。とくに最初にむかえるノンレム睡眠が快眠のために重要だといわれています。
  　本書では，睡眠のしくみや，ぐっすり眠るためのコツを生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を通して，快適な睡眠を手に入れましょう。どうぞお楽しみください！

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  林 悠(ハヤシ ユウ)
  東京大学理学部生物学科教授、京都大学医学部人間健康科学科特定教授、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構客員教授。博士（理学）。１９８０年、山口県生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。専門は神経科学。なぜ動物は眠るのか、睡眠の生理的な意義の解明を目指すとともに、得られた成果をもとに、認知症や精神疾患など、睡眠の異常を伴う疾患の病因の理解と予防治療法の開発へとつなげることを目指している

東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい睡眠 の商品スペック