男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ [単行本]
    • 男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ [単行本]

    • ¥2,64080 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003651676

男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ [単行本]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:80 ゴールドポイント(3%還元)(¥80相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/12/06
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    男性性のゆらぎ=メンズクライシスの時代。男性性の分析を通じてジェンダー平等社会の実現を構想する。
  • 目次

    はしがき

    第1章 「男性主導社会の終わり」を前に
     1 メンズクライシス(男性危機)の時代
         コロナ禍での男性リーダーたちの混乱ぶり
         理由不明の「凶悪事件」
         メンズクライシス
     2 ジェンダーの歴史を振り返る
         歴史のなかの男女の役割
         ワンセックスモデルからツーセックスモデルへ
         日本の伝統文化のなかのジェンダー
         イリイチのジェンダー論再考
     3 変容するジェンダー概念
         ジェンダー概念の登場
         ジェンダーがセックスを規定する
         生物学的性差(セックス)とジェンダー
         ジェンダー平等の視点
     4 男たちからのジェンダー平等への動きを作り出すために

     コラム1 トクシック・マスキュリニティ

    第2章 危機に直面する男たち
     1 メンズクライシス(男性危機)とは?
         男性問題の時代が来る
         メンズクライシスの背景
         「環境」と「人権」の時代の中で
         近代産業社会の「男性性」
     2 地殻変動の時代
         拡大する女性の労働参画
         日本では、なぜジェンダー平等が遅れたのか?
     3 現代日本男性の不安定状況
         日本における「男性問題」のはじまり
     4 「剥奪(感)の男性化」=男性危機への向き合い方
         男性相談という動き
         スウェーデンにおける「男性のための危機センター」
         台湾における「男性のためのホットライン」
         台湾の性暴力加害者対応  
     5 男性とケアの力

     コラム2 「ジェンダー平等」事始

    第3章 男性対象ジェンダー政策の国際的動向
     1 男性にとってのジェンダー平等
         ジェンダー政策における男性の「発見」
         ジェンダー平等は男性を必要とする
         男性はジェンダー平等を必要とする
         男性内の多様性
     2 国連とEUのジェンダー政策における男性への焦点化
         国連のジェンダー政策
         EUのジェンダー政策
     3 国際NGOによる活動の展開
         ホワイトリボンキャンペーン
         メンエンゲイジ・アライアンス
     4 ケアする男性
         ケアリング・マスキュリニティ
         ケアする父親
         ケア概念の拡張
     5 ジェンダー政策の対象としての男性

     コラム3 パパは「自立した育児担当者」へ(ドイツ・ベルリン)

    第4章 先進地の事例か――スウェーデン
     1 スウェーデンにおけるジェンダー平等、SOGI平等への歩み
         ジェンダー平等、SOGI平等の先進国 スウェーデン
         政治とジェンダー平等、SOGI平等
         ジェンダー平等政策とオンブズマン
         スウェーデンの家族政策とジェンダー
         さまざまな結婚のかたち、家族のかたち
     2 スウェーデンにおける男性対象のジェンダー政策の誕生と展開
         1980年代に始まった政府の動き――男性の役割を考える会
         ジェンダー平等、SOGI平等を目指す市民活動
         男性のための危機センター
         男性のための危機センターの全国組織
     3 すべての性暴力被害者への対応
         ジェンダー・ニュートラル化したレイプ被害者緊急外来
         性暴力と男性被害者

     コラム4 ジェンダー平等はもう十分に達成されたのか?(スウェーデン)
     コラム5 街かどで考える男らしさ、SOGI

    第5章 日本における男性問題への対応の歴史
     1 男性市民グループによる対応――メンズリブを中心に
         男性運動の誕生
         メンズリブの誕生と興隆
         メンズリブによる男性問題の提起と対応方法
         バックラッシュとメンズリブの拡散・衰退
     2 政府による男性向けジェンダー施策の展開
         男女共同参画の一環としての男性施策
         男性相談体制の整備
         子育て支援の一環としての男性施策
         第4次基本計画以降の男性政策の弱体化
     3 ソーシャルビジネスとしての展開
         父親支援事業の興隆
         DV問題への対応と男性相談

    コラム6 気づかれにくい男性たちのニーズに応える(香港)

    第6章 男性ジェンダー政策の視点と方法
     1 男性ジェンダー政策の意義と可能性
         男性ジェンダー政策の必要性
         「性差別=女性問題の原因としての男性問題」への対応
         「不安定化する男性の問題」への対応
     2 男性啓発の方法
         ポジティブなメッセージを含む啓発の必要性
         ポジティブなアプローチへの批判と応答
         世代を意識した啓発
     3 啓発から制度構築へ
         社会的条件の整備
         男性主導の「同調型集団主義」を超えて
         政治分野における脱男性主導の重要性
         地域の文化に根ざした啓発
         男性対象のジェンダー平等政策のために

    コラム7 閉塞感にさいなまれる若い男性たち(韓国)

    あとがき
  • 内容紹介

    今、根本的に揺らごうとしている男性主導社会
     男性性のゆらぎ=メンズクライシスの時代
    男性もまた「理想的な男性像・男性役割」に戸惑い始めている
    男性性の分析を通じてジェンダー平等社会の実現を構想する

    男性たちが直面しているある種の「危機」の状況とその背景を冷静にとらえ直し、海外の先進地での取り組みや日本での取り組みの歴史を広く紹介。女性学・男性学研究の両方の成果をふまえ、多様な性に関わる議論も視野に入れながら、日本でジェンダー平等を促進し、同時に男性たちの「危機」を緩和していくための実効性のある具体的政策を提言する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 公雄(イトウ キミオ)
    京都産業大学現代社会学部客員教授、京都大学・大阪大学名誉教授。1970年代末、男性性を対象とした研究を仕事の一つとして開始。1991年呼び掛け人の一人としてメンズリブ研究会結成。政府や地方自治体、大学等でジェンダー平等政策に長く関わっている。現在、男性の女性に対する暴力を男性の立場からストップするための運動に取り組む。一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表

    多賀 太(タガ フトシ)
    関西大学文学部教授。専門は、教育社会学、家族社会学。これまでに青年期問題、学校教育、育児と家庭教育、仕事と家庭の調和などの様々な観点からジェンダー問題を研究。1990年代半ばから九州や関西の市民団体で男性問題に取り組む活動に参加し、政府や自治体の委員等を歴任。女性に対する暴力防止啓発に男性主体で取り組む一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表、NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事

    大束 貢生(オオツカ タカオ)
    佛教大学社会学部准教授。1990年代より男性運動(メンズリブ)の活動を行い、大阪市で会催された第7回男のフェスティバル等の運営を行ってきた。また、京阪神の複数の地方自治体の男女共同参画推進審議会等の委員として提言を行う関係から、男女共同参画政策、特に男性やLGBT対象の政策における効果的な事業の在り方について様々な調査研究から検討を行っている

    大山 治彦(オオヤマ ハルヒコ)
    四国学院大学社会福祉学部教授、メンズセンター運営委員長。専門は、ジェンダー論、家族社会学。1980年代の後半より、関東でジェンダー平等を目指す男性たちの運動に関わる。その後、関西に移り、メンズリブ研究会やメンズセンターの呼びかけ人となる。また、研究者として、男性性やSOGIに関する研究を行う。近年は、研究年期(ヨーテボリ大学ジェンダー研究センター客員研究者)をきっかけに、スウェーデン研究にも携わる
  • 著者について

    伊藤 公雄 (イトウキミオ)
    京都産業大学現代社会学部客員教授,京都大学・大阪大学名誉教授

    1970年代末,男性性を対象とした研究を仕事の一つとして開始.1991年呼び掛け人の一人としてメンズリブ研究会結成.政府や地方自治体,大学等でジェンダー平等政策に長く関わっている.現在,男性の女性に対する暴力を男性の立場からストップするための運動に取り組む.一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表.

    多賀 太 (タガフトシ)
    関西大学文学部教授

    専門は,教育社会学,家族社会学.これまでに青年期問題,学校教育,育児と家庭教育,仕事と家庭の調和などの様々な観点からジェンダー問題を研究.1990年代半ばから九州や関西の市民団体で男性問題に取り組む活動に参加し,政府や自治体の委員等を歴任.女性に対する暴力防止啓発に男性主体で取り組む一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表,NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事.

    大束 貢生 (オオツカタカオ)
    佛教大学社会学部准教授

    1990年代より男性運動(メンズリブ)の活動を行い,大阪市で開催された第7回男のフェスティバル等の運営を行ってきた.また,京阪神の複数の地方自治体の男女共同参画推進審議会等の委員として提言を行う関係から,男女共同参画政策,特に男性やLGBT対象の政策における効果的な事業の在り方について様々な調査研究から検討を行っている.

    大山 治彦 (オオヤマハルヒコ)
    四国学院大学社会福祉学部教授,メンズセンター運営委員長

    専門は,ジェンダー論,家族社会学.1980年代の後半より,関東でジェンダー平等を目指す男性たちの運動に関わる.その後,関西に移り,メンズリブ研究会やメンズセンターの呼びかけ人となる.また,研究者として,男性性やSOGIに関する研究を行う.近年は,研究年期(ヨーテボリ大学ジェンダー研究センター客員研究者)をきっかけに,スウェーデン研究にも携わる.

    中澤 智惠 (ナカザワチエ)
    スウェーデン・Korrespondensgymnasiet高校教員(社会学・教育学担当)

    東京学芸大学教育学部教員を経て渡瑞.現勤務校は,スウェーデンの普通高校で唯一の完全ディスタンス・オンライン教育校(2022年現在).専門は、教育社会学(ジェンダーと教育),社会教育.

男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:伊藤 公雄(著)/多賀 太(著)/大束 貢生(著)/大山 治彦(著)
発行年月日:2022/11/30
ISBN-10:4771035768
ISBN-13:9784771035768
判型:B6
発売社名:晃洋書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:213ページ
縦:19cm
他の晃洋書房の書籍を探す

    晃洋書房 男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!