安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本]

販売休止中です

    • 安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本]

    • ¥2,00060 ゴールドポイント(3%還元)
安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003652575

安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本]

酒卷 英一郎(編集委員)大井 恒行(編集委員)九堂 夜想(編集委員)鶴山 裕司(編集委員)
価格:¥2,000(税込)
ゴールドポイント:60 ゴールドポイント(3%還元)(¥60相当)
日本全国配達料金無料
出版社:その他
販売開始日: 2022/11/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    生涯に渡って徹底して俳句を文学として捉え続けた最後の前衛俳人・安井浩司。難解で知られる安井俳句を99人の俳句精鋭が完全読解!
  • 目次

    Ⅰ 句集論・作家論

    永田耕衣の安井浩司論
    安井浩司におけるカオスの創造―青年経のために 14
    妙所之事―安井浩司君に 16
    無分別行―「中止観」途中小感 18
    随処不作主―「阿父学」寸感 21
    空観の見栄―「密母集」小感 23
    加藤郁乎の安井浩司論
    う゛ぁいおれっと・かーど―安井浩司句集『青年経』 26
    声前の一句 29
    具象と完結―「青年経」読後感 金子兜太 31
    『青年経』読後感 榎本冬一郎 33
    安井浩司について―句集『青年経』 柴田三木男 34
    「現代俳句鑑賞」より 佐藤鬼房 39
    青年の故郷―『青年経』に寄せて 表 健太郎 40
    葬送曲―安井浩司句集『赤内楽』 牛島 伸 46
    安井浩司『赤内楽』について 野呂田稔 48
    河原枇杷男の安井浩司論
    夢殿への供物―『中止観』論 50
    安井浩司 53
    大岡頌司の安井浩司論
    寿限夢、寿限夢―安井浩司句集『中止観』断想 56
    うぐい群来考―安井浩司句集『氾人』評―― 65
    注視観―安井浩司断片 須永朝彦 68
    『中止観』安井浩司句集 中村苑子 73
    安井浩司句集『阿父學』―俳句光学の伏魔殿 高原耕治 75
    寺田澄史の安井浩司論
    喞筒小屋の季節―『阿父学』論 78
    在不在鏡―『汝と我』評 81
    相聞性理論―『阿父学』への相聞 折笠美秋 83
    おもしろの魔や―『もどき招魂』を読みつつ 小川双々子 86
    宝塔し虚空す―安井浩司著『聲前一句』 高橋 龍 88
    邑やつこのすゑ―安井浩司への接近 川名 大 91
    安井浩司散策 金子 晋 97
    〈密母〉への帰着――安井浩司第五句集『密母集』について 夏石番矢 104
    混沌の様式〈安井浩司〉『密母集』 和田悟朗 109
    孤草(みなしぐさ)生命―句集『密母集』評 大井恒行 116
    『密母集』―安井浩司句集 村井和一 118
    阿部鬼九男の安井浩司論
    前兆(シーニュ)に堕ちる蛇―安井浩司句集『密母集』評 121
    牛頭山の菊あたらしや―安井浩司句日記『牛尾心抄』評 124
    坂戸淳夫の安井浩司論
    巨人は三歩で踏み越える―安井浩司句集『霊果』を読む 127
    魂の難解へ―安井浩司句集『乾坤』を読んで― 130
    「うぐい」の行方―安井浩司句集『氾人』評 宇多喜代子 133
    林 桂の安井浩司論
    安井浩司と竹中宏 135
    安井浩司『海辺のアポリア』 138
    安井浩司句集『汝と我』―かく語りき 橋本七尾子 140
    人が人を思う物語―安井浩司句集『四大にあらず』に寄せて 清水径子 143
    誰も見たことのない風景―安井浩司『山毛欅林と創造』と
     宮沢賢治 今泉康弘 145
    『21世紀俳句時評』より 筑紫磐井 153
    「句篇・全」、とりわけ『宇宙開』をめぐって 志賀 康 161
    まひるの無―『安井浩司全句集』 鳴戸奈菜 167
    『安井浩司全句集』―二十一世紀の基盤の詩書 豊口陽子 169
    安井浩司 松林尚志 174
    安井浩司と攝津幸彦の彼方に 岸本マチ子 180
    天路をくだる烏蛇 多田智満子 183
    言葉のリアリティを解放する俳句 江田浩司 185
    安井浩司掌論―先行世代の俳人たち 妹尾 健 186
    絶対言語フラクタリティ 小原眞紀子 191
    歪められた蛇について―安井浩司とフランシス・ベーコン
     をめぐる私論 松下カロ 197
    愛することができるために 福田若之 201
    安井浩司における「母」 外山一機 204
    安井浩司という名 池田澄子 206
    俳句の無限連続 救仁郷由美子 209
    驚異という俳句の屋台骨 関 悦史 212
    『ひるすぎのオマージュ』より 大関靖博 215
    安井浩司氏について 鶴山裕司 219
    わがお浩司唐(から)門(もん)會(ゑ) 酒卷英一郎 223

    Ⅱ 一句鑑賞

    渚で鳴る巻貝有機質は死して 『青年経』 髙坂明良 234
    零落の馬遠近に桃匂う 『青年経』 宮崎莉々香 235
    雁よ死ぬ段畑で妹は縄使う 『青年経』 斎藤秀雄 235
    青胡桃母透くまでの太鼓打つ 『赤内楽』 松本てふこ 236
    旅人に告ぐたんすにスルメの頭(かしら) 『赤内楽』 三上 泉 237
    人参が死産の家へおどりゆく『中止観』 安里琉太 238
    姉よ巨きはえとりたけに空みえず 『中止観』 柏柳明子 239
    春の雁このまくらぎも死ぬつもり 『中止観』 中村安伸 240
    わがいちじく殺児(キル・チヤイルド)と叫びけり 『阿父学』 髙 鸞石 241
    ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 『阿父学』 岡田一実 242
    蛇とぶやはるかな葱の商人に 『阿父学』 瀬名杏香 242
    枯蓮にヴァイオリンは来つつあり 『密母集』 関 悦史 243
    昼庭(ひのにわ)去る旅人も蛇ならん『密母集』 西村麒麟 244
    黄揚羽附けば空家は暗くなる 『密母集』 辻村麻乃 245
      三月十三日 金曜日 昼晴 夜星 
    睡蓮なれや忽ちおどる軽袗(カルサン)の母 『牛尾心抄』 小川楓子 246
      四月二十四日 金曜日 午前晴 午後晴
    象潟にねぶりの西施生きること 『牛尾心抄』 橋本 直 247
      四月二十七日 月曜日 朝強風 夜花冷
    春土ゆく蛇を化遷(うつろい)のままにせん『牛尾心抄』 青山茂根 248
    稲の世を巨人は三歩で踏み越える 『霊果』 大塚 凱 248
    睡蓮や加留多で遂げる最高我 『霊果』 髙勢祥子 249
    睡蓮や骰子はみずから自重せる 『乾坤』 山田耕司 250
    犬は聴く帛(きぬ)裂く音を秋の世に 『乾坤』 青本瑞季 251
    睡蓮やふと日月は食しあう 『氾人』 青本柚紀 252
    花煙草見わたす一切眼であれ 『氾人』 小野裕三 253
    鉈をもて落とす日輪捲く蛇を 『汝と我』 五島高資 254
    魚二匹互いに呑みあい失せる春 『汝と我』 佐藤文香 255
    春逝けど汝は踊りつつ戻る 『汝と我』 矢野玲奈 256
    初旅と頭蓋の中にただよう雲と 『風餐』 黒岩徳将 256
    尋ねるに眼ばかり草に潜む門 『風餐』 高山れおな 257
    あゝあゝとして常套の山あけび 『風餐』 宮本佳世乃 258
    雷(いかずち)はうぐいの喃語に落ちるべし 『四大にあらず』 田島健一 259
    野のみみず創るや蛇を細分して 『四大にあらず』 中山奈々 260
    枯蓮や四空は膨張しつつあり 『四大にあらず』 横山香代子 261
    天動のひるすぎて蜂みな静か 『句篇』 野口る理 262
    日月や妾(あたい)は馬陸を恐れない『句篇』 篠崎央子 263
    鷹の高さの白雲に酔う建築家 『句篇』 木村リュウジ 263
    みな白紙見つつ唱(うた)える冬山河 『山毛欅林と創造』 髙柳克弘 264
    子供の国に大山猫の尾を入れき『山毛欅林と創造』 阪西敦子 265
    天暗む水芹に手を浸すとき 『山毛欅林と創造』 生駒大祐 266
    万劫や枯野をめぐる夢の騎手 『空なる芭蕉』 樫本由貴 267
    うつぼぐさ人が初めの死を創り 『空なる芭蕉』 未補 268
    冬天心一頭の蝶こなごなに『空なる芭蕉 鴇田智哉 269
    波ひびく砂の聖書に手を置けば 『宇宙開』 堀田季何 270
    抽象の輪を投げ孔雀捕えんや 『宇宙開』 田中亜美 271
    消えるまで沙羅(シャーラ)を登りゆくや父 『『宇宙開』 九堂夜想 272
    あおむけに胎児も見よや五色鳥 『烏律律』 神野紗希 273
    白象の放尿ひびく百代(ももよ)ぐさ 『烏律律』』 仮屋賢一 274
    「神曲」の作者と読者恕し合う 『天獄書』 表 健太郎 275
    宇宙塵浴びつつ最後の性交を 『天獄書』 無時空 映 276
    簞笥より垂れる縞蛇お母さま 『天獄書』 三枝桂子 277
    夕焼けは大地と別れ沖へ去る 『天獄書』 曾根 毅 278
    水月観音いずれ溺れる枯蓮に『天獄書』 丑丸敬史 278
    【コラム】「第二回俳句評論賞選評」について 280

    Ⅲ 出版記念会報告等

    安井浩司句集『赤内楽』出版記念会報告 牛島 伸 282
    目宮痿宮(めみやなえみや)―安井浩司を囲む会印象記 高橋 龍 283

    執筆者一覧 290
  • 内容紹介

    永田耕衣、加藤郁乎、大岡頌司、寺田澄史、折笠美秋、川名大といった安井の同時代俳人から現役若手俳人に至るまで99人の俳句俊英が、ほとんど現代俳句のアポリアと化している難解な安井浩司俳句を完全読解! 「句集論・作家論」「一句鑑賞」「出版記念報告等」の3部構成で安井俳句を読み解く。未発表のグラビアも充実。現代俳句の未来を示唆する諸氏百家による安井浩司論! 安井浩司による安井浩司論で、長編インタビューや未発表俳句・評論、未発表自筆年譜は『安井浩司読本Ⅰ』に収録。
  • 著者について

    安井浩司読本編集委員 (ヤスイコウジドクホンヘンシュウイイン)
    永田耕衣、加藤郁乎、大岡頌司、寺田澄史、折笠美秋、川名大といった安井の同時代俳人から現役若手俳人に至るまで99人の俳句俊英が、ほとんど現代俳句のアポリアと化している難解な安井浩司俳句を完全読解! 「句集論・作家論」「一句鑑賞」「出版記念報告等」の3部構成で安井俳句を読み解く。未発表のグラビアも充実。現代俳句の未来を示唆する諸氏百家による安井浩司論! 安井浩司による安井浩司論で、長編インタビューや未発表俳句・評論、未発表自筆年譜は『安井浩司読本Ⅰ』に収録。

安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:金魚屋プレス日本版
著者名:酒卷 英一郎(編集委員)/大井 恒行(編集委員)/九堂 夜想(編集委員)/鶴山 裕司(編集委員)
発行年月日:2022/11/30
ISBN-10:4905221161
ISBN-13:9784905221166
判型:A5
発売社名:金魚屋プレス日本版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:261g
他のその他の書籍を探す

    その他 安井浩司読本〈2〉諸子百家による安井浩司論 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!