記憶と想起の教育学―メモリー・ペダゴジー、教育哲学からのアプローチ [単行本]
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記憶と想起の教育学―メモリー・ペダゴジー、教育哲学からのアプローチ [単行本]

山名 淳(編著)
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出版社:勁草書房
販売開始日: 2022/12/27
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記憶と想起の教育学―メモリー・ペダゴジー、教育哲学からのアプローチ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    記憶(憶えとどめておく能力およびそのための仕組み)と想起(特定の内容を再び呼び起こす動的な過程)は教育および人間形成とどのようにかかわるか。
  • 目次

    はじめに──「記憶」が導く教育への問い[山名 淳]

    第一章 記憶・想起と人間形成[ローター・ヴィガー/山名 淳 訳]
     はじめに
     一 ヨーロッパの哲学における記憶と想起
     二 文化科学における記憶と想起の形式
     三 想起と人間形成の対象としてのホロコースト

    第二章 教育における「記憶」の意味転換──実験心理学的記憶研究の教育論への導入をめぐって[今井康雄]
     一 消え去らない「記憶」
     二 一九世紀ドイツにおける記憶と教育
     三 実験心理学と記憶研究──ダンジガーの心理学史研究から
     四 記憶をめぐる教育論──エルンスト・モイマンの場合
     五 現代的な教育論の構図へ

    第三章 「当事者」について記憶の観点から考える──当事者研究と現象学的質的研究を手がかりに[大塚 類]
     一 問題の所在──「当事者」とは誰か
     二 当事者研究における当事者と記憶
     三 現象学的質的研究における意味と当事者性
     四 現象学的質的研究における記憶と当事者性の拡大
     五 「当事者」とは誰か

    第四章 ハンブルクの「ゲニウス・ロキ」を想起する──アビ・ヴァールブルク「文化科学図書館」をめぐるビルドゥング・トポグラフィ[眞壁宏幹]
     はじめに
     一 ハイルヴィヒ通り一一六番地(Heilwigstrasse 116)
     二 ドーム広場(Domplatz)
     三 エドムント・ジーマース・アレー 一番地(Edmund-Siemers-Allee 1)
     四 スイス・クロイツリンゲン(Kreuzlingen)
     五 ボルン広場(Bornplatz)
     おわりに

    第五章 社会的記憶と個人的記憶の汽水域としての自伝──ルソーにおける抗いのエクリチュール[室井麗子]
     一 ルソーによる「社会」への反抗と自伝
     二 ルソーが反抗した「社会」とは何か
     三 「集合的・社会的記憶」への反抗──ルソーの自伝的著作と抗いのエクリチュール
     四 抗いのエクリチュール──諦念と希望

    第六章 誰が記憶を語りうるのか──文学研究の観点から記憶叙述の「当事者性」を検証する[三村尚央]
     一 「記憶のフィクション」がはらむ困難
     二 非当事者による「リアルな表現」とは──北条裕子「美しい顔」
     三 原爆の経験を再構築する──アラキ・ヤスサダとカズオ・イシグロ
     四 ホロコーストの記憶を継承するとは
     五 証言することの困難と「ハイブリッドな証言」、そして叙述の技法としての「聞き書き」
     六 記憶を叙述する困難を乗り越えるために──「喪とメランコリー」再考

    第七章 記憶の継承をめぐる共同性と公共性の関係──H・アレントにおける「語り口」の問題をてがかりに[田中智輝]
     はじめに
     一 「語り口」をめぐるアレントとショーレムの論争
     二 記憶と責任の継承における共同性と公共性の問題
     三 アレントにおける「語り口」の問題
     四 公共性の源泉としての私性──むすびにかえて

    第八章 「身ぶりとしての抵抗」の習慣形成──鶴見俊輔の戦争体験と反射の自己教育[西本健吾]
     一 抵抗の習慣──問題の所在と本章の目的
     二 鶴見の戦争体験
     三 「反射」の自己教育
     四 反射の自己教育における記憶の役割
     五 「身ぶりとしての抵抗」としての反射──まとめにかえて

    第九章 記憶の継承とはどのような行為か──ジークフリート・クラカウアーにおける批判的リアリズムを参照して[李 舜志]
     はじめに──「なぜ記憶を継承しなければならないのか」という問い
     一 クラカウアーにおける映画の特性
     二 映画論としての歴史論
     三 批判的リアリズム
     四 記憶の継承におけるリアルさの問題
     五 記憶の継承におけるさまざまなリアル
     六 偶有的な細部に余地を残す
     おわりに──進歩史観からの実践の救済、それによる体験者の消失への抗い

    第一〇章 〈記憶の教育学〉モデルを構想する──比喩としての記憶と教育に関する試論[山名 淳]
     はじめに──文化的記憶という比喩をめぐって
     一 記憶としての文化、文化としての記憶
     二 個人的記憶から集合的記憶へ
     三 集合的記憶論に内包されたビルドゥング論
     四 〈記憶の教育学〉モデル──集合的記憶論における教育の論じ方
     おわりに──記憶に関する比喩の行方

    おわりに[山名 淳]
    初出一覧
    事項索引
    人名索引
  • 内容紹介

    教育とは「文化的記憶」との接触により生じる学びを意図的に促す試みでもある。教育哲学や文学から記憶/想起について様々に論じる。

    記憶(憶えとどめておく能力とそのための仕組み)と想起(特定の内容を再び呼び起こす動的な過程)は、教育および人間形成とどうかかわるのか。この問いに対し、教育哲学を足場として多様な視角から検討する。人間形成に関する学問と記憶の関係、書くことや記憶継承をめぐる問題について論じつつ、〈記憶の教育学〉モデルを構想する。 
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山名 淳(ヤマナ ジュン)
    広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在:東京大学大学院教育学研究科・情報学環教授
  • 著者について

    山名 淳 (ヤマナ ジュン)
    山名 淳(やまな じゅん) 広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在:東京大学大学院教育学研究科・情報学環教授。主著:『災害と厄災の記憶を伝える──教育学は何ができるか』(共編著、勁草書房、2017年)、『都市とアーキテクチャの教育思想』(勁草書房、2015年)、エアル『集合的記憶と想起文化──メモリー・スタディーズ入門』(単訳、水声社、2022年)。

記憶と想起の教育学―メモリー・ペダゴジー、教育哲学からのアプローチ の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:山名 淳(編著)
発行年月日:2022/12/20
ISBN-10:4326251670
ISBN-13:9784326251674
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:324ページ
縦:21cm
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