構造と自然―哲学と人類学の交錯 [単行本]
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構造と自然―哲学と人類学の交錯 [単行本]

檜垣 立哉(編著)山崎 吾郎(編著)
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出版社:勁草書房
販売開始日: 2022/12/13
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構造と自然―哲学と人類学の交錯 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    構造主義、存在論的転回、アクターネットワークセオリー、マルチスピーシーズ、パースペクティヴ主義、思弁的実在論etc―互いに利用し刺激を与えあう二つの研究分野。そのどちらもが「自然」へと向かい、「構造」を捉えなおす。本書は、レヴィ=ストロースの神話論理の再解釈を起点としながら、それぞれの思考様式の違いや対立だけでなく、歴史的な影響関係や主題の反復を浮き彫りにする。
  • 目次

    はじめに

    第1章 自分自身の哲学者になること――文化人類学と哲学が交錯する場所で[山崎吾郎]
     1 ともに生み出される人類学
     2 自然と文化のねじれた関係
     3 形の論理――神話、制度、技術
     4 形の変化、具体の科学
     5 自分自身の哲学者になること

    第2章 他者の認識と理解――「ネイティヴ」・文化・自然をめぐって[磯直樹]
     1 はじめに
     2 ネイティヴの視点から
     3 ヴェーバーの理解社会学
     4 多文化・単一自然主義を超えて――デスコラの「自然の人類学」
     5 ブルデューとサヤドの反省性
     6 おわりに

    第3章 メラネシアからの思考――ストラザーン『贈与のジェンダー』における「行為」と「産む身体」をめぐって[里見龍樹]
     1 メラネシアからの思考
     2 ストラザーンの「関係論的人格」論
     3 『贈与のジェンダー』における「人格」と「行為」
     4 メラネシア民族誌の系譜
     5 『間に立つ女性たち』の行為論
     6 フェミニスト人類学と「産む身体」
     7 「メラネシア的社会性」の理論
     8 パイエラの少年たち
     9 「美学的な罠」
     10 産む身体

    第4章 神話の精神分析/呪術のスキゾ分析――『千のプラトー』における人類学と人類学もどきの活用について[山森裕毅]
     1 はじめに
     2 精神分析と人類学
     3 狼はただの一匹か、それとも数匹か
     4 精神分析の何が有害か――『千のプラトー』における精神分析の捉え方
     5 逃走のための概念群――群れ、多様体、生成変化、強度
     6 D-Gと人類学/人類学もどき
     7 呪術と呪術師
     8 動物になるとはどういうことか――同盟、伝染、群れ、変則者
     9 薬物と知覚――動物への生成変化のその先へ
     10 アルトーとペヨトル・ダンス
     11 結びに代えて

    第5章 生成する構造主義――フィリップ・デスコラと野生の問題[小林徹]
     1 はじめに
     2 構造人類学の方法論
     3 野生の構造主義/野生の存在論
     4 構造存在論
     5 おわりに――構造主義の生成

    第6章 構造とネットワーク――レヴィ=ストロース×ラトゥール[久保明教]
     1 歪な鏡像
     2 人間ならざるものはいかに人間になるのか
     3 人間ならざるものはいかに行為するか
     4 構造のネットワーク
     5 ネットワークの構造
     6 ノーマンズランド

    第7章 レヴィ=ストロースにおける階層と不均衡[近藤宏]
     1 はじめに
     2 「絶えざる不均衡」をめぐって
     3  階層をめぐって
     4 おわりに

    第8章 レヴィ=ストロースの哲学的文脈――構造と時間/自然と歴史[檜垣立哉]
     1 はじめに――レヴィ=ストロースは哲学者なのか
     2 レヴィ=ストロースの複合性
     3 レヴィ=ストロースにおける「出来事」と「構造」
     4 「再びみいだされた時」としてのチューリンガ
     5 サルトルの『弁証法的理性批判』との対比
     6 「マナ」をめぐって――ドゥルーズとデリダ
     7 デリダとレヴィ=ストロース
     8 ルソー主義者レヴィ=ストロースへの批判
     9 レヴィ=ストロースはどこへ開かれるのか

    第9章 デュルケムはパンドラの箱を開けたか――思考の非個人主義と非人間主義[近藤和敬]
     1 哲学と人類学のすれ違い――哲学の近代性と思考の個人主義と人間主義の問題
     2 デュルケムへの遡行
     3 デュルケムと「集合的なもの」
     4 結論――デュルケムは、自ら開いた箱の奥から最後に現れた怪物をみて、そっとその箱を閉じた

    あとがき
  • 内容紹介

    構造主義からアクターネットワークセオリーまで、哲学と人類学という二つの知的実践は交錯してきた。その現代的な意義を考える。

    ドゥルーズ=ガタリ、メルロ=ポンティ、サルトル、モース、デュルケム、ヴィヴェイロス・デ・カストロ、デスコラ、ストラザーン――いずれも「自然」をめぐり、レヴィ=ストロースの神話論理の再解釈や「構造」の捉えなおしとして進行してきた哲学と人類学について、思考様式の違いや歴史的な影響関係、主題の反復を浮き彫りにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    檜垣 立哉(ヒガキ タツヤ)
    1964年生。大阪大学教授。博士(文学)。専門は大陸哲学やフランス現代哲学、日本哲学(主に京都学派)

    山崎 吾郎(ヤマザキ ゴロウ)
    1978年生。大阪大学教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学
  • 著者について

    檜垣 立哉 (ヒガキ タツヤ)
    檜垣 立哉(大阪大学教授)
    1964年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪大学にて博士号取得(文学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は哲学、現在思想。主な著書に『日本近代思想論――技術、自然、生命』(青土社、2022年)、『バロックの哲学――反―理性の星座たち』(岩波書店、2022年)、『ベルクソンの哲学――生成する実在の肯定』(勁草書房、2000年/講談社学芸文庫、2022年)、『ドゥルーズ――解けない問いを生きる』(日本放送出版協会、2002年/ちくま学芸文庫、2019年)、『西田幾多郎の生命哲学―ベルクソン、ドゥルーズと響き合う思考』(講談社現代新書2005年/講談社学術文庫、2011年)ほか。主な訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』(共訳、法政大学出版局、2017年)エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学――ポスト構造主義的人類学への道』(共訳、洛北出版、2015年)ほか。

    山崎 吾郎 (ヤマザキ ゴロウ)
    山崎 吾郎(やまざき ごろう) 1978年生。大阪大学教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学。著書に『臓器移植の人類学――身体の贈与と情動の経済』(世界思想社、2015年)。編著に『やっかいな問題はみんなで解く』(堂目卓生との共編、世界思想社、2022年)。主な訳書にエドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学――ポスト構造主義的人類学への道』(檜垣立哉との共訳、洛北出版、2015年)など。

構造と自然―哲学と人類学の交錯 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:檜垣 立哉(編著)/山崎 吾郎(編著)
発行年月日:2022/12/12
ISBN-10:4326103140
ISBN-13:9784326103140
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:241ページ
縦:21cm
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