木材がつなぐ弥生社会―木工技術論の再構築(プリミエ・コレクション) [全集叢書]
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木材がつなぐ弥生社会―木工技術論の再構築(プリミエ・コレクション) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2023/02/03
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木材がつなぐ弥生社会―木工技術論の再構築(プリミエ・コレクション) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「木」に刻まれた痕から先史の風景が立ちあがる。森と集落、また集落同士の関係を解き明かす鍵となる木器。後景に退いていた木工技術論が塗りかえる弥生社会の姿。見えてきたのは、専業化を避け権力が押し出されることのない、ゆるやかな社会のイメージ―。石器・金属器に依拠して語られることが多かった弥生社会の経済システムを、残された「手の痕」が浮き彫りにする。
  • 目次

    序 章 木材が紡ぐ新たな歴史像
    第1節 木材と歩んだ人類史
    第2節 弥生時代略説
    第3節 木工論が辿りきた道
    第4節 木器研究が直面する問題
    第5節 本書の方法と対象

    第Ⅰ部 木材加工と技術

    第1章 木材加工の基礎研究
    第1節 木工技術の研究史
    第2節 木材加工の特質
    第3節 加工動作と木工具
    第4節 加工原理と木工具
    小 結

    第2章 木工具の運用と展開(1)木工具柄
    第1節 木工具の研究史
    第2節 木工具の分類視点
    第3節 木工具柄の分類
    小 結

    第3章 木工具の運用と展開(2)柱状片刃石斧
    第1節 柱状石刃の研究史
    第2節 柱状石刃の分類と展開
    第3節 柱状石刃の供給と生産
    第4節 柱状片刃石斧の運用
    第5節 細形石刃
    小 結

    第4章 木工具の運用と展開(3)扁平片刃石斧
    第1節 扁平石刃の研究史
    第2節 扁平石刃の生産
    第3節 扁平石刃の分類
    第4節 扁平片刃石斧の用途
    小 結

    第5章 木工具の運用と展開(4)鉄製木工具
    第1節 鉄製木工具の研究史
    第2節 板状鉄斧の形態
    第3節 袋状鉄刃の着柄
    第4節 木工具の展開
    小 結

    第6章 作業整序と製材技術
    第1節 加工面の形成
    第2節 作業整序の復元
    第3節 八日市地方遺跡の製材技術
    第4節 製材技術の展開
    小 結

    第Ⅱ部 木材加工と形態

    第7章 木器の生産と展開(1)広鍬
    第1節 広鍬の製作工程と割付技法
    第2節 広鍬の分類
    第3節 広鍬の変遷
    第4節 広鍬生産の様相
    小 結

    第8章 木器の生産と展開(2)泥除
    第1節 泥除の研究史
    第2節 泥除を着装する鍬の変化
    第3節 泥除の製作工程
    第4節 泥除の分類と編年
    第5節 泥除をめぐる論点
    小 結

    第9章 木器の生産と展開(3)刳物容器
    第1節 木製高杯の研究史
    第2節 木製高杯の製作技術
    第3節 木製高杯の分類と変遷
    第4節 刳物容器の生産
    小 結

    第10章 木器の生産と展開(4)食事具
    第1節 食事具の研究史
    第2節 匙
    第3節 杓子
    第4節 食事具の生産
    小 結

    第Ⅲ部 木材資源と弥生社会

    第11章 木工体制論への視角
    第1節 弥生時代の経済
    第2節 資源環境の形成と分析手法
    第3節 木工体制論の歩みと課題
    第4節 木器の分析と解釈
    第5節 木工具の分析と解釈
    第6節 集落の構造と周辺環境
    小 結

    第12章 弥生時代の木器生産構造
    第1節 弥生時代前期
    第2節 弥生時代中期
    第3節 弥生時代後期
    小 結

    第13章 弥生時代の木材供給機構
    第1節 偏在性資源の利用形態
    第2節 木材供給機構の発達
    第3節 木材供給機構の動揺
    第4節 木工文化変針期の木材供給
    第5節 木材供給の構造的展開
    小 結

    終 章 木材と弥生社会
    第1節 木工技術と弥生社会
    第2節 木材利用と弥生社会
    第3節 資源論への展望
    第4節 今後の課題
    おわりに

    付  表
    参考文献
    資料掲載文献
    図版出典
    あとがき
    索  引
    英文要旨
  • 出版社からのコメント

    石器・金属器に依拠して語られがちな弥生社会は,木材資源の大量消費社会であった。残された技術の痕から,先史社会を再構築する。
  • 内容紹介

    弥生社会は木材資源の大量消費社会であり、石器・金属器以上に弥生人の生活をかたちづくった。そこに残された技術の痕が、森と集落、また集落同士の関係を解き明かす鍵となる。石器・金属器に依拠して語られがちな弥生社会の姿を、後景に退いていた木工技術論が塗りかえる。

    図書館選書
    弥生社会は木材資源の大量消費社会であった。その生活を形作っていた木器に,残された技術の痕から,森と集落,また集落同士の関係を解き明かす。石器・金属器に依拠して語られがちな弥生社会の姿を,木工技術論が塗りかえる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鶴来 航介(ツルギ コウスケ)
    福岡市経済観光文化局文化財活用部埋蔵文化財課文化財主事。京都大学大学院文学研究科修了、博士。主な著作に、「泥除の系列」(『古代文化』第71巻第4号、古代学協会、2020年、第10回角田文衛古代学奨励賞受賞)などがある
  • 著者について

    鶴来 航介 (ツルギ コウスケ)
    福岡市経済観光文化局文化財活用部埋蔵文化財課文化財主事。京都大学大学院文学研究科修了,博士。主な著作に,「広鍬の編年」(『史林』第101巻第3号,史学研究会,2018年),「泥除の系列」(『古代文化』第71巻第4号,古代学協会,2020年,第10回角田文衛古代学奨励賞受賞),「高地性集落と木工活動」(『季刊考古学』第157号,雄山閣,2021年)などがある。

木材がつなぐ弥生社会―木工技術論の再構築(プリミエ・コレクション) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:鶴来 航介(著)
発行年月日:2023/02/05
ISBN-10:4814004583
ISBN-13:9784814004584
判型:B5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:544ページ
縦:21cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:950g
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