ガウェイン卿の物語―アーサー王円卓騎士の回想 [単行本]

ガウェイン卿の物語―アーサー王円卓騎士の回想 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  フランスにあるランスロット卿の居城―その外に陣取る天幕の中、熱にうかされ負傷したアーサー王の甥ガウェイン卿が臥している。円卓は瓦解、今や騎士たちは反目し合う状況に。アーサーとガウェインはかつての親友ランスロットを包囲している。ガウェインの不安定な脳裏を巡るこの残酷な現実―彼は若き従者に自らの目を通して見た王国の栄枯盛衰を語る。キリスト教の国王に仕えた高貴なる騎士たちの友情、アーサーの幼少期、魔法の剣を引き抜き王になった背景、不可思議な緑の騎士を巡る自らの冒険、聖杯の探求、そして仲間を引き裂いた敵対心と憎しみ。アーサー王伝説が一つの連続した物語の中で語り直されることは珍しい。独特の雰囲気を放つチャールズ・キーピングの挿し絵とともに、ニール・フィリップは劇的結末へと向かう勇壮な物語をここに提示した。

• 目次

  Ⅰ. 円卓の騎士たち
  Ⅱ. 石に刺さった剣
  Ⅲ. オウェイン卿と泉の貴婦人
  Ⅳ. ガウェイン卿と緑の騎士
  Ⅴ. ガウェイン卿の結婚
  Ⅵ. 無名の美男子
  Ⅶ. パーシヴァル卿
  Ⅷ. 聖杯探求
  Ⅸ. 聖杯
  Ⅹ. ランスロットとグィネヴィア
  ⅩⅠ. ランスロット追放
  ⅩⅡ. イングランドへの帰還
  ⅩⅢ. ガウェインの死
  
  Postscript
  原作者ノート
  あとがき

• 内容紹介

  ダメだ、もう何も考えられない。無念だ……。
  緑の騎士、結婚、 聖杯探求、そしてランスロットとの友情と戦いまで――
  アーサー王のもっとも忠実な騎士・ガウェインを彩るエピソードが、自身の語りによって蘇る。
  ファンタジーの第一人者による傑作、待望の邦訳。
  
  2022年11月25日、映画『グリーン・ナイト』公開！
  
  図書館選書
  緑の騎士、結婚、 聖杯探求、そしてランスロットとの友情と戦いまで――
  アーサー王のもっとも忠実な騎士・ガウェインを彩るエピソードが、自身の語りによって蘇る。ファンタジーの第一人者による傑作、待望の…

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  フィリップ,ニール(フィリップ,ニール／Philip,Neil)
  イギリスの作家、民俗学者、詩人。著書にＴｈｅ　Ｗａｔｋｉｎｓ　Ｂｏｏｋ　ｏｆ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｆｏｌｋｔａｌｅｓ，Ｔｈｅ　Ｃｉｎｄｅｒｅｌｌａ　Ｓｔｏｒｙ，Ｈｏｒｓｅ　Ｈｏｏｖｅｓ　ａｎｄ　Ｃｈｉｃｋｅｎ　Ｆｅｅｔ（アメリカ民俗学会Ａｅｓｏｐ　Ａｗａｒｄ受賞）など。猫、物語、詩、神話、フォークロアをこよなく愛す
  
  岡本 広毅(オカモト ヒロキ)
  立命館大学准教授

• 著者について

  ニール・フィリップ (フィリップ ニール)
  原作：ニール・フィリップ
  伝承・ファンタジー文学の第一人者として知られる。ロンドン大・オックスフォード大卒。
  
  チャールズ・キーピング (キーピング チャールズ)
  イラスト：チャールズ・キーピング
  世界的に著名なイラストレーター。児童向けの本におけるイラストレーションを顕彰するケイト・グリーナウェイ・メダルを二度受賞。
  
  岡本広毅 (オカモト ヒロキ)
  翻訳：岡本広毅
  立命館大学文学部准教授。専門は中世イギリスの言語と文学。

ガウェイン卿の物語―アーサー王円卓騎士の回想 [単行本] の商品スペック