芸術と共在の中動態―作品をめぐる自他関係とシステムの基層 [単行本]
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芸術と共在の中動態―作品をめぐる自他関係とシステムの基層 [単行本]

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出版社:萌書房
販売開始日: 2022/12/20
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芸術と共在の中動態―作品をめぐる自他関係とシステムの基層 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    能動‐受動、主体‐客体という図式におさまらない芸術体験(作品の受容と制作)の内実を、「中動態」という言語の範疇を援用することで闡明した前著での議論を踏まえ、そこで残された課題、すなわち芸術という領域における他者との関わり、ひいては芸術制度の社会的成り立ちを考察。
  • 目次

    Ⅰ 二つの場面の中動態

    第一章 「感じられる」の中動態
    1 自己受容(固有)感覚、体性感覚
    2 触覚の「両極性」
    3 非措定的自己意識(サルトル)と作動志向性(メルロ=ポンティ)
    4 外部知覚にはたらく体性感覚

    第二章 相互状況の中動態と社会システム
     1 相互状況reciprocal situationの中動態
     2 各個を超えた別次元の出来事と中動態
     3 ルーマンのコミュニケーション・システムと二重の偶有性
     4 自他関係と「行為の意味の不定さ」
     5 偶有性と不定性

    Ⅱ 作品を介する自他関係

    第三章 共感と「構え」
     1 共感という基層
     2 身体の「構えprise」
     3 姿勢と情動 
     4 自己受容―自己塑型の中動態と共通感覚
     5 体性感覚と「自分事」

    第四章 「作品」との関わり、他者との関わり
     1 意図的行為としての作品の制作と受容
     2 作品評価と他者
     3 三項関係の第三項としての作品
     4 共在と芸術

    第五章 二項関係の他者、三項関係の他者
     1 二項関係の他者
     2 三項関係の他者
     3 第三項としての作品

    第六章 作品の「実在」と他者
     1 実在、パースペクティヴ性、他者
     2 知覚の仕方と中動態
     3 作品と知覚の仕方
     4 作品の呈示と他者

    Ⅲ 客観的事物としての作品と社会

    第七章 アーレントの「公共」と作品
     1 三項関係と第三項
     2 労働laborと制作work 
     3 制作と手段性、イデア説 
     4 物の独立と芸術作品

    第八章 ルーマンの「芸術システム」と作品
     1 コミュニケーション連鎖
     2 相互依拠とシステム
     3 知覚を用いるコミュニケーションとしての芸術
     4 形式と観察
     5 システムにとっての作品

    第九章 ブルデューの「ディスタンクシオン」と作品
     1 趣味と等級づけ
     2 ハビトゥス
     3 作品と卓越化
    第十章 「見せる」ということ

     1 共同注意と「見せる」
     2 「同じ」と「違う」の間で 
     3 「見せる」の類型とさまざまな意図

    第十一章 作品をめぐる相互行為と「枠」
     1 ワースト・コンタクトと「共在の枠」
     2 ハビトゥスの「だいたい」とリソース
     3 見せる者(呈示者)、見せられるもの(作品)、共在の枠
  • 出版社からのコメント

    能動―受動、主体―客体の図式に収まらない「中動態」の視角から芸術領域において他者と関わる体験や芸術制度の社会的成り立ちを分析
  • 内容紹介

    能動―受動、主体―客体という図式に収まらない体験のあり方を、中動態という別種の範疇を用いて、いわば別の枠組みで浮かび上がらせて考察。前著『芸術の中動態――受容/制作の基層――』で問題にした芸術体験は、受容であれ制作であれ、(事後的に見れば)作品との関わりであるが,本書では、残る問題として、芸術という領域において他者と関わる体験、そこからさらに芸術制度の社会的成り立ちについて分析。そこにおいても、中動態という範疇で捉えうる事態が基礎的場面に見出される。

    図書館選書
    能動―受動、主体―客体の図式に収まらない〈中動態〉という視角から個人と作品との関わりを論じた前著を踏まえ,本書では芸術という領域における他者と関わる体験、さらに芸術制度の社会的成り立ちについて分析。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森田 亜紀(モリタ アキ)
    1954年京都市に生まれる。2015年同退職
  • 著者について

    森田亜紀 (モリタアキ)
    1954年京都市に生まれる。1977年北海道大学農学部農学科卒業。1980年神戸大学文学部哲学科芸術学専攻卒業。1988年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了(学術博士)。1995年倉敷芸術科学大学芸術学部専任講師,助教授を経て,同教授。2015年同退職。【著書】『芸術の中動態―受容/制作の基層―』(萌書房,2013年),『言葉とアートをつなぐ教育思想』(共著:晃洋書房,2019年)。【訳書】ジャン=フランソワ・リオタール『文の抗争』(共訳:法政大学出版局,1989年)他。

芸術と共在の中動態―作品をめぐる自他関係とシステムの基層 の商品スペック

商品仕様
出版社名:萌書房 ※出版地:奈良
著者名:森田 亜紀(著)
発行年月日:2023/01/10
ISBN-10:486065160X
ISBN-13:9784860651602
判型:B6
発売社名:萌書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:238ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:370g
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