生き物たちが先生だ―しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス [単行本]

生き物たちが先生だ―しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  “ものすごい”発明が明らかにした、生き物たちの“ものすごい”しくみ。ものすごい発明とは？真空状態の電子顕微鏡に生き物を入れると、ペしゃんこになり、乾燥してしまいます。ところがそうはならずに、生きたままの姿で、細かなしくみが見られる方法が見つかりました。ものすごいしくみとは？タマムシの羽＝色素がなくても、緑や赤、黄色に光ります。フナムシの足＝エネルギーをほとんど使わずに、水を吸いあげられます。ヤモリの指先＝細い毛のような構造だけで、天井にはりつくことができます。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　常識を変えた大発明
  第２章　身近なバイオミメティクス
  第３章　森の宝石タマムシ―発色の秘密
  第４章　海辺のそうじ屋さんフナムシ―水飲みのしくみ
  第５章　はりつくヤモリ―たくさんの細い毛の力
  第６章　なぜ、生き物たちに学ぶのか？
  第７章　世の中を変えていこう

• 出版社からのコメント

  ものすごい発明が明らかにした生き物たちのしくみに学び、持続可能な社会をめざす研究を紹介。生き物たちは究極の省エネなのです。

• 内容紹介

  真空状態の電子顕微鏡に生き物を入れると、ぺしゃんこになり、乾燥してしまいます。ところがそうはならずに、生きたままの姿で、細かなしくみが見られる方法が見つかりました。この方法で観察すると、生き物たちのシンプルで、究極の省エネになっているしくみがわかってきました。
  タマムシの羽は、色素がなくても、緑や赤、黄色に光ります。つまり、エネルギーを使って塗料をつくる必要がありません。フナムシの足はエネルギーをほとんど使わずに、水を吸いあげられます。ヤモリは指先の細い毛のような構造だけで、天井にはりつくことができます。
  エネルギーや資源の大量消費が支える現代社会。このままでは、近い将来に立ちゆかなくなるのでは……。省エネを駆使して生き抜いてきた大先輩たちに学び、持続可能な社会をめざす最先端の研究を紹介します。
  
  図書館選書
  〝ものすごい〟発明が明らかにした生き物たちの〝ものすごい〟しくみに学び、持続可能な社会をめざす研究を紹介します。なぜなら、生き物たちは〝究極の省エネ〟だからです。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  針山 孝彦(ハリヤマ タカヒコ)
  浜松医科大学ナノスーツ開発研究部特命研究教授。東京都生まれ。東京都大田区、兵庫県宝塚市育ち。東北大学大学院医学研究科生理学系専攻博士課程を中退し、東北大学応用情報学研究所助手をつとめる。理学博士（九州大学）。オランダ、フィンランド、イタリアなどで研究生活を過ごし、２００１年から浜松医科大学。助教授、教授、副学長を経て、現職。専門はバイオミメティクス、光生物学、ナノスーツ
  
  安斉 俊(アンザイ シュン)
  １９８４年埼玉県出身。日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科卒業。在学中から神奈川県水産技術センター内水面試験場で研究をおこない、卒業後は同所に非常勤水産職として８年間勤務。博物館の展示イラスト、図鑑の挿絵、学習漫画を手がけるサイエンスイラストレーター

• 著者について

  針山 孝彦 (ハリヤマ タカヒコ)
  針山 孝彦
  浜松医科大学 医学部特任教授。1952年東京生まれ。浜松市在住。日本のバイオミメティクス（生物模倣。生物がもつ優れた機能を工学・医療などに生かそうという技術）の第一人者。電子顕微鏡で生きた生物試料の観察を可能にした表面保護被膜 NanoSuit®（ナノスーツ）開発者。
  
  安斉 俊 (アンザイ シュン)
  安斉 俊
  1984年埼玉県出身。日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科卒業。在学中から神奈川県水産技術センター内水面試験場で研究をおこない、卒業後は同所に非常勤水産職として８年間勤務。子どものころからイラストや漫画を描くことが好きだったこともあり、生きものの絵を交えた自然観察会などもおこなう。博物館の展示イラスト、図鑑の挿絵、学習漫画を手がけるサイエンスイラストレーター。著書に『池の水なぜぬくの？　外来種を探すだけではない“ほんとうの理由”』。

生き物たちが先生だ―しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス の商品スペック