近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー [単行本]
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近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー [単行本]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2023/01/27
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近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝―。近代日本における国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の“宗教”」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。
  • 目次

    序 章

    第一章 〈近代仏教〉再考―日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論―
    はじめに
    一 「鎌倉新仏教」論の生成
    二 日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論
    おわりに

    第二章 甦る清沢満之
    はじめに
    一 甦る筆名―「故清沢満之」から「清沢満之」へ―
    二 現前する肖像―礼拝の対象として―
    三 読誦される絶筆「我信念」
    四 甦る清沢満之
    五 「清沢先生略伝」の登場
    おわりに

    第三章 仏教者の自己認識と内地雑居論―日本人論・日本文化論の視点を手がかりに―
    はじめに
    一 近代日本の自己認識―日本人論・日本文化論から―
    二 内地雑居論と仏教者
    三 真宗僧たちのオリエンタリズム
    おわりに

    補論1 仏教者と「報徳」―明治後期~大正前期の仏教界の動向と関連して―
    はじめに
    一 「仏教」をテーマとする近代日本思想史研究の概括
    二 明治後期の仏教界
    三 「戊申詔書」と仏教者
    四 「三教会同」の開催
    おわりに

    第四章 神道非宗教論をめぐって―せめぎあう神仏―
    はじめに
    一 「宗教」であるために―神道非宗教論と真宗―
    二 日清・日露戦争期の「宗教」―個の救済から国民教化の言説へ―
    三 「敬神問題」をめぐる真宗の葛藤―「神社対宗教」問題―
    おわりに―「国家的宗教」と神道―

    第五章 真宗大谷派と戦中・戦後史
    はじめに
    一 戦争責任告白と靖国問題
    二 宗務行政における戦中・戦後の連続性
    三 真宗同朋会運動以後
    四 靖国神社と大谷派教団
    五 大師堂爆破事件
    六 「新宗憲」の制定
    おわりに

    第六章 真宗大谷派における女性教化―明治・大正・昭和・平成の教説をたどる―
    はじめに
    一 明治期の女性教化論―伝統的な教説の時代(明治二〇年代まで)―
    二 日清戦争前後―高等女学校令―
    三 明治三〇年代以降の女人教化―『家庭』を手がかりに―
    四 日露戦争期―『仏教婦人』に見る女性への戦時教説―
    五 一九一〇年代以降―「新らしい女」の出現―
    六 第一次世界大戦後
    七 満洲事変以後
    八 日中戦争期
    九 アジア・太平洋戦争期
    一〇 戦後から現代へ―同朋会運動以前―
    一一 真宗同朋会運動以後
    一二 現代―一九八六年 男女雇用機会均等法の施行・婦人参政権四〇年以降―
    おわりに

    第七章 国民「宗教」の創出―暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって―
    はじめに
    一 外遊前後
    二 国民の「宗教」
    三 天皇「生仏」論
    おわりに

    補論2 近代日本における自他認識―アイデンティティと「信仰」―
    はじめに
    一 宗門の革新
    二 「『歎異抄』を読む」
    三 『凋落』―妻・房子の死―
    四 『独立者の宣言』
    おわりに

    第八章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者―暁烏敏と記紀神話の世界―
    はじめに
    一 『古事記の世界』
    二 神仏一致―「宇宙の真実の大精神」―
    三 満洲事変前後の戦争観
    おわりに―『万歳の交響楽』―

    終 章 日本近代仏教史研究の行方―「精神主義」研究を手がかりに―
    一 近代仏教史研究の代表的テーマとしての「精神主義」
    二 仏教近代化論というナラティブと「精神主義」
    三 仏教近代化論の揺らぎと「精神主義」
    四 「精神主義」研究と日本近代仏教史研究の現在
    おわりに

    あとがきに代えて
    索 引
  • 出版社からのコメント

    仏教はいかに「国民国家の〈宗教〉」たろうとしたのか。真宗者・真宗教団による言説を分析し、国民国家と仏教の関係を改めて考察。
  • 内容紹介

    「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝――。

    国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の〈宗教〉」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。

    主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。

    【目次】
    序 章
    第一章 〈近代仏教〉再考―日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論―
    第二章 甦る清沢満之
    第三章 仏教者の自己認識と内地雑居論―日本人論・日本文化論の視点を手がかりに―
    補論1 仏教者と「報徳」―明治後期~大正前期の仏教界の動向と関連して―
    第四章 神道非宗教論をめぐって―せめぎあう神仏―
    第五章 真宗大谷派と戦中・戦後史
    第六章 真宗大谷派における女性教化―明治・大正・昭和・平成の教説をたどる―
    第七章 国民「宗教」の創出―暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって―
    補論2 近代日本における自他認識―アイデンティティと「信仰」―
    第八章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者―暁烏敏と記紀神話の世界―
    終 章 日本近代仏教史研究の行方―「精神主義」研究を手がかりに―

    図書館選書
    国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の〈宗教〉」たろうとしたのか。真宗者・真宗教団による言説を主に分析し、国民国家と仏教の関係を改めて考察する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    福島 栄寿(フクシマ エイジュ)
    1965年京都市に生まれる。1989年山口大学人文学部卒業、1991年山口大学人文科学研究科修了、1995年大谷大学文学研究科博士後期課程満期退学。真宗大谷派教学研究所研究員、札幌大谷大学准教授等を経て、大谷大学文学部教授。博士(文学)
  • 著者について

    福島 栄寿 (フクシマ エイジュ)
    1965年京都市に生まれる。1989年山口大学人文学部卒業、1991年山口大学人文科学研究科修了、1995年大谷大学文学研究科博士後期課程満期退学。真宗大谷派教学研究所研究員、札幌大谷大学准教授等を経て、現在大谷大学文学部教授。博士(文学)。著書に『「精神主義」の求道者たち―清沢満之と暁烏敏―』(京都光華女子大学真宗文化研究所、2003年)、『思想史としての「精神主義」』(法藏館、2003年)がある。

近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:福島 栄寿(著)
発行年月日:2023/01/24
ISBN-10:4831855693
ISBN-13:9784831855695
判型:B5
発売社名:法藏館
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:285ページ
縦:21cm
厚さ:3cm
重量:535g
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