近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から [単行本]
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近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から [単行本]
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近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から [単行本]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2023/01/27
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近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「社会」や「大衆」が次第に見いだされていく時代状況のなか、仏教は独自の倫理観に基づく社会福祉事業を通して、いかに「公共空間」の形成にコミットしたのか―。国家への「迎合」や「国家主義的」な歴史として捉えられてきた仏教社会福祉史を、「公共宗教」の視点から批判的に捉え返すとともに、「社会参加」「社会貢献」という文脈からは決して読み解くことのできない仏教社会福祉活動の意義を改めて追究。社会福祉史・近代仏教史・宗教社会学の領域をリンクさせ、新視点を提示する!
  • 目次

    序 章 近代日本の福祉をめぐる公共空間と仏教
    一 近代日本における公共空間への宗教の関与
    二 近代日本における仏教社会福祉活動の位置付け
    三 本書の構成

    【第Ⅰ部 子どもをめぐる社会福祉活動と宗教】
    第一章 瓜生イワの慈善事業と「福祉思想」―「人間性の尊重」と仏教倫理―
    はじめに
    一 明治維新期から中期の「日本型福祉」と公共性
    二 近世的な地域資源と近代の接触─瓜生イワの生活者の視点と慈善─
    三 国家行政・皇室との接近─慈善活動の組織化─
    四 瓜生イワの「福祉」的実践と仏教倫理
    おわりに

    第二章 明治期における仏教倫理の展開と仏教社会福祉活動―福田会育児院の養護実践と女性の関与―
    はじめに
    一 仏教倫理研究の問題点─仏教思想の非社会的側面─
    二 仏教社会福祉活動を支えた報恩思想と社会倫理
    三 福田会育児院による衆生恩思想に基づく仏教倫理の表明
    四 福田会育児院での女性の関与─上流婦人による恵愛部の設置と保母の養護実践─
    五 『福田会月報』に見る福田会育児院の教育的側面と仏教倫理
    おわりに

    第三章 明治期のキリスト教的社会福祉活動の公共的機能―石井十次の岡山孤児院、留岡幸助の監獄改良と家庭学校―
    はじめに
    一 石井十次による岡山孤児院の先駆性と限界
    二 明治後期の福祉をめぐる公共空間と留岡幸助
    おわりに

    【第Ⅱ部 セツルメントの発展と浄土宗社会派による仏教社会福祉活動】
    第四章 渡辺海旭による仏教社会事業の公共的機能―ドイツ型セツルメントと共済思想―
    はじめに
    一 労働問題と仏教
    二 社会事業への発展と仏教の公共的機能
    三 渡辺海旭の社会事業観と国家主義的側面
    おわりに

    第五章 長谷川良信のセツルメントにおける教育的側面と社会倫理―大正期における「感恩愛人」の思想と実践―
    はじめに
    一 長谷川良信の労働問題対策とマハヤナ学園
    二 「トゥギャザーウィズヒム」─労働問題に対する社会倫理的実践─
    三 大正期における社会事業と新教育運動─長谷川良信による女子教育─
    おわりに

    結 章 近代日本における仏教と福祉
    一 近代日本の福祉をめぐる公共空間と仏教
    二 近代日本仏教の社会倫理と報恩思想
    三 近代仏教史・仏教社会福祉学・社会福祉史の捉え返し─本書が示した新たな視座─

    参考文献一覧
    初出一覧
    画像出典一覧
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    公共宗教の視点から仏教社会福祉史を再考し、福祉をめぐる公共空間の形成過程と、その原動力としての仏教倫理の存在を浮き彫りにする
  • 内容紹介

    「社会」や「大衆」が次第に見いだされていく時代状況のなか、仏教は独自の倫理観に基づく社会福祉事業を通して、いかに「公共空間」の形成にコミットしたのか。

    国家への「迎合」や「国家主義的」な歴史として捉えられてきた従来の仏教社会福祉史を、「公共宗教」の視点から批判的に捉え返すとともに、「社会参加」「社会貢献」という文脈からは決して読み解くことのできない仏教社会福祉活動の意義を改めて追究。

    社会福祉史・近代仏教史・宗教社会学の領域をリンクさせ、新視点を提示する!

    【目次】
    序 章 近代日本の福祉をめぐる公共空間と仏教

    〈第Ⅰ部 子どもをめぐる社会福祉活動と宗教〉
    第一章 瓜生イワの慈善事業と「福祉思想」―「人間性の尊重」と仏教倫理―
    第二章 明治期における仏教倫理の展開と仏教社会福祉活動―福田会育児院の養護実践と女性の関与―
    第三章 明治期のキリスト教的社会福祉活動の公共的機能―石井十次の岡山孤児院、留岡幸助の監獄改良と家庭学校―

    〈第Ⅱ部 セツルメントの発展と浄土宗社会派による仏教社会福祉活動〉
    第四章 渡辺海旭による仏教社会事業の公共的機能―ドイツ型セツルメントと共済思想―
    第五章 長谷川良信のセツルメントにおける教育的側面と社会倫理―大正期における「感恩愛人」の思想と実践―

    結 章 近代日本における仏教と福祉

    図書館選書
    「公共宗教」の視点から従来の仏教社会福祉史を捉え直し、近代日本における福祉をめぐる公共空間の形成過程と、そのダイナミズムとしての仏教倫理の存在を浮き彫りにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井川 裕覚(イカワ ユウガク)
    1985年奈良県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、2021年上智大学大学院実践宗教学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は宗教社会学・仏教社会福祉史・死生学・臨床スピリチュアルケア。現在、上智大学大学院実践宗教学研究科特別研究員
  • 著者について

    井川 裕覚 (イカワ ユウガク)
    1985年奈良県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業、2021年上智大学大学院実践宗教学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は宗教社会学・仏教社会福祉史・死生学・臨床スピリチュアルケア。現在、上智大学大学院実践宗教学研究科特別研究員。主な論文に、「スピリチュアルケアにおける宗教性の役割―臨床宗教師による「宗教的資源の活用」の検討―」(『スピリチュアルケア研究』第4号、2020年)、「仏教社会事業史からみた「福祉をめぐる公共空間」と社会倫理」(社会事業史学会創立50周年記念論文集刊行委員会編『社会事業史学会創立50周年記念論文集 戦後社会福祉の歴史研究と方法―継承・展開・創造―』第1巻〈思想・海外〉、近現代資料刊行会、2022年)など。

近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:井川 裕覚(著)
発行年月日:2023/01/13
ISBN-10:4831855782
ISBN-13:9784831855787
判型:A5
発売社名:法藏館
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:361ページ
縦:21cm
厚さ:2cm
重量:656g
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