死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離 [単行本]
    • 死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離 [単行本]

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死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離 [単行本]

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販売開始日: 2023/01/06
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死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    法人類学・解剖学の世界的権威、英国BBC Two局「長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース」の進行役、ブラック教授が綴る、個人識別技術と身元鑑定にまつわるミステリー風回顧録。死体解剖資格認定の解剖学教授として後進の指導にあたるかたわら、時には法人類学調査官として警察捜査を支援、時には英国法医学チームの一員として大惨事、大災害、ジェノサイドの現場に赴き、犠牲者の身元の特定に奮闘する。骨片、爪、毛髪等の硬組織のみならず、軟組織付着の遺体の剖検を通じ、先端科学技法を駆使し死体を精査、故人がいかなる最期を迎えたかを見極める。サルティア・ソサイエティ賞ミステリー部門賞受賞作品。
  • 目次

    日本の読者のみなさんへ

    プロローグ
    生と死は同じ連続体の異なる位相
    死の女神に親しみを覚える

    訳者コラム 「法人類学」について

    第1章 無言の教え人
    正確無比に切り開く
    無言の教え人、ヘンリー
    死後の世界への架け橋
    解剖される遺体との信頼と尊敬の絆
    生涯忘れられない初めての解剖実習

    第2章 細胞と人間
    自分とは何者か
    細胞持続性は自己同一性の根拠となり得るか
    生と死の秘密は神経細胞(ニューロン)にある
    死体が分解されていくプロセス
    死体は無機物に還元され、生命の循環に貢献する
    名前と自己同一性喪失の関わり
    身元不明死体のDNA鑑定で、家族の秘密が暴かれる
    遺骨の頭蓋骨から復顔画像を作成

    第3章 近親者
    陽気なウイリーおじさんとの別れ
    おじさんの遺体を細かく精査する
    人はなぜ死を恐れるのか
    死を恐れないおばあさんの約束

    第4章 身近な人の死
    延命治療を拒否する母
    母を一人で旅立たせたことの後悔
    母の死に無関心な父
    手を握り父の最期を看取る

    第5章 灰は灰に
    別れの儀式も多様化し、自由になってきている
    丘のてっぺんから死んだ父が手を振る
    科学の研究に役立たせるために献体する
    自分の最期を自分で決める自由
    献体を約束し自死を選ぶ人
    解剖する人と解剖される人の衝撃の出会い

    第6章 骨よ、骨よ、骨よ!
    食人行為によって死者を葬る食葬
    墓地不足の問題が深刻化して土葬から火葬へ
    一四〇〇年前に殺された「ローズマーキー・マン」
    お墓の向こうから現代人に語りかける男

    第7章 遙かなる想い
    手がかりとなった下顎の骨の欠片
    生まれてから一八年後に発見された少女
    英国史上最も長い長期未解決事件の謎
    冬の寒い日、十一歳の少女が忽然と姿を消す
    棺と棺のあいだに少女の遺体があるのか

    第8章 御屍(おんかばね):遺体発見
    孤独死した人の身元確認
    男女の性別の基準
    遺骨からどのように性別がわかるか
    骨の長さで年齢を推定する
    遺骨から故人の身長を割り出す
    遺伝子のルーツをもとに区分けされた四つの人間集団
    DNA照合、歯科の治療歴や歯形の照合、指紋照合
    バルモア村の白骨死体

    第9章 死体損壊
    人の体を切り刻む行為
    タトゥーなどの身体装飾は身元確認の手がかりになる
    過剰殺戮する「切り裂きジャック」の犯行
    鮮やかな手さばきで解体されたバラバラ死体
    ロンドンギャング団の「解体屋(バラシや)」  
    被害者の娘と加害者の息子を持つ父親

    第 10 章 コソボ
    遠く離れた異国の残虐行為
    NATO軍によるセルビア空爆の開始
    村人たちが惨殺された告発現場
    遺体安置所の死者の尊厳
    母親めがけてひた走る子供たち

    第 11 章 惨事の衝撃
    二五万人の死者を出したスマトラ沖大津波
    災害犠牲者身元確認即応部隊の結成
    全国から来た警察官が参加した実習研修
    アベルバン惨事――ボタ山の崩落
    手首の切断に同意する権限
    「全完結的(クローズド)タイプ」と「全未決的(オープン)タイプ」
    テロリストは運に恵まれるが、私たちは運に頼らず勝利する

    第 12 章 運命か、恐怖か、それとも強迫観念か
    世界初の幼児の発達骨学についての教科書
    双子の遺体を識別するミッキーマウス柄のベスト
    ネズミ恐怖症(フォビア)の原体験
    頭のなかに区切られた完全独立型の小部屋
    手の甲の静脈の走行パターンで個人を識別する
    児童の性的虐待事件の法廷証拠となる血管走行情報

    第 13 章 理想的な解
    人体解剖学の最も優れた教師
    人屍体標本(カダバー)を最良の状態に保つシール固定法
    一〇〇万人の献体解剖支援募金キャンペーン
    土葬と火葬と第三のオプション


    エピローグ
    死への旅路に思いを巡らす
    骨格標本となって解剖学部に居座りつづける
  • 内容紹介

    法人類学・法解剖学の世界的権威、英国BBC Two局「長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース」の進行役、ブラック教授が綴る、個人識別技術と身元鑑定にまつわるミステリー風回顧録。

    死体解剖資格認定の解剖学教授として後進の指導にあたるかたわら、時には法人類学調査官として警察捜査を支援、時には英国法医学チームの一員として大惨事、大災害、ジェノサイドの現場に赴き、犠牲者の身元の特定に奮闘する。骨片、爪、毛髪等の硬組織のみならず、軟組織付着の遺体の剖検を通じ、先端科学技法を駆使し死体を精査、故人がいかなる最期を迎えたかを見極める。

    サルティア・ソサイエティ賞ミステリー部門賞受賞作品。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ブラック,スー(ブラック,スー/Black,Sue)
    スコットランド・インヴァネス市出身。法人類学者、解剖学者。ダンディー大学解剖学部法人類学教授、ランカスター大学副学長代理を経て、現職はオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ学長。英国王立人類学協会会長。法医解剖学および法人類学の世界的権威。解剖学的特徴による個人識別技術に詳しく、コソボ紛争での大量虐殺犯罪の法医学的調査やスマトラ島沖地震の津波犠牲者の身元特定に尽力。英BBC制作の「History Cold Case」(長期未解決事件ファイル:歴史上のコールドケース)のホスト役

    横田 淳(ヨコタ ジュン)
    群馬大学医学部卒、医学博士、国立がん研究センター研究所・多段階発がん研究分野分野長、スペイン・国立癌予知個別化医療研究所・ゲノム生物学研究室グループリーダーを経て現在に至る。現職、一般社団法人巨樹の会五反田リハビリテーション病院勤務。300報以上の英語論文を執筆している

    倉骨 彰(クラホネ アキラ)
    翻訳家。数理言語学博士。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。同校で自然言語処理を研究
  • 著者について

    スー・ブラック (スー ブラック)
    スー・ブラック(Professor Dame Sue Black)
    スコットランド・インヴァネス市出身。法人類学者、解剖学者。ダンディー大学解剖学部法人類学教授、ランカスター大学副学長代理を経て、現職はオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ学長。英国王立人類学協会会長。法医解剖学および法人類学の世界的権威。解剖学的特徴による個人識別技術に詳しく、コソボ紛争での大量虐殺犯罪の法医学的調査やスマトラ島沖地震の津波犠牲者の身元特定に尽力。英BBC制作の「History Cold Case」(長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース)のホスト役。著書に、Written in Bone(邦訳『骨は知っている』亜紀書房)、Developmental Juvenile Osteology(『幼児の発達骨学』共著、未邦訳)などがある。

    倉骨 彰 (クラホネ アキラ)
    倉骨 彰(くらほね・あきら)
    翻訳家。数理言語学博士。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。同校で自然言語処理を研究。訳書にジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』『昨日までの世界』、ニック・ボストロム『スーパーインテリジェンス』、ダニエル・ヒリス『思考する機械 コンピュータ』、アーサー・ブロック『マーフィーの法則 現代アメリカの知性』など多数。

    横田 淳 (ヨコタ ジュン)
    横田 淳(よこた・じゅん)
    群馬大学医学部卒、医学博士、国立がん研究センター研究所・多段階発がん研究分野分野長、スペイン・国立癌予知個別化医療研究所・ゲノム生物学研究室グループリーダーを経て現在に至る。現職、一般社団法人 巨樹の会 五反田リハビリテーション病院勤務。300報以上の英語論文を執筆している。

死体解剖有資格者―法人類学者が見た生と死との距離 の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:スー ブラック(著)/横田 淳(監訳)/倉骨 彰(訳)
発行年月日:2023/01/04
ISBN-10:4794226012
ISBN-13:9784794226013
判型:B6
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:592ページ
縦:19cm
その他: 原書名: ALL THAT REMAINS:a life in death〈Black,Sue〉
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