谷崎潤一郎の世界史―『陰翳礼讃』と20世紀文化交流 [単行本]
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谷崎潤一郎の世界史―『陰翳礼讃』と20世紀文化交流 [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2023/01/31
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谷崎潤一郎の世界史―『陰翳礼讃』と20世紀文化交流 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は『陰翳礼讃』を読み解きながら、同作と関連する谷崎作品に加えて、さらに谷崎の作品群の背後に広がる言論と歴史を探求する試みである。これから論じていくように、作家の谷崎潤一郎が『陰翳礼讃』に関するイメージを徐々に構想し、最終的に一つの作品として書き上げ、さらに『陰翳礼讃』が翻訳されて外国の読者に届けられるまでの過程をたどっていくと、実はその背後では、日本と、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの世界各国の文化や価値観が複雑に絡み合い、様々な拮抗関係が生じていたことが明らかになる。そこで本書は『陰翳礼讃』を一つの入口として設定し、一九〇四年の日露戦争前後からはじまり、その後の一九二〇年代から一九三〇年代にかけてのジャポニスムやモダニズムの潮流、そして一九四五年の日本国の敗戦からGHQの占領期を経て、さらに一九八〇年代のポストモダンや現代へと至る、二〇世紀文化交流の歴史を描出してみようと考えている。この試みは、日本人作家の谷崎がアジアや欧米諸国の文化と対峙した経験を、今改めて追体験していく道程ともなるだろう。本書のタイトルを『谷崎潤一郎の世界史―『陰翳礼讃』と20世紀文化交流』と名づけた理由は、この点にある。
  • 目次

    序論

    第Ⅰ部 アジア主義からの波動 一九〇〇年代~一九二〇年代
    第1章 冒頭をめぐって
    第2章 アジアをめぐって
    第3章 中国体験をめぐって
    第4章 郭沫若と田漢をめぐって

    第Ⅱ部 ジャポニスムからの波動 一九二〇年代~一九三〇年代
    第5章 翻訳をめぐって
    第6章 芥川龍之介をめぐって
    第7章 建築をめぐって
    第8章 夏目漱石をめぐって

    第Ⅲ部 『陰翳礼讃』からの波動 一九三〇年代~一九五〇年代
    第9章 戦後をめぐって
    第10章 戦前をめぐって
    第11章 サイデンステッカーをめぐって
    第12章 差別をめぐって

    結論 一九六〇年代から現代まで
  • 出版社からのコメント

    歴史と文化を横断する『陰翳礼讃』の全貌にせまる
  • 内容紹介

    『陰翳礼讃』はどのような書物なのか。谷崎は本書にどんな思いを込めたのか。なぜ10を超える言語に翻訳され、様々なジャンルで参照され、今も世界各国で読まれ続けているのか。
    アジア、ヨーロッパ、アメリカを視野におさめながら、1904年の日露戦争から始まり、1920~30年代のモダニズムや戦後のGHQ占領期を経て、現代へと至る言論空間を探求する試み。
    一冊の本が作り出した読書のネットワークと、壮大な20世紀文化交流の歴史を描きだす。

    【目次】
    序論
    第Ⅰ部 アジア主義からの波動 一九〇〇年代~一九二〇年代
    第1章 冒頭をめぐって
    第2章 アジアをめぐって
    第3章 中国体験をめぐって
    第4章 郭沫若と田漢をめぐって
    第Ⅱ部 ジャポニスムからの波動 一九二〇年代~一九三〇年代
    第5章 翻訳をめぐって
    第6章 芥川龍之介をめぐって
    第7章 建築をめぐって
    第8章 夏目漱石をめぐって
    第Ⅲ部 『陰翳礼讃』からの波動 一九三〇年代~一九五〇年代
    第9章 戦後をめぐって
    第10章 戦前をめぐって
    第11章 サイデンステッカーをめぐって
    第12章 差別をめぐって
    結論 一九六〇年代から現代へ
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西村 将洋(ニシムラ マサヒロ)
    1974年兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(国文学)。西南学院大学国際文化学部教授。ロンドン大学SOAS客員研究員。専門は近現代日本文学、近代日本文化学
  • 著者について

    西村将洋 (ニシムラマサヒロ)
    西村将洋(にしむら・まさひろ)
    1974年兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(国文学)。西南学院大学国際文化学部教授。ロンドン大学SOAS客員研究員。専門は近現代日本文学、近代日本文化学。
    共著に『共同研究 上海の日本人社会とメディア1870-1945』(岩波書店)、『言語都市・ロンドン1861-1945』『言語都市・ベルリン1861-1945』(以上、藤原書店)、『『Japan To-day』研究―戦時期『文藝春秋』の海外発信』(作品社)ほか。編著に『パリヘの憧憬と回想―「あみ・ど・ばり」III』(柏書房)、『朝鮮半島のモダニズム』(ゆまに書房)ほか。学術論文に「失われたテクストを求めて―芥川龍之介とグローバル・ジャポニスム」(『日本文学』日本文学協会)、「アフリカからアジアをみる―日中戦争期の保田與重郎とマルクス主義民族論」(『昭和文学研究』昭和文学会)ほか。翻訳に「ジョン・H・ディクソン「現代日本の美術家たちについて」―1902年、ロンドン日本協会での発表論文(翻訳と注釈)」(『国際文化論集』西南学院大学)。

谷崎潤一郎の世界史―『陰翳礼讃』と20世紀文化交流 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:西村 将洋(著)
発行年月日:2023/02/20
ISBN-10:4585390200
ISBN-13:9784585390206
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:512ページ
縦:21cm
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