事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド [単行本]
    • 事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド [単行本]

    • ¥2,75083 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月28日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003662628

事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド [単行本]

価格:¥2,750(税込)
ゴールドポイント:83 ゴールドポイント(3%還元)(¥83相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月28日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:明石書店
販売開始日: 2022/12/16
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、保健・福祉・医療、心理、教育、法律等多分野の専門家が集い、一領域の専門家は別領域の素人であることを自覚し、お互いの溝を埋めるべく議論を重ねて編み上げた事例集です。一つひとつの事例において、最初は支援者同士の関係がぎこちなく、緊張感が拭えず、伝えたいことがきちんと伝わっているのか実感が持てないような情報交換であっても、それぞれの支援者が感じ取った言葉の意味や考え方のずれを可能な限り言語化し、支援開始時の問題意識や検討の目的に立ち戻っては意見を出し合う姿に変化していくさまが描かれています。支援者はこうしたプロセスをたどって初めて、ネットワークは成長し、相互尊重に基づいたほんとうの協働関係が実現するのだと思います。そこでは自分の専門分野の枠を少し超えた発言や活動が職種間を結びつける「のりしろ」となって、各支援者の個別的な支援は統合され、対象事例にとって一貫したものとなり、対象者はそれを受け入れやすくなっていきます。各職種連携・協働が、事例との関わりの深まりとともにどのように推移したのか、その連携協働の詳細を事例ごとに経過を追って示しています。事例ごとに異なった部分はあるものの、どんな事例にも共通する支援者の意識や態度についてもご理解いただけることを期待しています。
  • 目次

     はじめに ほんとうの連携と協働のために
     本書を読むにあたって

    Case1 アルコール依存症の母の代わりに家族を守ろうとした、8歳の児童の健全な育ちを取り戻すための協働
     § 担任教諭になされた「お金を貸してほしい」との相談
     § 母子の実情の把握と家庭訪問
     § 個別ケース検討会議の開催
     § 個別ケース検討会議に基づく各機関の対応
     § 第2回 個別ケース検討会議から新たなステージへ
     § 第3回 個別ケース検討会議
     レビュー
      Q1 相談にはどんな姿勢で向き合ったらよいでしょうか?
      Q2 保健師は、秋葉保健師のように他機関からの相談を受け、受診した健診結果を理由にして家庭訪問をしたりするのですか?
      Q3 秋葉保健師は、泥酔状態であるものの意識はある母に対し、挨拶と酔いが醒めたらお話ししましょうと言い残して、事務所に戻りました。この対応は適切と言えますか?
      Q4 母子保健担当保健師の、アルコール依存症など親の精神疾患やメンタルヘルス不調への関わりについて教えてください。
      Q5 子ども虐待とヤングケアラーの関係について教えてください。
      Q6 アルコール依存症の治療と回復について教えてください。

    Case2 機能不全家族に育つ若者が、解放を求めて家を出たあとの保護・支援と、その後の家族形成支援について
     § A子のメール発信から子どもシェルターにつながるまで
     § A子の自立援助ホームへの入所と妊娠発覚後の自己退所
     § 個別ケース検討会議とA子(特定妊婦)の支援
     § A子がCちゃんを出産するまで
     § 出生後の個別ケース検討会議
     § A子がCちゃんとの2人の生活を歩み出すまで
     レビュー
      Q1 子どもシェルターについて教えてください。
      Q2 事例検討会で対象事例の心理的側面をアセスメントする際の留意点について教えてください。

    Case3 重度の医療的ケア児に対する医療-保健-福祉の「手厚い」関与態勢の落とし穴
     § 薬局からの連絡と医師の初期対応
     § 医療機関から保健センターへの連絡と医師の対応
     § 個別ケース検討会議
     § その後の経過
     レビュー
      Q1 臨床医は保健福祉に関する知識経験をどのくらい備えているのですか?
      Q2 医療ネグレクトとは? その対応は?
      Q3 医療機関内の児童虐待予防/対応委員会(CPT、CAPS等)の意義と実情について教えてください。
      Q4 保健福祉スタッフは患者情報について直接医師に問い合わせていいのですか?
      Q5 医療的ケア児に対する家庭介護に関する支援施策について教えてください。

    Case4 虐待であることを自覚できないローティーン女子への介入
     § 学校でA子の妊娠が発覚し、市の子ども家庭課に電話連絡が入る
     § 産科受診と2回の個別ケース検討会議
      ①情報共有と対応方針
      ②各支援者の役割が明確化され、支援ネットワークが機能する
     § その後の経過
     レビュー
      Q1 A子のような未成年の中高生の妊娠を学校が把握した際に、学校および連絡を受けた市の機関はどのような点に留意したらよいですか?
      Q2 出産を決意した場合と、人工妊娠中絶を選択した場合とで、支援のあり方はどのように異なってくるものでしょうか?
      Q3 児童・生徒の妊娠ケースに対して、子ども家庭課等の要対協調整機関、保健センターは、学校とどのように連携を図ったらよいでしょうか?
      Q4 生徒の妊娠への初期対応に際して、学校が留意すべきことは他にもありますか?

    Case5 2歳の女児が乳児院から家庭引き取りとなり在宅支援を行ったが、連携した支援に困難をきたした事例
     § 乳児院措置解除前の個別ケース検討会議
     § 家庭復帰後の多機関による在宅支援
     レビュー
      Q1 施設入所措置解除前の個別ケース検討会議には、どのような意義がありますか?
      Q2 児童福祉司の発言にあった「保護者支援プログラム」とは何ですか?
      Q3 「見守り」とは何をすることなのでしょうか?
      Q4 在宅支援の判断について教えてください。
      Q5 家庭復帰時に家族関係が変化している事例ではどういう点に留意が必要でしょうか?

    Case6 虐待環境に生育した低学年児が示した暴言暴力
     § 事例化の経緯
     § 学校、子ども家庭課、スクールソーシャルワーカーの連携
     § 関係者会議
     § その後の経過
     § 児童精神科の関わり
     § 学校と子ども家庭課の協調介入および特別支援学級(通級)の導入
     レビュー
      Q1 就学時健診/要支援児童とは、どのようなものですか?
      Q2 スクールソーシャルワーカーの機能と役割について教えてください。
      Q3 WISC-Ⅳとはどのようなものですか。発達障害の診断にも使えますか?

    Case7 支配的な母の下で、どこまでも母の期待に応えようとする少年
     § E男の気になる行動
     § 過干渉的で支配的な母
     § E男の強迫性障害
     § 合唱コンクールの準備の中で燃え尽きていったE男
     § 児童精神科への入院と両親の変化
     レビュー
      Q1 強迫性障害/強迫神経症とはどのような病ですか?
      Q2 支配的、過干渉的な親の態度は心理的虐待と言えますか?

    Case8 長期間のひきこもりの中で、本人と会えないまま計画した支援
     § 学校からひきこもり相談センターへ
     § A子の変化
     § A子との接触から入院まで
     レビュー
      Q1 長期の不登校やひきこもりの児童生徒を見つけたときは、まずどのように動けばよいのでしょうか?
      Q2 親が子どもの将来のことを考えて勉強など教育課題を強いることは、子どものひきこもりや精神疾患を起こしやすくするのでしょうか?
      Q3 ひきこもっている事例の「緊急事態」とはどのようなものですか?

    Case9 予期せぬ妊娠による葛藤を抱えた高校生(17歳)の気持ちに寄り添った支援のあり方
     § A子からのNPOへの妊娠の相談
     § A子の妊娠葛藤と保健センターの対応
     § A子の救急搬送と両親らとの話し合い
     § A子の家族の問題
     § A子の出産の決意とA子を支える体制づくり
     § A子を支える体制とその動き
     レビュー
      Q1 妊娠に困惑し、母子健康手帳の交付を受ける以前に悩む女性への支援は?
      Q2 包括的性教育(自分を大切に、自分を守る行動ができる力を育む教育)とは何ですか?
      Q3 経済的に不安定である妊婦を把握した場合、アドバイスできることは?

     おわりに
  • 内容紹介

    本書は、保健・医療・福祉・司法の4人の専門家が1つのケースを多面的にとらえ、子どもと家族にとって、適切なアセスメントとは何かを見出していく過程を解説する。立場の違いを一旦受け入れて、お互いの専門性を活かす連携の仕方と思考を身につける実践の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中板 育美(ナカイタ イクミ)
    保健師。武蔵野大学院地域看護学研究科教授。東京都の保健師として16年間勤務後、国立保健医療科学院上席主任研究官として、現任教育、研究に従事。その後、日本看護協会常任理事、全国保健師職能委員長を経て、現職。看護学博士

    佐野 信也(サノ シンヤ)
    精神科医。防衛医科大学校卒。いくつかの自衛隊病院を経て、1995年から防衛医科大学校精神科で臨床、教育、研究に従事。2015年防衛医科大学校心理学科教授。2020年ふじみクリニック。医学博士。精神保健指定医

    野村 武司(ノムラ タケシ)
    東京経済大学現代法学部教授(行政法・子ども法)。獨協地域と子ども法律事務所弁護士(埼玉弁護士会)、日弁連子どもの権利委員会幹事。川崎市子どもの権利条例をはじめとして、自治体の子どもの権利条例作りに関わる。いじめ重大事態第三者調査委員会の経験も豊富である

    川松 亮(カワマツ アキラ)
    明星大学人文学部常勤教授。東京都の福祉職として、児童養護施設等で勤務の後、児童相談所で児童福祉司として勤務。その後、厚生労働省児童福祉専門官、子どもの虹情報研修センター研究部長を経て、現職。社会福祉士
  • 著者について

    中板 育美 (ナカイタ イクミ)
    保健師。武蔵野大学院地域看護学研究科教授。東京都の保健師として16年間勤務後、国立保健医療科学院上席主任研究官として、現任教育、研究に従事。その後、日本看護協会常任理事、全国保健師職能委員長を経て、現職。看護学博士。著作として『周産期からの子ども虐待予防・ケア――保健・医療・福祉の連携と支援体制』(明石書店、2016年)、『これで使える!保健師のためのデータ活用ブック』(編著、東京図書、2018年)、『凍りついた瞳2020』(分担、集英社、2020年)、『新・ちいさいひと青葉児童相談所物語』児相保健師編(監修、小学館、2018年)、『精神保健福祉 第4版』系統看護学講座-別巻(分担、医学書院、2022年)など。

    佐野 信也 (サノ シンヤ)
    精神科医。防衛医科大学校卒。いくつかの自衛隊病院を経て、1995年から防衛医科大学校精神科で臨床、教育、研究に従事。2015年防衛医科大学校心理学科教授。2020年ふじみクリニック。医学博士。精神保健指定医。著作として『ACの臨床』(編著、星和書店、1998年)、『自己愛の障害』(監訳、金剛出版、2003年)、『すべての診療科で役立つ精神科必修ハンドブック[改訂版]』(共著、羊土社、2014年)、『緊急支援のためのBASIC PHアプローチ』(監訳、遠見書房、2017年)など。

    野村 武司 (ノムラ タケシ)
    東京経済大学現代法学部教授(行政法・子ども法)。獨協地域と子ども法律事務所弁護士(埼玉弁護士会)、日弁連子どもの権利委員会幹事。川崎市子どもの権利条例をはじめとして、自治体の子どもの権利条例作りに関わる。いじめ重大事態第三者調査委員会の経験も豊富である。著作として、行政法の業績の他、日弁連子どもの権利委員会編『子どものいじめ問題ハンドブック』(明石書店、2015年)、宮本みち子他編著『アンダークラス化する若者たち』(共著、明石書店、2021年)など。

    川松 亮 (カワマツ アキラ)
    明星大学人文学部常勤教授。東京都の福祉職として、児童養護施設等で勤務の後、児童相談所で児童福祉司として勤務。その後、厚生労働省児童福祉専門官、子どもの虹情報研修センター研究部長を経て、現職。社会福祉士。著作として『市区町村子ども家庭相談の挑戦』(編者、明石書店、2019年)、『ジソウのお仕事』(共著、フェミックス、2020年)、『日本の児童相談所』(共編著、明石書店、2022年)など。

事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:中板 育美(著)/佐野 信也(著)/野村 武司(著)/川松 亮(著)
発行年月日:2022/12/15
ISBN-10:4750354899
ISBN-13:9784750354897
判型:B5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:185ページ
縦:26cm
他の明石書店の書籍を探す

    明石書店 事例でわかる 子ども虐待対応の多職種・多機関連携―互いの強みを活かす協働ガイド [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!