『啓蒙の弁証法』を読む [単行本]
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『啓蒙の弁証法』を読む [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/01/19
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『啓蒙の弁証法』を読む [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    啓蒙の極限たる最高の知的段階に達したかに見える文明が、なぜナチスという野蛮に転化したのか―。ホルクハイマーとアドルノの主著『啓蒙の弁証法』における複雑に入り組んだ「理性の自己批判」の理路を余すところなく読み解き、前史から後史に至るドイツ思想、フランス現代思想、アメリカ批判理論との関係をも踏えて、この難解な書物の全体像を解明する。
  • 目次

     まえがき
     凡例

    第Ⅰ部テクストを読む
     Ⅰ啓蒙の概念――理性の自己省察を求めて……細見和之
      はじめに
      1 「脱呪術化」の弁証法
      2 言語・芸術・宗教の可能性
      3 『オデュッセイア』のアレゴリー解釈
      おわりに
     Ⅱオデュッセウス論――主体性の原史と神話……麻生博之
      はじめに
      1 叙事詩『オデュッセイア』と神話
      2 犠牲と断念――自己保存の実質
      3 オデュッセウスの旅程とその行方
      おわりに
     Ⅲジュリエット論――自己保存原理と道徳……上野成利
      はじめに
      1 理性と情念との緊張関係
      2 ラディカリズムの光と影
      3 文明と自然との絡み合い
      おわりに
     Ⅳ文化産業――文化と産業との相克……竹峰義和
      はじめに
      1 退行への訓練
      2 権威への同一化
      3 文化産業とファシズム
      おわりに
     Ⅴ反ユダヤ主義の諸要素――同一化としての反ユダヤ主義,その原史……藤野寛
      はじめに
      1 前史――リベラリズムの正嫡子としてのファシズム
      2 一九四四年(第一―六節)――ミメーシス的衝迫への憎悪、投影
      3 一九四七年(第七節)――チケット思考(同一性思考)としての反ユダヤ主義
      おわりに――啓蒙の「限界」をめぐって
     Ⅵ手記と草案――新たな弁証法的人間学へ……見附陽介/古賀徹
      はじめに
      1 自然史としての文明史
      2 思考と支配との絡み合い
      3 非同一性の思考に向けて
      4 新たな人間学に向けて

    第Ⅱ部コンテクストを読む
     Ⅰ『啓蒙の弁証法』の思想史的位置と意味――その前史から後史へ……高幣秀知
      はじめに
      1 『啓蒙の弁証法』への前史
      2 アドルノの反体系的体系構成
      3 この時代への架橋のために
      おわりに
     Ⅱ来たるべき啓蒙への問い――フランス現代思想と『啓蒙の弁証法』……宮﨑裕助
      はじめに
      1 クロソウスキーとサドの問い
      2 フーコーと啓蒙/近代性の問い
      3 デリダと来たるべき啓蒙への問い
      おわりに
     Ⅲ『啓蒙の弁証法』から新自由主義批判へ――アメリカ批判理論の展開……日暮雅夫
      はじめに
      1 アメリカにおける批判理論の受容
      2 ハーバーマスの理論の応用と展開
      3 『啓蒙の弁証法』から新自由主義批判へ
      おわりに

     特別寄稿ヴェーバーからアドルノへ――アメリカ体験をめぐって……徳永恂
      1 大きな物語り――二〇世紀初めの布置状況コンステラチオン
      2 ヴェーバーのアメリカ旅行――移民問題をめぐって
      3 アドルノのアメリカ体験――マルクスよりニーチェ
      4 ヴェーバーからアドルノへ――偽の救済への拒否

     訳者として今思うこと――アドルノの語り口のむずかしさと魅力をめぐって……徳永恂

     あとがき
  • 出版社からのコメント

    ホルクハイマーとアドルノの代表作『啓蒙の弁証法』を余すところなく読み解き、その全体像を解明。
  • 内容紹介

    なぜ人類は、真に人間的な状態に踏み入っていく代わりに、一種の新しい野蛮状態へ落ち込んでいくのか――。難解なことで知られるホルクハイマーとアドルノの代表作『啓蒙の弁証法』。この書物で展開される複雑に入り組んだ「理性の自己批判」の理路を余すところなく読み解き、その前史、フランス現代思想、アメリカ批判理論との関係をも踏まえて全体像を解明する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上野 成利(ウエノ ナリトシ)
    1963年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。政治思想、社会思想史

    高幣 秀知(タカヘイ ヒデトモ)
    1948年生まれ。北海道大学名誉教授。社会思想史、哲学

    細見 和之(ホソミ カズユキ)
    1962年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。ドイツ思想
  • 著者について

    上野 成利 (ウエノ ナリトシ)
    上野成利(ウエノ ナリトシ)
    1963年生まれ.神戸大学大学院国際文化学研究科教授.政治思想,社会思想史.チャールズ・テイラー『近代想像された社会の系譜』(翻訳)岩波書店,2011年,『暴力』岩波書店,2006年ほか.

    高幣 秀知 (タカヘイ ヒデトモ)
    高幣秀知(タカヘイ ヒデトモ)
    1948 年生まれ.北海道大学名誉教授.社会思想史,哲学.「ルカーチvs. アドルノ問題再考」(前・後)『思想』2022 年4・6 月号,『ルカーチ弁証法の探究』未来社,1998年ほか.

    細見 和之 (ホソミ カズユキ)
    細見和之(ホソミ カズユキ)
    1962 年生まれ.京都大学大学院人間・環境学研究科教授.ドイツ思想.『「投壜通信」の詩人たち──〈詩の危機〉からホロコーストへ』岩波書店,2018 年,『フランクフルト学派──ホルクハイマー,アドルノから21世紀の「批判理論」へ』中公新書,2014年ほか.

『啓蒙の弁証法』を読む [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:上野 成利(編)/高幣 秀知(編)/細見 和之(編)
発行年月日:2023/01/17
ISBN-10:4000615785
ISBN-13:9784000615785
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:314ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:362g
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