ためらいの看護 増補版 [単行本]
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出版社:その他
販売開始日: 2022/12/10
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ためらいの看護 増補版 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「不自由な手で、ようやくスプーンを口元まで運んだ人が、好物のゼリーに目を丸めてぼくに喜びを伝える。ハラハラして見ていたぼくにも嬉しさがこみ上げる。相手の喜びを理解したからというのではない。ただ見ているだけ、というぼく自身の弱さから救われた喜びである。そのぼくを見て、相手の目がさらに輝く。…生きている限り心臓が弾み続けいのちを支えるかのように、ケアの弾性は人と人の間にいのちをもたらす」(本書より)介護・看護の現場から生まれた臨床哲学の名著の増補版。巻末に九鬼周造『偶然性の問題』をテーマにした著者の修士論文を新たに収録。
  • 目次

    【病棟から】
    夜空のラーメン
    コーヒー牛乳の日差し
    聖地の吐息
    唇の赤い花
    ガラスを包む
    青い瞳

    Ⅰ 病の意味を見いだす

    第1章 「信なき理解」から「ためらいの看護」へ
     1 〝ためらい〞が病を治療する⁉
     2 「わからない」と言ってはいけない看護教育
     3 昏迷から醒めて
     4 頼りない足取りを覚えていてくれた
     5 ためらいに震えつづけたい
    第2章 食と生きざま
    第3章 生きる技術・生かす技術
     はじめに
     1 どうして、こんな目に
     2 死の準備
     3 ケアに根拠はない
     4 味噌汁の意味
     5 生への自由 
     おわりに 生かされる技術

    【病棟から】
    覚えのない傷
    豚
    空き缶
    うら声
    耳喰い
    咳
    乾いたパン

    Ⅱ パッチングケアの方へ

    第4章 臨床看護の現場から
     はじめに
     1 精神病院での経験 
     2 透析医療の現場から
     3 看護をめぐって
     4 臨床哲学と看護
    第5章 ケアの弾性--認知症老人ケアの視点
     1 途方に暮れるとき
     2 パッシングケア  
     3 普通のケア  
     4 パッチングケア
     5 ケアの弾性

    【病棟から】
    暴れん坊将軍
    食い逃げ松ちゃん
    月夜の点す紅
    セブンティーン
    貨車いっぱいの金塊

    Ⅲ 人に寄り添うということ

    第6章 臨床テツガク講座
     1 理解不可能性から出発する
     2 看護を離れ、看護の常識を疑う
     3 中途半端な位置から
     4 もう一つのことがらに気づく
     5 切ない……
     6 ヒ、ミ、ツ……
    第7章 隠すプライバシーで露わとなること
    第8章 鬱の攻撃性
     1 鬱に出遭う 
     2 憐れみと苦悶
      鬱は励ましてはならない 「憐れみ」はとっておきの餌食
     3 鬱の罠
      自我の弱さを印象づける罠 鬱は自己を攻撃して他者の反撃を許さない
     4 自殺させるな
     5 繊細に
    第9章 「認知症」の衝撃

    あとがき

    *

    補遺 ケアの弾性

    序説
    第1章 ケアの偶然性
     第1節 無根拠
     第2節 驚き
     第3節 邂逅
    第2章 死活の契機
     第1節 欲望
     第2節 賭け
     第3節 遊戯  
    第3章 ケアの弾性
     第1節 回復力  
     第2節 試行  
     第3節 自由  
    結論

    増補版あとがき
    初出一覧
  • 内容紹介

    ◎森村修さん書評(「図書新聞」2023.6.3)
    《西川が看護師として特異なのは、看護・介護を生業としながら哲学に興味を持ち続けていたこと…西川は、九鬼の主著『偶然性の問題』(1935年)に導かれて、独自の九鬼哲学解釈を展開している》

    「不自由な手で、ようやくスプーンを口元まで運んだ人が、好物のゼリーに目を丸めてぼくに喜びを伝える。ハラハラして見ていたぼくにも嬉しさがこみ上げる。相手の喜びを理解したからというのではない。ただ見ているだけ、というぼく自身の弱さから救われた喜びである。そのぼくを見て、相手の目がさらに輝く。……生きている限り心臓が弾み続けいのちを支えるかのように、ケアの弾性は人と人の間にいのちをもたらす」(本書より)

    介護・看護の現場から生まれた臨床哲学の名著の増補版。巻末に九鬼周造『偶然性の問題』をテーマにした著者の修士論文を新たに収録。

    図書館選書
    「生きている限り心臓が弾み続けいのちを支えるかのように、ケアの弾性は人と人の間にいのちをもたらす」。介護・看護の現場から生まれた臨床哲学の名著の増補版。九鬼周造『偶然性の問題』をテーマにした修士論文を収録。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西川 勝(ニシカワ マサル)
    1957年、大阪生まれ。専門は、看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。現在はNPOココペリ121理事。高校卒業後、精神科・透析治療・老人介護の現場で看護師や介護士として働く。一方で関西大学の二部で哲学を学び、後に大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェやダンスワークショップなどの活動にも取り組む
  • 著者について

    西川 勝 (ニシカワ マサル)
    1957年、大阪生まれ。専門は、看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。現在はNPOココペリ121理事。高校卒業後、精神科・透析治療・老人介護の現場で看護師や介護士として働く。一方で関西大学の2部で哲学を学び、後に大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェやダンスワークショップなどの活動にも取り組む。著書に『ためらいの看護』(岩波書店)、『となりの認知症』(ぷねうま舎)、『「一人」のうらに』(サウダージ・ブックス)など。共著に『ケアってなんだろう』(小澤勲編、医学書院)など。

ためらいの看護 増補版 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ハザ ※出版地:京都
著者名:西川 勝(著)
発行年月日:2022/12/14
ISBN-10:4910751009
ISBN-13:9784910751009
旧版ISBN:9784000237697
判型:B6
発売社名:ハザ
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
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