現代戦略論―大国間競争時代の安全保障 [単行本]
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現代戦略論―大国間競争時代の安全保障 [単行本]

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出版社:並木書房
販売開始日: 2023/01/07
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現代戦略論―大国間競争時代の安全保障 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻によって、冷戦後の協調的な国際環境は消滅し、大国間の競争が復活した。「現状変更」を図る中国に対して、日本の大戦略は「現状維持」であり、この戦略目的の非対称性に日本の勝機がある。仮に抑止に失敗して戦争になっても、海上において状況を膠着化できれば、世界中に展開する米軍の来援が期待でき、有利なかたちで戦争を終結できる。ネットアセスメント分析とシナリオプランニングの手法を用いて導き出された「統合海洋縦深防衛戦略」を初めて明かす!
  • 目次

    はじめに 1

    第1章 戦略はなぜ必要か? 17

     戦略とは何か? 18
    戦略は目的・方法・手段の組み合わせ/戦略の複層構造/戦略とは「優先順位の
    芸術」である

     戦略論の中の安全保障戦略 27
    経営戦略と安全保障戦略/安全保障における大戦略の必要性/ロシア・ウクライ
    ナ戦争に見られる現代安全保障戦略の特徴

     戦略立案プロセスの重要性 39
    戦略文書の限界/「全体最適」と「部分最適」のせめぎあい/「負け組」にも当
    事者意識を/戦略立案プロセスの大きな役割

    第2章 戦略はなぜ失敗するか? 52

     戦略を成功させるための五つの課題 53
    戦略の複層性──上位戦略と下位戦略/明確な戦略目的──何が成功で何が失敗か
    を定義する/戦略の実行における二つの論点/競争相手の存在──「ネットアセスメント」という手法/新たな環境への適応──戦略を修正していくことの難しさ

    第3章 「大国間競争」時代の戦略上の課題 77

     日本の戦略上の課題:パワーバランスの変化 82
    失敗した米国の対中戦略/民主主義のオルタナティブモデルとしての中国

     社会システムをめぐる競争 91
    民主主義と権威主義の競争/デジタル・トランスフォーメーション(DX)をめぐ
    る競争/新たな「パワーセンター」をめぐる争い

     地政戦略面での競争 99
    「一帯一路」構想の地政戦略的意味/古典的な地政学から見た「一帯一路」構想
    /「ログローリング」のリスク/地域レベルでの現状をめぐる競争:東シナ海、南シナ海、台湾

    第4章 大国間競争時代の「日本の大戦略」113

     大国間競争における日本の「立ち位置」114
    日本はパワーセンターとしての地位を維持できるか?/米中対立と日中対立の違
    い/二つの競争における日本の「目的」

     日本の「能力」は地政戦略的な競争を支えられるか? 121
    防衛計画の大綱/基盤的防衛力構想からの脱却へ/統合運用を踏まえた能力評価
    の実施/兵力構成に残る基盤的防衛力構想/軍事バランス──日米中の比較/防衛費──半減した日本のシェア/日米同盟──失われた米軍事力の圧倒的優位/安全保障法制──集団的自衛権の限定的な行使容認

     日本のリソースからみた戦略上の選択肢 145
    ネットアセスメント──軍事バランスを相対的に評価/日米中の比較優位・比較
    劣位の分析/日本の比較優位を活かした戦略の組み立て

    第5章 将来の戦争をイメージする 157

      技術の発達の「先取り」の難しさ 158
    戦争の様相は絶えず変化する/「変化の先取り」の失敗

     将来戦の予測はなぜ外れるのか? 163
    将来戦予測が困難な三つの理由/試行錯誤の重要性

     シナリオプランニングで将来戦像に迫る 167
    「ドライビングフォース」を二つ選定する/ドライビングフォース1「紛争の形
    態はどうなるか?」/ドライビングフォース2「戦場の霧は残るか・消えるか?」

     将来戦に関する四つのシナリオ 173
    二つの軸から描く将来戦のイメージ

    第6章 これからの日本の防衛戦略 181

     日本の防衛戦略の五つの前提条件 182
    達成すべき目的と「失敗の定義」

     シナリオプランニングから見える将来戦像 186
    現状維持側が有利なシナリオと不利なシナリオ/「戦場の霧」をめぐる攻防/短
    期戦を阻止できれば日米が有利

    「願望」と「能力」のバランスをとる 195
    膠着状態に持ち込み、米国の戦力集中の時間を稼ぐ/「攻者三倍の法則」──中
    国の三分の一程度の防衛費を維持する

    第7章 統合海洋縦深防衛戦略 200

     中国の「セオリー・オブ・ビクトリー」201
    困難をともなう「渡洋上陸作戦」/弾道・巡航ミサイルで航空優勢を獲得

     日本の「セオリー・オブ・ビクトリー」209
    中国の航空優勢獲得を阻止する/海上制圧と上陸作戦の阻止

     新たな「統合海洋縦深防衛戦略」214
    前提となる三つの戦略的分析/海洋防衛能力の強化──対艦ミサイルによる飽和
    攻撃/対艦ミサイル部隊の残存性を高める


     統合海洋縦深防衛戦略を実現するためのリソース配分 220
    宇宙・サイバー・電磁波能力の強化/対艦ミサイル攻撃能力の強化/航空相殺攻
    撃能力の強化/宇宙・サイバー・電磁波戦能力の強化

    おわりに 230
  • 出版社からのコメント

    200万再生以上のネット配信動画に出演多数!コメンテーターとして鋭い切り口で現代を読む気鋭の軍事研究者、渾身の書き下ろし!!
  • 内容紹介

    TVやネットで見ない日はない、気鋭の軍事評論家。防衛研究所防衛政策研究室長 高橋杉雄 描き下ろし!
    2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻によって、冷戦後の協調的な国際環境は消滅し、大国間の競 争が復活した。
    「現状変更」を図る中国に対して、日本の大戦略は「現状維持」であり、この戦略目的の非対称性に日本の勝機がある。
    ネットアセスメント分析 とシナリオプランニングの手法を用いて導き出された「統合海洋縦深防衛戦略」を初めて明かす!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高橋 杉雄(タカハシ スギオ)
    防衛研究所防衛政策研究室長。1997年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修士課程修了。1997年より防衛研究所。防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務などを経て、2020年より現職。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究
  • 著者について

    高橋 杉雄 (タカハシ スギオ)
    高橋杉雄(たかはし すぎお)
    防衛研究所防衛政策研究室長。1997年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修士課程修了。1997年より防衛研究所。防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務などを経て、2020年より現職。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究。主な著書に『「核の忘却」の終わり:核兵器復権の時代」』(共著、勁草書房、2019年)、『新たなミサイル軍拡競争と日本の安全』(編著、並木書房、2020年)『ウクライナ戦争と激変する国際秩序』(共著、並木書房、2022年)

現代戦略論―大国間競争時代の安全保障 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:並木書房
著者名:高橋 杉雄(著)
発行年月日:2023/01/15
ISBN-10:4890634304
ISBN-13:9784890634309
判型:B6
発売社名:並木書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:234ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:259g
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