南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書]
    • 南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書]

    • ¥3,08093 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003671559

南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書]

価格:¥3,080(税込)
ゴールドポイント:93 ゴールドポイント(3%還元)(¥93相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/02/21
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    君は、誰かと遭遇するか。再会は生き方の確認と言ってもいい、と私は思う。連作小説完結編「ラストショット」を単行本初収録。
  • 目次

    第一部 再会の岸辺へ
     嗤わらっている人がいても仕方がないか
     ひとり静かに唄っていたいものだ
     時には自分の姿を見つめてみよ
     気候も海もやはりちょっとおかしい
     音楽もスポーツもやはりライブだな
     私の才能はかたちになっているか
     人生の黄昏になにを見ていればいい
     男は心の無人島を求めるのだ
     加齢が与える痛みは耐えるしかない
     たるんだ顔の肉を髭で隠す姑息
     旅の空と呟いてただ笑ってみようか
     涙でも嘆息でもない相棒がいるのだ
     安全装置のある人生なんて
     叫びより遠い日々がいつも蘇るのだ
     意表を衝く映画を教えてくれないか
     懐かしさが消えているのも人生か
     大鵬がいて柏戸がいたなあ
     路傍で声をあげていたかもしれない
     昔言った言葉が蘇えると心が疼くよ
     甘くていいだけの人生ではなかった
     壮大で緻密な映画を求めているのだ
     眼でものを言う文化もあるのだよ
     水害の脇を通り抜けてしまった
     昔できたことが忘れられないのだ
     待つだけでいい時だってあるぞ
     されど時計と思った日に買ったの
     いなくてもそばにいるのが友だちだ
     感じた通りが正しいと思えばいい
     やがて人生の黄昏の友になってくれ
     時々思い出す愛しいやつらがいる
     なんでも当たればいいと言うか
     懐かしき友の声が聴こえてきた
     ここにいるのがちょっと違ったのか
     トロ玉の消えて悲しきわが老年
     気がむいて北に流れてみたけれど
     観る方がいいのか出る方がいいのか
     いつか新しいものを見つけてやる
     螺貝は大きい方がいいに違いない
     自然と言っても人の手は必要なのだ
     どんな虫だって命は命と思うけれど
     悲しき男が背を曲げて消えていった
     昔からこわいところがある
     日本人だから日本語を遣おう
     会わないより会う方がいいと思った
     歳月は友情になにを作り出すのか

    第二部 風と海と祈りと
     生きることは殺すことか
     歩き回っても見えないものはあるか
     みんな大らかに生きようぜ
     絶叫してみてなにが見えたか
     あのライブで君に会ったよな
     役作りにはエネルギーが必要だ
     丈夫な歯でも安心しない方がいい
     ちょっとだけ夢を見たいものだ
     もし海が死んだら人はどうなるのだ
     簡単に治ったとは思わない方がいい
     この脳ミソの質が悪いのだろうな
     うまいものはただ通り過ぎる
     璧でないから本物だと信じたい
     現金ゲンナマに手を出すなと言っていいの
     星は心の中にあるものを信じよう
     いなくなったやつが心の中にいる
     いま海を眺めて地球の健康を思う
     好きな作家と会ったことを思い出す
     映画が心を慰める日日は切ない
     美女と冷気とどちらでもいいか
     場所を選んでなにをやれというのか
     いつかおまえと友だちになろう
     なんだってたやすいものが難しい
     十八歳の議員を拒絶してはならない
     アナーキーはエネルギーなのか
     釣った大魚をどう捌けというのだ
     うまかったものの記憶が切ない
     顔のパーツは失ってはならない
     映画に出て自分の姿を知った
     なにかひとつ通じるだけでいい
     揺れる河中に地球の不思議があった
     なにが人に必要か考え続けて走った
     どんなところにもいるのは人なのだ
     風が吹いたら眺めているしかない
     たかが杖でも生きものなのだな
     見ているだけではどうにもならない
     静かに生きて消えていく犬の哀切さ
     いつまでも生きられると思うなよ
     記憶が鮮やかに蘇える夜もある
     自然が一番いいに決まっているぞ
     どこでも音楽は涙とともにある
     人は腰だなと気軽に言わないでくれ
     いつからこんなになってしまった
     鬼だったことがないわけでもないが
     若いから許される日々だったのだ
     眠っても眠らなくても夜は来る
     心を支配するのは機械などではない
     あれかこれかと悩むだけでいいのか
     どこにでも毒はあるとしてもだ
     きのうも会ったと思える人がいる

    [特典小説]
    ラストショット
  • 出版社からのコメント

    二十年ぶりの親友との再会を語った「歳月は友情になにを作り出すのか」など九十九篇のエッセイを収録。
  • 内容紹介

    二十年ぶりの親友との再会を語った「歳月は友情になにを作り出すのか」、タクラマカン砂漠疾走の記「揺れる河中に地球の不思議があった」など九十九篇のエッセイに加え、連作小説完結篇「ラストショット」を収録。「文士北方謙三、好奇心いまだ衰えず、行動力ますます盛んなり。ひたすら驚嘆!」(佐伯泰英氏)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北方 謙三(キタカタ ケンゾウ)
    1947年、佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を受賞。20年旭日小綬章を受章
  • 著者について

    北方 謙三 (キタカタ ケンゾウ)
    北方謙三(きたかた・けんぞう)
    作家。1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞。20年、旭日小綬賞を受賞。『三国志』(全13巻)、『史記 武帝紀』(全7巻)ほか、著書多数。

南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:北方 謙三(著)
発行年月日:2023/02/17
ISBN-10:4000266594
ISBN-13:9784000266598
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:334ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:438g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 南雲を指して(完全版 十字路が見える〈3〉) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!