もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために 増補 (岩波現代文庫) [文庫]
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もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために 増補 (岩波現代文庫) [文庫]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/02/17
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もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために 増補 (岩波現代文庫) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一五〇年にわたり三度訪れるナショナリズムの正体に、我々は向き合わねばならない。その起源が、幕末の尊皇攘夷思想である―新たに「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。」「一八六八年と一九四五」の二篇を収録、批評家・加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。
  • 目次

     「複雑さを厭わずに考える」こと――序に代えて

    Ⅰ 二一世紀日本の歴史感覚

     もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために――丸山眞男と戦後の終わり
      絶望のとき?
      丸山眞男――戦後民主主義の創作者
      手がかりとしての反時代性
      福沢、丸山、大江――忠誠と反逆のつながり
      福沢、丸山、山本――なぜ尊皇攘夷思想か
      尊皇攘夷思想と皇国思想
      大対立、中対立、小対立
      終わりに

     三〇〇年のものさし――二一世紀の日本に必要な「歴史感覚」とは何か
      はじめに
      明治一〇〇年から明治一五〇年へ
      現状――「後退国」
      アジアのなかでの特異さ
      「戦後か明治か」と「戦後も明治も」
      戦後の「むなしさ」
      明治の「浅さ」
      「なかったことにされた」ものの再帰――一八五〇年代と一九三〇年代と二〇一〇年代
      尊皇攘夷思想とは何か
      一八六八年の分断線
      三〇〇年のものさし――尊皇攘夷と現代世界
      最後に――丸山眞男の幻像

    Ⅱ どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。

     どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。――幕末・戦後・現在
      はじめに――演題について
      1 「犬も歩けば、棒にあたる」ということ
      2 間違う思考は、間違いか――吉本隆明さんとのやりとり
      3 「内在」から「関係」への転轍――『日本人の自画像』
      4 現代世界と尊皇攘夷の「変態力」
      5 幕末の攘夷思想と昭和前期の皇国思想
      6 吉本隆明の一九四五年
      7 護憲論の二階建て構造
      8 壁にぶつかる護憲論
      9 憲法九条から日米安保へ

    Ⅲ スロー・ラーナーの呼吸法

     ヒト、人に会う――鶴見俊輔と私
      できごと
      鶴見俊輔、一九七九~一九八〇、モントリオール
      エピソード――道順、受講生たち、話の終え方、話し方
      『北米体験再考』、『私が外人だったころ』
      三〇センチのものさし
      うさんくさいということを、おもしろがる
      人との出会いとはどういう経験か――一人が、一人に出会える
      高さと深さ
      何もいえない、という回答
      犬も歩けば棒にあたる

     書くことと生きること
      書くこととは何か
      ゆっくりやること

     「微力」について――水俣病と私
      微力ということ
      私にとっての水俣病
      言葉とささやき
      『アメリカの影』
      佐藤真監督の『阿賀に生きる』
      ブリューゲルの「十字架を担うキリスト」
      アイリーン・スミスさんの判断
      石牟礼道子さんの『苦海浄土』

    Ⅳ 「破れ目」のなかで

     矛盾と明るさ――文学、このわけのわからないもの
      はじめに
      文学とは何か――お猿の電車について
      文学の力とは何か――ホッブズ、ルソーからドストエフスキーへ
      文学、このわけのわからないもの――『何をなすべきか』vs『地下室の手記』
      文学の答え――「大審問官」の章
      終わりに

     戦争体験と「破れ目」――ヤスパースと日本の平和思想のあいだ
      はじめに
      なぜここにいるのか
      限界状況と敗戦
      ヤスパースと日本の平和思想
      生への決意性と生の偶有性
      『原爆と人間の将来』における「精神的転換」
      形而上的な罪と「破れ目」

     ゾーエーと抵抗――何が終わらず
      何が始まらないか
      死の不可能性
      「ないこと」があること
      「(無限性のなかに)有限がある」と「(有限性のなかに)無限がある」
      しないことができること、することもしないこともできること

     「称名」と応答――素人の感想
      ヤスパースから法然へ
      三つの転回
      「第一八願」と可誤性
      「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」 

    Ⅴ 明治一五〇年の先へ

     上野の想像力

     八月の二人の天皇

     明治一五〇年と「教育勅語」

    Ⅵ 一八六八年と一九四五年

     一八六八年と一九四五年――福沢諭吉の「四年間の沈黙」
      はじめに――再来・反復・忘却
      1 思考枠組と仮定の問い
      2 幕末人、福沢諭吉
      3 単線的と重層性
      4 「四年間の沈黙」
      5 反省の意味
      6 「開鎖など云ふ主義の沙汰」
      7 丸山眞男における幕末と明治
      8 福沢と丸山――一つの岐路
      9 普遍と「公」――福沢、中岡、吉野
      終わりに――置き去りにされたもの

     あとがき――少し長めの

     解説それでも犀のように歩むために………野口良平

     初出一覧
  • 出版社からのコメント

    幕末、戦前、現在と3度訪れる、ナショナリズムの起源に向き合うために。晩年の思索の増補決定版。
  • 内容紹介

    幕末、戦前、そして現在。3度訪れるナショナリズムの正体に、150年の時をへて我々は向き合わねばならない。その起源が幕末の尊皇攘夷思想である――。『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。』「一八六八年と一九四五」を収録、批評家加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。(解説・野口良平)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    加藤 典洋(カトウ ノリヒロ)
    1948‐2019年。文芸評論家、早稲田大学名誉教授。著書に、『言語表現法講義』(岩波書店、1996年、第10回新潮学芸賞)、『敗戦後論』(1997年、ちくま学芸文庫、第9回伊藤整文学賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(2004年、朝日新聞社/講談社、両著で第7回桑原武夫学芸賞)など
  • 著者について

    加藤 典洋 (カトウ ノリヒロ)
    加藤典洋(かとう のりひろ)
    1948-2019年.文芸評論家,早稲田大学名誉教授.著書に,『言語表現法講義』(岩波書店,1996年,第10回新潮学芸賞),『敗戦後論』(1997年,ちくま学芸文庫,第9回伊藤整文学賞),『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(2004年,朝日新聞社/講談社,両著で第7回桑原武夫学芸賞)のほか,『さようなら,ゴジラたち』(2010年),『3.11 死に神に突き飛ばされる』(2011年),『ふたつの講演 戦後思想の射程について』(2013年),『村上春樹は,むずかしい』(2015年),『日の沈む国から』『世界をわからないものに育てること』『言葉の降る日』(2016年),『増補 日本人の自画像』(2017年),『僕が批評家になったわけ』(2020年)(以上,岩波書店)など.

もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために 増補 (岩波現代文庫) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:加藤 典洋(著)
発行年月日:2023/02/15
ISBN-10:4006023499
ISBN-13:9784006023492
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:542ページ
縦:15cm
横:11cm
厚さ:2cm
重量:304g
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