vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 [単行本]
    • vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 [単行本]

    • ¥2,20066 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月29日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003671851

vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 [単行本]

蘆田 裕史(責任編集)水野 大二郎(責任編集)
価格:¥2,200(税込)
ゴールドポイント:66 ゴールドポイント(3%還元)(¥66相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月29日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:その他
販売開始日: 2023/03/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 の 商品概要

  • 目次

    forwards

    特集:ファッションと倫理

    introduction

    interview
    高橋悠介(CFCL)
    海老澤美幸
    佐藤岳詩

    paper
    水上拓哉 なぜファッション研究において技術哲学が重要なのか
    加戸友佳子 傷ついた皮膚でファッションを語るために――「皮膚-環境」試論
    小野里琢久 [ 研究ノート]バイオデザインにおける自然観試論―― 実践スケールと多種存在への着目
    齋木優城 そこに描かれるのは「子どもらしい」少女たちか?―― Romantic ChildからKnowing Childへ

    international perspective
    展覧会紹介
    書籍紹介

    critical essay
    白水高広 地域文化としての服
    赤阪辰太郎 ウェールズ・ボナーという名のファッション・ハウス
    工藤源也 松浦武四郎のヴィンテージ・ファッション――好古、ヴィンテージ趣味と「正統性」の/による構築
    角田千尋 YUIMA NAKAZATOを着ること――これからの衣服の在り方を考える

    afterwords
  • 内容紹介

    21世紀に入って、ファッションビジネスのサイクルはますます加速しています。その原因のひとつに、ファストファッションと呼ばれるビジネスのありかたが挙げられるでしょう。最近ではSHEINというブランドの生産背景が問題含みであることが一般のニュースでも取り上げられたりしていますが、これはなにもSHEINにかぎった話ではなく、さまざまなファストファッションのブランドに対してずっと指摘されてきたことです。

    ファッション業界においては、エコファッションやエシカルファッション、あるいはサステナブルファッションといったさまざまな呼び名のもと、環境への配慮や生産者の労働環境の向上、あるいは動物愛護などの観点の必要性が謳われてきました。しかしながら、新しさへの欲望を喚起するビジネスモデルが変わらない限り、根本的な解決にはならないようにも思われます。

    一方、環境や労働の問題のみならず、文化の盗用やルッキズムといった文化的な問題についてもさまざまな形で議論が起こっています。これらは比較的新しく議論され始めた主題であり、その定義や線引きなど、十分に共通理解が得られているとは言えません。一足飛びに法整備をするようなことはおそらく難しいと思われますが、一定のルールやガイドラインを共有することは必要かもしれません。そこで、今号は「倫理」をテーマとすることによって、これらの問題を考えるためのきっかけを提供できればと考えています。

    今号は、日本のファッションブランドとして初めて「B Corp認証」を取得したCFCLのデザイナー・高橋悠介氏へのインタビュー、ファッション誌の編集者を出自としながらファッションロー専門の弁護士として活動する海老澤美幸氏のインタビュー、整形やドーピングといったいわゆるエンハンスメントについての研究を行っている倫理学者の佐藤岳詩氏のインタビュー、ファッション論と技術哲学の接点を探る水上拓哉氏の論文、環境としての皮膚という観点からこれまでもファッション論で語られてきた皮膚論を更新する加戸友佳子氏の論文、アルトゥーロ・エスコバルを手がかりにバイオファッションの現状を整理する小野里琢久氏の研究ノート、「地域文化商社」という新たなカテゴリーを創出・実践している白水高広氏のエッセイ、デザイナーのルーツと作品を結びつけることに対する問題提起を行う赤阪辰太郎氏のウェールズ・ボナー論に加え、ファッションと倫理の問題をさまざまな観点から考えることのできる書籍紹介・展覧会紹介を掲載しています。それに加えて、齋木優城氏、工藤源也氏、角田千尋氏による公募の論文と批評も特集テーマに呼応しています。

    これまでの号と同様、特集テーマに対しての間接的なアプローチに見えるかもしれませんが、そこかしこに「倫理」について考える種が散りばめられているはずです。

    (introductionより)

    図書館選書
    創刊11周年を迎えたファッションの批評誌『vanitas』の最新号は「倫理」を特集。環境や労働問題はもとより、文化の盗用、ルッキズムといったテーマをめぐる専門家へのインタビュー、論文・批評により最新の知見を提…
  • 著者について

    蘆田 裕史 (アシダ ヒロシ)
    1978年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーターなどを経て、現在、京都精華大学デザイン学部准教授、副学長。専門はファッション論。著書に『言葉と衣服』(アダチプレス、2021年)、『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ――私と社会と衣服の関係』(共編著、フィルムアート社、2022年)、訳書にアニェス・ロカモラ&アネケ・スメリク編『ファッションと哲学――16人の思想家から学ぶファッション論入門』(監訳、フィルムアート社、2018年)などがある。本と服の店「コトバトフク」の運営メンバーも務める。

    水野 大二郎 (ミズノ ダイジロウ)
    1979年生まれ。英国王立ロイヤルカレッジオブアート・ファッションデザイン博士課程後期修了。芸術博士(ファッションデザイン)。慶應義塾大学環境情報学部准教授を経て、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab教授、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授。専門はデザイン学。共著に『クリティカルデザインとはなにか』(BNN新社、2019年)、『サーキュラーデザイン――持続可能な社会をつくる製品・サービス・ビジネス』(学芸出版社、2022年)、『サステナブル・ファッション――ありうるかもしれない未来』(学芸出版社、2022年)などがある。社会とデザインを架橋する実践的研究に従事している。

vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 の商品スペック

商品仕様
出版社名:アダチプレス ※出版地:京都
著者名:蘆田 裕史(責任編集)/水野 大二郎(責任編集)
発行年月日:2023/03/20
ISBN-10:4908251169
ISBN-13:9784908251160
判型:46変形
発売社名:アダチプレス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:176ページ
縦:19cm
横:12cm
厚さ:1cm
重量:210g
他のその他の書籍を探す

    その他 vanitas〈No.008〉特集:ファッションと倫理 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!