知財とパブリック・ドメイン〈第2巻〉著作権法篇 [単行本]
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知財とパブリック・ドメイン〈第2巻〉著作権法篇 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2023/02/21
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知財とパブリック・ドメイン〈第2巻〉著作権法篇 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    パブリック・ドメインの醸成と確保こそが、知的財産権の究極の目的である。従来、知的財産権の及ばない領域にあるものとして、ともすれば知的財産権に対立するものと考えられることの多かった「パブリック・ドメイン」。しかし、それは、知的財産の創作を促すために不可欠のものであり、その醸成と利用の確保こそが、知的財産権の究極の目的なのではないだろうか。本書では、そのような視点から、全3巻を通して各法を横断的に分析し、真の意味での産業や文化の発展に資する知的財産制度の構築を目指す。第2巻では、著作権法を扱う。
  • 目次

    第1部 総論

    第1章 文化創出におけるパブリックドメインの役割──オープンソースソフトウェアとマッシュアップの事例[ブラニスラヴ・ハズハ(翻訳:津幡笑)]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 著作権法に関する伝統的な見解の限界
     Ⅲ オープンな生産形態とプロプライエタリな生産形態
     Ⅳ 結論

    第2章 著作権法による自由[上野達弘]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 3つの最高裁判決
     Ⅲ 考 察
     Ⅳ おわりに

    第3章 フランスにおける著作権と表現の自由の「公正なバランス」の探求──Klasen事件・カルメル派修道女の対話事件を中心に[比良友佳理]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 従来の判例
     Ⅲ Klasen対Malka事件破毀院判決(2015年5月15日)
     Ⅳ カルメル派修道女の対話事件破毀院判決(2017年6月22日)
     Ⅴ Klasen事件差戻控訴院判決(2018年3月16日ヴェルサイユ控訴院)
     Ⅵ カルメル派修道女の対話差戻控訴院判決(2018年11月30日ヴェルサイユ控訴院)
     Ⅶ おわりに

    第4章 ダウンロード違法化拡大になぜ反対しなければならなかったのか?──インターネット時代の著作権法における寛容的利用の意義[田村善之]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 改正の経緯
     Ⅲ なぜ反対しなければならなかったのか?
     Ⅳ 改正法の解釈上の課題

    第2部 著作物性

    第5章 著作権法上のアイデアに関する一考察──アイデア・表現二分論におけるアイデア二分論の試み[金子敏哉]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ アイデア・表現二分論を巡る議論状況
     Ⅲ アイデア・表現二分論におけるアイデア二分論
     Ⅳ おわりに

    第6章 香りと味の標章性・著作物性再考──欧州の判決例等を手がかりに[駒田泰土]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 香り・味の標章性
     Ⅲ 味の著作物性
     Ⅳ 考察
     Ⅴ おわりに

    第3部 著作権の保護範囲

    第7章 著作権の保護範囲[田村善之]
     Ⅰ 序
     Ⅱ 類似性要件の位置付け
     Ⅲ 類似性の判断基準
     Ⅳ 類似性要件の判断手法

    第4部 著作権の制限

    第8章 柔軟な権利制限規定の設計思想と著作権者の利益の意義[前田 健]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 柔軟な権利制限規定にみる「著作権者の利益」
     Ⅲ 「柔軟な権利制限規定」の柔軟性
     Ⅳ 条文の解釈
     Ⅴ おわりに

    第9章 著作権の制限規定の立法をめぐる今後の課題──2018年・2021年著作権法改正を踏まえて[村井麻衣子]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 2018年・2021年著作権法改正
     Ⅲ 著作権の制限規定の改正をめぐる傾向と今後の課題
     Ⅳ おわりに

    第10章 権利制限規定・法定許諾による著作物の利用と対価の還流──英豪両国の著作権法を手がかりに[小嶋崇弘]
     Ⅰ 問題の所在
     Ⅱ 英国著作権法におけるライセンス優先型権利制限規定
     Ⅲ オーストラリア著作権法における法定許諾
     Ⅳ 若干の検討

    第11章 著作権法における補償金スキームによる利益配分モデルの補完[孫 友容]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 著作権法における補償金制度
     Ⅲ 補償金スキームのメカニズム
     Ⅳ 補償金スキームの役割と課題
     Ⅴ おわりに

    第12章 美術鑑定書判決以降における引用の裁判例に関する総合的研究[平澤卓人]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 裁判例の判断枠組みによる分類と集計
     Ⅲ 32条1項の適用を否定する要件毎の集計
     Ⅳ 「目的上正当な範囲内」要件の考慮要素
     Ⅴ 「公正な慣行に合致」の要件について
     Ⅵ 総合考慮説について
     Ⅶ 新二要件説について
     Ⅷ 各要件の判断方法についての検討
     Ⅸ おわりに

    第13章 Google v. Oracle事件合衆国最高裁判決──Java APIを実現するプログラムのフェア・ユースについて[奥邨弘司]
     Ⅰ 事案の概要
     Ⅱ 判旨
     Ⅲ 検討

    第14章 欧州におけるデジタル消尽の行方──Tom Kabinet事件CJEU判決を踏まえて[奥邨弘司]
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 検討の前提
     Ⅲ Tom Kabinet事件
     Ⅳ まとめにかえて

    第15章 著作権,パロディ,パブリック・ドメイン──ドイツ及び日本著作権法に対する文化的影響の検討[クリストフ・ラーデマッハ(翻訳:森綾香)]
     Ⅰ 背景──パロディとは何か?
     Ⅱ ドイツ著作権法におけるパロディ(2016年以前)
     Ⅲ 「欧州的」なパロディの例外
     Ⅳ 日本法におけるパロディ
     Ⅴ 比較考察

    索引
    初出一覧
    執筆者・翻訳者紹介
  • 内容紹介

    パブリック・ドメインの醸成と確保という視点から、新たな時代に対応できる柔軟な知的財産法の構築を目指す意欲的研究書

    知的財産法の世界では、近年のめざましい技術の進歩を背景として、パブリック・ドメインとの境界線上における紛争が多発している。本書では、従来あまり重視されてこなかったパブリック・ドメインを中心に据えて、創作の奨励や産業・文化の発展のため、いかにしてパブリック・ドメインを豊かにし、その利用を確保するのかという観点から、各種の知的財産法の構築を目指す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田村 善之(タムラ ヨシユキ)
    東京大学大学院法学政治学研究科教授、北海道大学名誉教授。専門は知的財産法
  • 著者について

    田村 善之 (タムラ ヨシユキ)
    田村 善之(たむら よしゆき)
    東京大学大学院法学政治学研究科教授,北海道大学名誉教授.専門は知的財産法.主要著作に,『知的財産法〔第5版〕』(有斐閣,2010年),『ライブ講義知的財産法』(弘文堂,2012年),『知財の理論』(有斐閣,2019年)など.

知財とパブリック・ドメイン〈第2巻〉著作権法篇 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:田村 善之(編著)
発行年月日:2023/02/20
ISBN-10:4326404159
ISBN-13:9784326404155
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:416ページ
縦:21cm
その他:著作権法篇
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