"猫"の社会学―猫から見る日本の近世~現代 [単行本]
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"猫"の社会学―猫から見る日本の近世~現代 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2023/02/21
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"猫"の社会学―猫から見る日本の近世~現代 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    招き猫、化け猫、猫島、猫聖地…猫という存在は、なぜこれほどまでに私たちの関心を引きつけるのだろう?人間たちはいかに猫を人間社会の外部に位置づけながら、そのイメージを構成してきたのか。江戸期の猫ブームから現代のキャット・ミームまでの“猫イメージ”を紐解きながら、日本社会の変動と猫たちの歴史との交差を読み解く。社会学的「猫」の書、登場!
  • 目次


     1 〈猫〉は精霊である
     2 本書の構成

    第一章 〈猫〉の誕生
     1 はじめに
     2 カワイイ猫前史
     3 平安期における猫
     4 禅宗と猫
     5 怪しい猫
     6 なぜ江戸期に猫は庶民化したか──公共財化した猫

    第二章 江戸の〈猫〉──消費社会と〈猫〉のメディア化
     1 はじめに──都市における人間と動物の共生
     2 江戸開府と猫たち
     3 メディア化する〈猫〉
     4 メディア産業の発展と猫ブーム──浮世絵の展開
     5 〈猫〉への想いと猫塚
     6 遊女たちと猫たちのもう一つの顔
     7 おわりに

    第三章 養蚕神としての〈猫〉──農村部の発展と〈子ども〉の誕生
     1 在村技術の発展──養蚕神としての猫
     2 生糸生産の発展
     3 「子どもの誕生」と猫
     4 子どもの教育
     5 おわりに

    第四章 招き猫の流行
     1 はじめに
     2 「招き猫」の誕生
     3 招き猫と稲荷狐
     4 なぜ江戸期に狐は猫に化けたか──脱宗教化と社会不安
     5 招き猫の登場と社会の変化
     6 おわりに

    第五章 化け猫の襲来
     1 はじめに
     2 踊る化け猫たち──戸塚踊場の猫伝説
     3 記録された化け猫説話
     4 歌舞伎の中の猫
     5 猫のクロスメディア戦略
     6 化け猫と「猫じゃ猫じゃ」
     7 化け猫騒動の物語構造──化け猫と招き猫
     8 人間が猫に化けたのか、猫が人間に化けたのか
     9 猫絵の社会背景
     10 集団的流行と「世直し」願望
     11 化け猫=招き猫と「世直し」願望
     12 おわりに

    第六章 〈猫〉伝説と動物信仰──猫の迷宮
     1 はじめに
     2 稲荷は狐なのか?──猫-狐-蛇の三者関係
     3 猫説話と始原神話
     4 おわりに──〈猫〉ブームを巡る風説は古い起源をもっていた

    第七章 都市における猫伝説の場所性
     1 猫の聖地
     2 浅草寺今戸周辺の〈場所〉を検証する
     3 豪徳寺招き猫の〈場所〉を探検する
     4 自性院周辺を探索する
     5 有馬猫騒動の〈場所〉を探索する
     6 東京の〈猫聖地〉の意味すること
     7 まだそこにある謎──なぜ猫は「ネコ」なのか、なぜ「ネコ」は「タマ」なのか?

    第八章 〈猫聖地〉の〈地政学〉的考察──山の道と海の道そして根の国
     1 はじめに
     2 阿武隈川に沿って
     3 〈猫聖地〉と養蚕業
     4 塩の道と川の道
     5 猫の道と地方権力──古墳と山城
     6 おわりに──〈猫聖地〉と古代権力

    第九章 猫ヶ岳と根の国、猫島とニライカナイ
     1 石神と蛇/狐/猫
     2 「根の国」への眼差し
     3 猫島と海の道
     4 〈猫島〉の謎
     5 沖縄と猫の神
     6 おわりに──埋め込まれた過去と現在

    第十章 近代日本と〈猫〉
     1 猫とともに準備された日本の「近代」
     2 養蚕から繊維産業へ
     3 文化輸出と猫
     4 近代化の過程に現れる猫たち──日本と欧米の葛藤
     5 再び現れた「化け猫」──映画の時代に
     6 その後の〈猫〉たち

    結 び

    あとがき
    挿図出典
    参考文献
    索  引
  • 内容紹介

    〈猫〉は精霊である。人間たちはいかに猫を人間社会の外部に位置づけながら、そのイメージを構成してきたのか?社会学的「猫」の書。

    猫という存在は、なぜこれほどまでに人びとの関心をひくのだろう? 招き猫、化け猫、猫島、猫聖地…近世から現代に至るまで、〈猫〉は人間社会の外部からその営みを相対化する媒介であった。本書は江戸期の猫ブームから現代のキャット・ミームまで、〈猫イメージ〉を紐解きつつ、日本社会の変動と猫たちの歴史との交差を読み解く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    遠藤 薫(エンドウ カオル)
    学習院大学法学部教授。東京大学教養学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修了、博士(学術)
  • 著者について

    遠藤 薫 (エンドウ カオル)
    遠藤 薫(えんどう かおる)

    学習院大学名誉教授。東京大学教養学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修了、博士(学術)。主な著書に、『災禍の時代の社会学』(編著、東京大学出版会、2023年)、『〈猫〉の社会学』(単著、勁草書房、2023年)、『戦中・戦後日本の〈国家意識〉とアジア』(編著、勁草書房、2021年)、『日本近代における〈国家意識〉形成の諸問題とアジア』(編著、勁草書房、2019年)、『ソーシャルメディアと公共性』(編著、東京大学出版会、2018年)、『社会理論の再興』(編著、ミネルヴァ書房、2016年)ほか。

"猫"の社会学―猫から見る日本の近世~現代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:遠藤 薫(著)
発行年月日:2023/02/20
ISBN-10:4326654406
ISBN-13:9784326654406
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:318ページ
縦:19cm
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